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「制服・私服」問題の、部外者が気付かなかった盲点

先日次のようなニュースをwebで読んだ。

教師と子どもの間のルールとは~「制服・私服」選択制導入の署名活動で感じたこと~
https://news.yahoo.co.jp/byline/jinnaiakira/20210214-00222470/

神内聡氏(スクールロイヤー・兵庫教育大学大学院准教授)による記事ニュースである。
神内氏はこの中で、「制服が臨機応変な事情に対応しにくいという機能的な問題」があるとして、新型コロナウイルス対応の中で毎日洗濯できる私服の良さを挙げている。

確かにこれは重大事だと思う。
部外者である俺には、その点での「気づき」がなかった。
学期の間まったく洗濯されない制服は、衛生の観点でいえば「大戦犯」であろう。
(※学期どころか、1年洗濯しないケースも。いや、1年で済むのか……?)

と、こうしたことを書きながら、神内氏は次のような2つの違和感も記す。

①私服が選択できるようになったからといってルールや指導が不要になるわけではない
②署名活動の呼びかけ賛同人のほとんどの方々が現職教員ではなく、教員経験もない


まず、①から。
私服になったからと言って、教師と子どもの「教える―教わる」関係で必要な最低限の礼儀のルールが存在しているから。
神内氏の言葉を書きぬくと、次のようになる。(改行は俺)

私服だからといって何を着てもいいわけではなく、だらしない服装で授業を受けることまで認められるわけではないからです。
また、子どもたちの集団心理は大人以上に同調圧力が強いので、華美で高価な私服が流行した場合に嫌悪感や疎外感を感じてしまう子どもが出てくるかもしれません。
そのため、学校は私服であっても一定の指導をする必要があるでしょう。
そうすると、結局、私服であっても「中学生らしい・高校生らしい」「必要以上に華美でないもの」といった、これまでの校則とほとんど変わらない曖昧なルールが引き続き必要であり、私服であっても教師がTPOを指導する負担は減るわけではないと思います。

言いたいことはわかる。
ひと言でいえば、「なんか面倒なことが起きる可能性があるから、やりたくない」。

そもそも私服の学校なんか幾らでもあるんだから、そういう学校に「どんな問題が起きたか?」「どんな対応をしたか?」「どんなことで困っているのか?」「どんな良いことがあったか?」ぐらいは訊けばいいのに。
それすらしないで「華美で高価な私服が流行した場合に嫌悪感や疎外感を感じてしまう子どもが出てくるかもしれません」などと想像を書いて、挙句、「私服であっても教師がTPOを指導する負担は減るわけではないと思います」。

だから何だ?
私服にしたらどんなことが起きるか、知らないんだろ?
子どもたちの影響のことなんか一つも調べないのに、そのくせ教師側の負担だけは一丁前に気にするんだな。

で、続いて②。
「署名活動の呼びかけ賛同人のほとんどの方々が現職教員ではなく、教員経験もない」とはいうものの、「今回の署名活動を呼びかけたのは現職の高校の先生」なのだから、一体何が言いたいのかわからない。
もし賛同人のほとんどが現職教員ならば、呼びかけ人も現職教員、賛同人も現職教員となって、「社会的に広がってない運動」ということになる。
その方がいいのか?

いいんだろうな。
だって、

「制服を着ているとダサいと思われる」「流行っている私服を着ないと輪に入れてもらえない」といったいじめにつながる可能性があります。
誰かに引っ張られやすかったり、廊下で滑りやすい私服を選んで事故が生じる可能性もあります。

こんなことを書いて、次のように結ぶ人なんだもの。

そうしたトラブルが生じた場合に責任を追及されるのは、現場にいない方々ではなく、日常で子どもたちと接している現場の教師なのです。


出てくるのは自己保身ばかりである。
イジメが起きやすいというなら、なおさら取材してくれよ。
取材なんて大袈裟なことじゃなくてもいい。私服の学校に訊くだけでいいんだよ。
それで「出来る」と考えるなら賛成すればいいし、「出来ない」と思ったなら反対すればいい。

但し、「出来ない」と思ったんなら、それはそれでしょうがないことだが、恥だと思ってくれ。
未曽有の疫病大流行に際して、「廊下で滑りやすい」から程度の意識で衛生面での大アドバンテージを捨ててしまう。
何故なら、「責任持てないから」。
(出来てる学校もたくさんあるのに)
その判断の流れは、責任を持つべき人間にとって恥だと、部外者たる俺には思える。

