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共通テストと偏差値で夢見てはいけないのか

本日は共通テストと偏差値の関係についてのお話です。

1/22の記事「駿台が共通テストの大学合格判定基準を発表~東大と一橋の場合」の中で、東大と一橋を「どちらも二次勝負の大学」と書いた。
これは両方とも共通テストの得点が全体の20%程度に圧縮されることを受けている。

ちょっとおさらいだけど、例えば東大の一次:二次は110:440である。
共通テストの900点を110点に換算してしまうのだ。

具体例を出してみよう。
理一の受験者A君が下記の点を共通テストで取ったとする。
※東大は英語のリーディングを140満点、リスニングを60満点に換算するので、それに合わせます。

<A君>
国語180
数学200
英語L120 R50
物理100
化学100
地理80

合計830点。得点率92.2%。なかなか優秀である。駿台の判定ではAだ。
さて続いて同じく理一受験者B君の共通テストの成績はこちら。

<B君>
国語160
数学180
英語L100 R50
物理90
化学90
地理80

合計750点。得点率83.3%。かなり厳しい。駿台の判定ではDとなる。
この時点で本来なら「勝負あった」だが、実は東大圧縮機によって圧縮されるとA君の得点は101.444。B君の得点は91.666。
実はたった10点しか違わない。
二次試験440点の中でのたった10点。100点満点にすれば僅か2.27点。
いくらでもひっくり返る。

と、ここまでそんなことを書いてきたが、実はそうでもない。
一次での差を二次でひっくり返すのは、やはり難しい。
それぐらいセンター試験はうまく出来ていたし、また共通テストもそうなのだろうと思う。
勿論「でも、私の知り合いで二次でひっくり返した人がいるよ」ということはあるだろう。俺だってそういう奴の一人や二人、心当たりがある。
しかし概ねこういうのは正しい。

この辺りの「感覚」は入試における偏差値に近い。
たとえば四谷大塚でもサピックスでも日能研でもいいんですが、あの偏差値、頭の良さには連動しているかもしれないけど、個々の学校の入学難易度に連動しているわけはない。
だって入試問題は各学校、別々だもの。
ところが皆さんご存知のように、だいたい偏差値通りに決まっていく。

「偏差値なんて関係ない、過去問でどれだけ取れているかが目安だ」、なんて言葉もよく聞きますが、まあ過去問の点数なんて、だいたい偏差値通りですな。
勿論これだって「でも、私の知り合いで逆転合格した人がいるよ」ということはあるだろう。でもその何十倍、何百倍も、順当な結果が生じているのだ。

だから「逆転だ」なんて夢見るなよ、といいたいところだが、実は二次でひっくり返すのにはセオリーがある。
無論誰もが使えるセオリーではないのだが、次回はそこのところをちょっと書いてみようと思います。

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コメント

むかし脛に傷さんがコメントの中で、
難関大合格者のセンター平均点(国数英?)を教えてくださったことがありましたが、
確か大学の難度順にきれいな相関が見て取れた記憶があります。
(コメントをうまく探せませんでしたが)

この相関の因果関係は、集団としてみれば、
「一次で点が取れる人は二次でも点が取れるものだ」というよりも、
「二次で点が取れる人は一次でも点が取れるものだ」ということなのかな、
とぼんやりと考えていますが、よくわかりません。
(私自身が「センター軽視、二次重視」という姿勢でしたのでそう思ってしまっているだけかもしれません)

No title

中学受験の出願状況の、あの「堅さ」は中学受験だけなのかニャ。
それとも社会全体の空気で「今年は堅く 堅く」なのか。

なんとなく何がなんでも東大ではなく「一橋でもええよ、 早慶でもええよ」  という空気は感じる。
また、早慶志望の人は「まあ明治でもええんちゃう」みたいな感じもある。

 そして、コロナ下で、現役有利か?浪人有利か?
 そもそも最近は浪人が少ないので有利でも不利でもどーでもええ、「考えなくていい」のかもしれませんが・・

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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