FC2ブログ

記事一覧

どの口が「自主性を育てる」なんて言ってるんだ?

ハルビンカフェさんから『星野君の二塁打』に関して、下記のような疑義がなされましたので、ちょっと解説します。

【疑義】
1.現実問題として「バントをしようとしていて 打ちやすい球が来たから打つ」って可能なんでしょうか?
2.そもそも「バントなんかしたくないなあ。いいや無視してやれ」と思っていたんでは?

【解説】
まず「1」ですが、これはバスターのちょっと高度な打法ですね。
できないことはありませんが、中学高校あたりではかなり難しいです。

続いて「2」ですが、原文を当たると明白なのですが、星野君はバントする気ありません。
バントのサインに対して、直接監督に「打たせてくれ」と直訴しています。
星野君の設定は3番打者で「星野はがんらいよわい打者ではなかつた。あたればそうとうなおお物をかつ飛ばす方だつた。」とのことですが、今日の試合に限っては「四球が一つ、三振が二つという不景氣な成績だ」。
こういう状況で「バントのサイン」→「打たせてくれと直訴」→「却下」→「サイン無視」→「二塁打を打つ」なわけですから、星野君はなかなかのファイターであり、また管理型の監督にしてみたら「やっかいな選手」であることは間違いなさそうです。

ところでさ、
教科書「上の指示に刃向かうな」
社会「自分で考えて動け」

というのは、なかなかキツイな。どっちかにしてくれないか。

それとな、自主性を育てたいなら、自分にとって都合のいい自主性だけ育てようとするなよ。
そういうのは自主性とは言わないから。
とはいえ、文科省の方も、道徳を教える先生も、俺のブログなんか読まないか。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



コメント

No title

>教科書「上の指示に刃向かうな」
社会「自分で考えて動け」
というのは、なかなかキツイな。どっちかにしてくれないか。それとな、自主性を育てたいなら、自分にとって都合のいい自主性だけ育てようとするなよ。そういうのは自主性とは言わないから。

強く共感できます。教育の場では。
でも、日本の会社で、こういうことを求めてるの多い気がします。少なくとも私の会社でも。自分(上司、経営者)にとって都合のいい自主性のみ発揮してくれって。

No title

ふむ。 この道徳教材の欠陥は、「結果を書いてしまった」ことでしょうね。
結果を書いたから テーマが「監督の処分」の方に意識が行ってしまう。

 「星野くんはサインを無視して打つことに決めた」
で終わらせた方がいいように思います。
もしくは「星野くんは迷っていた」で終わる。

すると・・
1) 打ってヒット
2)打って凡退
3)バントして成功
4)バントして失敗
5)わざとバント失敗?

 みたいに広がる。さらに そのあと、チームが勝つか負けるかで意見が異なるかもしれない。
 立場も 星野くん 監督 チームメイト それぞれの立場で意見が異なるでしょう。

 その方がいい教材だと思います。

都合のいい自主性の行先

こういう都合のいい自主性の行先が、忖度というやつでね。
つまり「俺の命令は絶対だけど、俺がいろいろ言う前にお前は自主性を発揮して動け」というわけ。

まあここまで大人の事情を明かしてしまうと、これはこれで道徳の授業にならないか。

Re: No title

>  「星野くんはサインを無視して打つことに決めた」
> で終わらせた方がいいように思います。
> もしくは「星野くんは迷っていた」で終わる。

おお、その方がずっと面白い!
こうしたリドルストーリーは俺の好みですねえ。
『女か虎か』みたいで議論も盛りあがりそう。

No title

ふふふ。
「リドルストーリー」

 結果を書かずに読者に委ねるミステリです。
 だいたい「究極の選択」をきく。

 この題材は いろんな映画やドラマに使われます。ただし、ドラマや映画で 結果を書かないとすごい「後味の悪い作品」になってしまう。モチーフはもらって、主人公はどちらかの結論を下すのが普通です。

 リドルストーリーはそれだけで一つのジャンルになっていて、「名手」もいます。
 ただし「読後感の悪さ」だけは保証書付きです。

No title

あー 私は仕事をどこでやってもいいんです。家でやってもいい。いつやってもいい。夏休みの宿題みたいなもんで、期限までにやればいい。(一応サラリーマンです)

で、ここんとこ、ちょっと仕事で煮詰まっている。どうにも先に進まない。
で、今 ビール飲みながら小休止。 そしたら・・

長男「早く寝なよ」
私 「今日ね、仕事が煮詰まっていて 頭がすっきりしないので昼間寝たんだよ。1時間ほど(だからまだ起きていて大丈夫の意味)」
長男「煮詰まるって?」
私 「どうにも前に進めないこと」
長男「で、寝たんだ」
私 「そう」

長男「相変わらず・・・ おやすみ」

 ちょっと待て!「相変わらず」って 何だよ!  相変わらず! 聞きずてならねえ
 これほど オラの「ぐうたらぶり」を表した言葉はないんでいの?
 
 さすが受験生 「親のぐうたらぶりを 5文字で記せ」って感じかあ

 ムッとしたけど 笑ってしまったぜい。

何が言いたいかというと「見せかけの自由」って大変だってこと。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

最新コメント

最新コメント