君たちが守るべきなのは、子どもたちより自分の世間体だというなら、この話はこれで終わりだ。
その代わり、二度と「子どもたちのために」なんて口にするな。

最後に、女子学院が制服を廃止したときの当時の院長・大島孝一が保護者に伝えた言葉を記しておくか。
前に一度書いたが、再掲だ。

(制服が廃止されて)人によっては思い切って派手な服装をしてくることもあるかも知れません。そしてある種の流行になるという心配もあります。
しかし、そのような浮いた空気があるとすれば、すでに女子学院の教育に何か大きな欠陥があることを示すにすぎません。
そのときは、服装よりも教育のありかたそのものを反省すべきであって、またそれに耐えられなくなって服装にうき身をやつす生徒の弱さは、別に解決すべきだとおもいます。



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コメント

埴輪VSスラックス

 最近、ブレザーにスラックスを組み合わせる女の子を見かけるようになった。スッキリとしていて普通に可愛い。スカートの下にジャージをはくよりずっとお洒落だ。
 女子の制服は複数パターン用意して自由に選べるようにすれば良いのではないかとと思う。男子はブレザーだと着こなしがだらしなくなりがちだから学ランの方が無難だと思うが・・・制服リサイクルバーゲンの開催を増やして、リーズナブルに調達できるようなシステムを作れば、1年間クリーニングに出さないなんて事もなくなるのではないかと思う。
 共和国だと私立でも、オトーさんには安い服を着せたりするケド、さすがに母と娘はそこそこ良い服を着るから、制服廃止になんかなったらお金がかかってしょうがない。ぶちぶち・・・

今時の制服は洗濯機で洗えるから、毎日は無理でも週一くらいは洗っていると思いますよ。

洗濯のため、ということだと、公立中の場合、体操服登校にしたところが多いようです。これなら洗濯問題もなく、余計な指導も発生しないからですかね?

女子用スラックスはLGBT対応とコロナの換気対策で一気に普及したように思います。スラックス追加自体は歓迎なのですが、それでも私服じゃなくて制服、という意志も感じました。

私服育ちの人間としては、面倒だから私服でいいじゃん、と思っちゃうのですが、私服校は嫌という子もいるそうなので、先生も生徒も制服が好きで利害が一致しているのかもしれませんね。(ただし、生徒側は禁止事項が多いのはイヤ)

No title

 制服とか校則って色々問題があるけど、やっぱり「常識的な」 判断が学校側に求められると思う。
 例えば、アホ息子の公立では、コロナで窓を開けて授業している。寒い。
でも生徒は「授業中に上着を着てはいけない」んだそうな。 そう言いつつ先生は寒いとウインドブレーカーなどを羽織って授業しているとか。

 寒さ暑さ、というのは体感で個人差がある。寒ければ着るのが「常識」で着るなというのは「非常識」だと思うのだが、そういう判断すらできないらしい。

 きっと、上着を着ると あんな不都合がありこんな不正がありこんな事故が考えられる、って並べ立てるんだろうニャ。
 寒いと風邪をひくリスクがある、ってことが想像できないらしい。

女っつーのは

>私服育ちの人間としては、面倒だから私服でいいじゃん、と思っちゃうのですが

→Richだなぁ・・・てか、もしかして母娘の服の値段知らない?!中高生に人気のpom ponette junior(ナルミヤ)とか上下揃えたら2万円超。冬物だったら3万超えるんじゃないかなぁ。母なんて下着だけでも1万超ですよ~ww
 でもってオソロシイ事に、女の子は友達とショッピングとかお洒落なカフェとか行きます。公立の子ならマックだけど私立の子はスタバで普通にフラペチーノとかオーダーしちゃいます。 
 愚息君が中学生の時に「女の子は平気でデパート入って行って1万とか使っちゃうから怖い」と言っていました(苦笑)

理不尽な下着

>でも生徒は「授業中に上着を着てはいけない」んだそうな。

ダハハハハ、理不尽な世界ですなあwwwww


>中高生に人気のpom ponette junior(ナルミヤ)とか上下揃えたら2万円超。冬物だったら3万超えるんじゃないかなぁ。母なんて下着だけでも1万超ですよ~ww

お金持ちには経済を動かしてもらいましょう。

> 中高生に人気のpom ponette junior(ナルミヤ)とか上下揃えたら2万円超。冬物だったら3万超えるんじゃないかなぁ。

2万とか3万とか、制服が買えそうな値段ですね。

出身校では日常のことなので気合(お金?)が持たないからか、着古したTシャツ&ジーパンなどの子が多く、オシャレな子は少なかったような気がします。私も母のお下がりが少し増えた程度で新しい服はほとんど買いませんでした。だから、もし学校が私服化したとしても服飾費はそんなに変わらないと思っているのですが…甘いかもしれません。

blanca様

>もし学校が私服化したとしても服飾費はそんなに変わらないと思っているのですが

・年齢の差でしょうかねぇww
Seventeenやnon・noにはリーズナブルで可愛い服が溢れていますが・・・品質面でどうなの?と思ってしまうのです。
  
・学校にもよるでしょうし・・・
お友達からおやつにもらってくるお菓子が帝国ホテルやアンリ・シャルパンティエの焼き菓子、GODIVAのチョコ、どこぞやのパティスリーのマカロンとかですから・・・明らかにスーパーではなくデパートで買い物しているカンジなのです。

