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どんな18歳にしたいのか?

ここのところ2回にわたって、「入口(偏差値)と出口(大学実績)だけで考えた中学受験戦略」というのを書いてみた。
<参考記事>
「間違えない中学受験1~熱心に勉強してはいけない?!」2020/10/12
「間違えない中学受験2~人はついつい理想を見てしまう」2020/10/14

その結論として「入口(偏差値)と出口(大学実績)だけで考えた中学受験戦略」で重要なのは、次の3点であるとも書いた。
・がんばった状態の偏差値を基準にしない
・チャレンジしない
・進学先では半分より上の成績でスタートできるようにする


ところが俺は、そもそも「入口(偏差値)と出口(大学実績)だけで考えた中学受験戦略」などというものを実践しようとは思わない。
大してがんばらず、チャレンジしない受験なんて、栓を開けて半日も放置したビールのようなものだ。
そういうのは遊びで考えるのがちょうどいい。
本当にやったら……ちょっと考えただけで、煩いことになりそうな予感しかない。

じゃあお前の中学受験観とはどういうものかと言われれば、これは何度も書いている通り、「中学受験は子どもの成長をデザインするスタートラインである」。

言い換えるなら、自分の子どもをどんな18歳にしたいのか?
そのための「親としてのスタートライン」が中学受験だ。

18歳
※日本の18歳が手を握れば、相当数の議席が確保できてしまう。

むろん、中学受験だけがその機会ではないだろう。
親子の成長の中で、そうしたことを考えるきっかけはいろいろなところに転がっているはずだ。
俺にとってはそれが中学受験だった。

たとえば「良い中学を卒業する」18歳にしたいなら、入口に拘るべきだろうし、「良い大学に合格する」18歳にしたいなら、出口に拘るべきだろう。

じゃあ
「心優しい」18歳にしたいなら?
「リーダーシップのある」18歳にしたいなら?
「科学的な考え方のできる」18歳にしたいなら?

そのためには家庭も含めてどんな教育をするべきなのか。
そうしたことを考え、指針を明確にすることこそが、親の役目だろうと思う。

ところでこれまた言うまでもないことだが、子どもの成長はデザインできるが、子どもはその通りには成長しない。
(たまに予定通りに成長する輩もいるかもしれないが、当てにしない方がいいね)
しかしだからこそ、中学受験は大変だが本当に面白い。


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コメント

>「中学受験は子どもの成長をデザインするスタートラインである」。
>「親としてのスタートライン」が中学受験だ。

確かにその通りだと思うと同時に、
12歳を過ぎたら子はもう親の言うことなど素直に聞くまいとも思うので(そして、そうであって欲しいとも思うので)、
ひょっとしたら「ゴールライン」なのかもしれない、という思いも頭をかすめます。

No title

 産んだ子を殺したという事件があった。
 痛ましい。

 うちは子供もすっかり手がかからなくなり・・・
 
 里親になって子供を育てたいと思うけど、無理かなあ。 ペットじゃないんで、「やめた」というわけにはいかない。 うーん。 
(これ、実は10年くらいずっと考えている)

子育てと養子とペット

アメリカでは裕福な家庭では養子を貰うことが多いようですね。
なにか制度的な背景があるのか、あるいは文化的なことなのか。

知り合いに1年を半分ずつアメリカと日本とで過ごす人がいますが(今年はもっぱら日本です)、彼が昔、日本人は子育てに生真面目すぎる、と言ってました。
「うまく育てられるか自信がないから産まない」というのは、あちらの方のメンタリティでは理解するのが難しいらしい。

自然の中のことなので、やってるうちになんとかなる、という考えらしい。

ただ逆にアメリカでは「ペット感覚で養子を貰うな」という論調があるようで。
ペット感覚で養子を貰うというのは凄いな。俺のメンタリティでは理解するのが難しい。

>アメリカでは裕福な家庭では養子を貰うことが多いようですね。
>なにか制度的な背景があるのか、あるいは文化的なことなのか。

嫡出子制度にみられる「血縁」思想や、親は子を愛するものだとする「母性愛」思想などは、人間が作り出した幻想だと思いますが(「幻想」という言葉が強すぎるならば、「発明」と言い換えてもよいかもしれない)、日本とアメリカとでは「血」に対する幻想のあり方が少し異なるのかもしれませんね。

古代中国の周(前11世紀~)で生まれた封建制は、王との血縁関係を背景にしており、臣下が王に忠誠を尽くすという片務的関係であった一方で、中世ヨーロッパの封建制は、君主と臣下との間の双務的な契約関係であったようですが(東進・荒巻先生の世界史の本では、中国とヨーロッパの封建制はかなり異なることから、後者には「フューダリズム」の語をあてるべきだとする)、
これはひょっとしたら東アジア人と欧米人の「血」への意識の違いが表れたものなのかもしれないな、とぼんやり思いました。

No title

うちは「裕福」ではありませんが、ダブルインカムで頑張ってきたので教育費に困るというほどでもない。

 子育てが終わったら「金食い虫がいなくなって悠々自適」って感じではなく、「子供が自立して家に子供がいない生活」が怖い。さみしい。 

 なんか昔ながらの3世代家族みたいに子供がいて孫がいて・・・ならいいけど・・・ 
 改めて子供が好きなんだなあ、と自覚しています。(これは自分でもわからなかった)

 まあだからと言って「養子を育てられる」とはならないのはわかりますが・・(多分 いっぱい問題が起こるんだろうなあ) 

 だいたい、仮に今 2歳の子供がうちに来たら、お父さんではなく「おじいちゃん」だ・・・

ちょっと重い話

>里親になって子供を育てたいと思うけど、無理かなあ

→里親資格を持つ知人が、重い障害を持ったお子さんを育てていました。『選べないのだそうです。』そして『大きくなったら実親にお返ししなければならない。』
 日本では育てたからといって簡単に自分の籍に入れる事は出来ないらしいです。
 ちなみに親戚のお子さんを養子にした友人は家庭裁判所で面倒な手続きを踏み、認められるまでに丸1年くらいかかっていました。

>アメリカでは裕福な家庭では養子を貰うことが多いようですね。
なにか制度的な背景があるのか、あるいは文化的なことなのか。

→アメリカには「オープンアダプション」という制度があります。
 オープンアダプションは、実親と養親が情報を共有して、共に子どもの成長を見守る制度です。
 つまりオープンアダプションでは、子どもがどのような人に引き取られ、どのような暮らしを送っているか、実親が知ることができるのです。
 そのためアメリカでは、様々な理由から子どもを手放さないといけなくなった場合、施設よりも養子に出すという選択をする人が多いのです。

No title

なるほど。

家の前に泣いている赤ん坊がいて、そのまま 自分の子に・・・ってな漫画みたいにはいかないわけですね。  (それ、誘拐罪かも)

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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