FC2ブログ

記事一覧

「ぼくは勉強が好きだ」~やがてクラスメートたちは引き込まれていく

GW中にいろいろと悪口を書いていたら、夜中に黒猫が庭にオシッコをするようになった。
というわけで黒猫封じのために、今日は褒める内容を書きます。

YouTubeで「ヒカキンおもしれー」なんて言いながら、カチャカチャといろいろな動画を漁っていたら、早稲田アカデミーのCMを見つけた。
CMというのはとかくつまらないもので、もっと言うなら塾のCMなんてかなりつまらないもので、いつもならすぐに他に移って「syamuおもしれー」となるはずだったが、サムネがなかなかいい感じだったのでちょっと見てみたら、案外にいい動画が2つあった。

●「へんな生き物」編 90秒
2部構成になっている。
ほぼ同じエピソードを別の視点から見ることによって、その行動の意味がまるっきり変わってくるという妙味を活かしている。

●「ぼくの好きなこと」編 60秒
中学2年生の男の子が、「ぼくの好きなこと」という作文をクラスで朗読する、ただそれだけの動画。
まず「ぼくは勉強が好きだ」という導入、そしてクラスに広がる笑い声、朗読は続き、所々でやはりクラスメートの笑い声が入るが、やがてみんな(先生も)、この少年の作文の朗読に引き込まれていく。

2つとも素晴らしい。これを見たからと言って早稲アカに行こうとは思わないかもしれないが、「ああ、こういう教育っていいな」という気持ちにさせる。
早稲アカとしてはそういう気持ちになってくれれば成功、ということなのかもしれない。
2つともディレクション・演出がキレッキレッなので、腕のある人が携わっているのかもしれない。

え?悪口がないとつまらないって?
仕方がないあなあ。じゃあ、ひとつだけ。
芦田愛菜主演の動画も上がっているが、こっちは今一つ。
言いたいことが映像に溶けていない。芦田愛菜ありきで作ったのかな。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



コメント

No title

見ました。とても良かったです。
走れメロス編というのもあったので見たのですが、
泣きました。
本気になれないなれるものが見つからない者にとって、憧れと悔しさと何だろう
祝福?思い出させてくれましたね。まったく。

No title

「へんな生き物」編 

あ〜 これは見事なもんです。
伏線を張って全て回収している。
叙述トリックの名作と言っていいでしょう。

すごい。

北村薫さんのエッセイで「謎物語」というのがあるんですが、JGさんはご存知でしょうか。
その中で 作曲家の服部公一さんのエッセイを「叙述トリックの名作」と紹介しています。それを思い出しました。未読でしたら後ほど抜粋します。

No title

 知人に見せたら、知人はもう子供が大きいのであまり感動しなかったようです。

 で、知人が好きな動画が YKK AP 「赤ちゃんと猫」だそうで
YKK AP 赤ちゃんと猫

 で検索すれば動画が見られます。
 私は それほど猫好きじゃないので こちらはあまり感動しなかった・・・

やっぱり感動って属性によるんですね

「謎物語」という玉手箱

> その中で 作曲家の服部公一さんのエッセイを「叙述トリックの名作」と紹介しています。

パイロットの話ですよね。あれは伏線の回収の瞬間に、奈落に落ちるような喪失感があります。

俺は小学生の詩「五足の上ぐつ」が無残にも殺された様子にあきれ果てました。
なんというか、まあ、馬鹿なことをしてくれたなあ、というのが、一番素直な気持ちです。

No title

「五足の上ぐつ」

 記憶になかったので今 読み直して見ました。
 これ、いい詩 ですね。

 多分、最初に読んだ時は 私が親ではなかったので何も感じなかったのでしょう。今読むと 泣ける。  これほどわかりやすくていい詩は滅多にない。

(で、この素晴らしい詩が 教科書に載るときには改竄される、という話です)

 しかしJGさんはミステリ知識が豊富ですね。
 アマチュアではない感じもしますが(書評家とか)、プロの書評家が飯のタネである書評をネットに載せるはずがないからそれはないか。

 でも 「このミステリがすごい」とかの投票に参加していそう。
(このミステリがすごい は、書評家、大学などのミステリサークル、各界のミステリマニアに依頼して点数をつけてもらい、年間の順位を決めている)

五足の上ぐつ

未読の方のために「五足の上ぐつ」を全文引用します。(まあ このくらいなら怒られない?でしょう)
泣ける。
***********

さんかん日に
おかあちゃんがきて
帰るとき、
ぼくのげたばこをあけたとたん、
「ひゃー、上ぐつ、いっぱいあるやん。すててしまい。」
と、いうたやろ。

ぼくは、それいわれるのん、ひやひやしてたんやで。
なんでかと、いうたら、
二年からの、上ぐつ、げたばこに、ためてんねん。

ぼくの思いでが、いっぱいある上ぐつやし、もったいない。
奈良先生にも、いわれたんやけど
すてへんかった上ぐつやねん。

いちばんぼろぼろのは
三カ所ほど、でかいあながあいているけど、
およめにいった
千賀先生とも、遊んだくつや。
運動場も走ったし
雪の上もふんだし
くつふみもしたし
勉強もしたし
ぼくのシンボルや。

今のくつも、もうあかんようになったけど、
運動会の日まではいてやったし
また
ためとくねん。
そやし
「すててしまい。」と、いわんといてや。

No title

これ 改めて見ていると解釈もいろいろできますね。
もちろん うわぐつ の話とも取れますが、

ぼくは およめに行った千賀先生が大好きだった。
だから千賀先生の思い出が詰まった靴が捨てられない。 その照れ隠しにそのあとも靴をとってある。という話かも。

息遣いが詩の心

> ぼくは およめに行った千賀先生が大好きだった。
> だから千賀先生の思い出が詰まった靴が捨てられない。 その照れ隠しにそのあとも靴をとってある。という話かも。

「照れ隠し」というのはいいですね。

男の子が不貞腐れながらも必死に抗議している、その息遣いがこの詩の生命線です。
その必死さの裏側に「照れ隠し」があるなら、ますますこの男の子の話ぶりが身近に感じられます。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

最新コメント

最新コメント