 男性はファッションブランドとか気にしない方が多いけれど、女性の場合はランチや茶話会等のお付き合いもありますから、身支度にもそこそこお金をかけざる得ないと思っています。

No title

  ネット見てたら「ウッセーわ」が不快、という記事があった。
ははは。  まあどーだってええじゃん。
 アホ息子も毎日大合唱している。 歌詞はどーでもええが大声で歌うので「うるさい」と言うとすぐ従う。可愛いもんだ。

 ところでこの歌、反抗期の中高生の歌だと思っていたら、歌詞をよく読むと違うのね。 OLの歌なんだ。 多分 アホ息子は意味がわからず歌っていると思う。

※オラ、 チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」の アンサーソングだと思っていた。 「親の世代の反抗はそうだったらしいけど、私の世代はこうよ」と言う歌だ。 歌詞見たら全然違った。 失礼。

私もしばらく前に『うっせーわ』を聴いて、一日二日くらい頭の中をその曲が流れていましたが、いつのまにか消えてしまいました。

人を不快にさせる作品が、もし一時の流行で終わらずに、時代を超えて人を不快にさせる力を持ち続けるならば、その作品はいつか名作と呼ばれ、古典となる資格を得るかもしれません。

太宰の小説は、好きな人は熱狂的ファンになり、嫌いな人は徹底的にこき下ろすといった具合に、好悪がはっきりと分かれるといいますが、これだけの長い間、また多くの人に嫌悪の情を抱かせ続けるというのは、作品が読み手のエスを揺さぶり掻き乱す何かを持っているからなのでしょうね。
(わたしといえば、読んだはずの『人間失格』の中身も忘れてしまいましたが・・・)

No title

 先日、友人と話をしていた。 オラが「アホ息子が根拠のない自信があって困る」と言ったら・・・
「根拠のない自信」 ってのは実は素晴らしいこと、らしい。

 人間って自己肯定感がないと生きていけない。たとえ日本で 2番目に頭のいい人でも「自分は一番ではない」と否定的に考えたら生きていけない。

 根拠のない自信、大いに結構。 なんだってないよりある方がいいんだそうな。

 なるほど。そうかもしれん。   世の中には自己肯定感が低くて困る人がたくさんいるらしい。 根拠があろうがなかろうが、なんだっていい。 自分は天才だ、と思った奴が勝ちらしい。   ふむ。

見るまえに跳べ

人生という長い賭場では、踏み出せない奴よりも、踏み出すばかりの奴の方が、トータルではリターンが大きいんですよ。

だって失敗したって、退場する必要ないんですから。

アパレル商品とファッション

 みんなさぁ~値段とかブランドに騙されてんだよ。ポケットとかファスナー部分、袖口なんかの縫製よく見てごらんよ。WORKMANが一番しっかりしてるんだよ。大きくて深いポケットはファスナーやホックが付いてて内ポケットも含めるとおおむね4つ以上ある。材質も生地の組み合わせもいいし、アウターには反射材のマークが入ってる。伸縮性&撥水性のあるジーンズや防水仕様、ヒーター入りの衣類もある。夏物は背中やサイドにメッシュ生地を縫いこんであるしね(コレ縫いにくくて手間がかかる)高くても3800円くらいだからバンバン着潰せる。
 共和国男子ならWORKMAN一択でも良いくらいだ。
 だけど女子はねぇ~やっぱ見た目が良いと得する事が多いし・・・トールコーディネートするとお金がかかる。

No title

JGさんの取り上げる話題は
ほっとでおもしろいですね。
過去分遡って読んでます(^^)

>学期の間まったく洗濯されない制服は、衛生の観点でいえば「大戦犯」

「制服=洗わなくていい」って感じ、あるあるです。
愚息の制服・・・
ウイルス・雑菌の温床となり
教室の中の大戦犯なのは間違いないと思う。

制服と言えば、
*ウイン様の制服、
伝統を通り超えコメントがだしずらい域にございますが
*ウイン様をおつくりになられた
OG方の母校の制服もなかなかじゃあーりませんか
私的には「チャンピョンベルト」が制服NO1です。

今の時代にこれあり?!と驚愕です

別スレのコメントの「女子・袴問題」の根っこ
意外とここにあるのかも・・・

制服と学校の闇「袴と学ラン」に
衛生観点の「コロナ」加わる

おもしろい視点かも(^^)

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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