FC2ブログ

記事一覧

不合格体験記、なんという甘美な響き

不合格体験記。なんという甘美な響き。
頭に一文字「不」がつくだけで、今までとは違う次元に足を踏み入れたかのような、不穏な空気が漂います。

かつて旅の達人が、旅における最高の出来事は「迷子」になることだ、と記していました。まさにその趣き。
合格よりもずっと魅力的な・・・。

一体何の話かと言えば、世に合格体験記はこれほどあふれているのに、なぜ不合格体験記は見当たらないのか、ということなのだが、答えは当たり前で「不合格体験記じゃ広告にも自慢にもならねえんだよ」。

不合格

合格体験記には2種類ある。
ひとつは塾や予備校からリリースされるもの。これは言うまでもなく広告だ。
もう一つはSNSで個人がアップするもの。こちらは自慢である。

不合格体験記では塾や予備校は宣伝にはならないし、個人の自慢にもならない・・・・・・
ところが人間とは不思議なもので、この自慢の逆になるようなことをSNSであげている人もいる。

しかしここで一旦足を止めて、考えてみたい。
世の受験生たちはどちらかから学ぶべきなのか。
成功者の成功譚からか、それとも失敗した者たちの断末魔からか。
まあどっちを参考にしてもいいが、おもしろいのは圧倒的に断末魔の叫びの方ですな。

というわけで本日は、「何故失敗したのかを、本人自ら分析する」という、非常に有意義な回です。
そこで「大学受験逆転合格法☆偏差値20台⇒80台へ」というブログの「不合格体験記」という記事。
この記事はそのブログに寄せられた読者の不合格体験記をご紹介している。
https://ameblo.jp/sirius-minnade-goukaku/entry-11794152296.html

詳しくは読んでいただくとして、大きくまとめれば不合格のタネは次の通り。
・学力にあった参考書を使わない
・模試の結果がよくて安心して勉強しなくなる
・普通のことができない
・勉強量が足りない

しかしこうしてまとめてしまうと、不合格体験記は一気につまらなくなる。
理由はやはり、失敗の醍醐味はディテールに宿るからだ。

「どうして不合格になったんですか?」
「気が緩んで勉強しなくなったからです」
では面白くないのもそうだが、戒めにもならない。
やはりここは次のような「敗北への流れるような経緯」が必要です。

**********

そこから、2年生の冬の間にターゲット1900の1~800までを暗記。 (いまごろかよっ!!とかは置いといて。)
とまぁ、勉強にやる気をだした僕の2年次の最後の模試の成績は 英語52 国語65 世界史51 でした。
ここで、ひとつ言えること。 とりあえず単語覚えれば英語はなんとかなる。です。

で、私は野球部に所属していて それなりに強い野球だったので、 自分は背番号もらえるか、もらえないかの瀬戸際で 勉強どころではなくなりました。
そして、3年の夏。 野球を引退して、 初の模試。
…死にました。
英語42 国語57 世界史48

ここから本格的にスタートした私の早稲田挑戦が始まりました。
夏休みは 英語7時間 世界史4時間 国語1時間 計12時間+間の時間。 のペースで勉強していました。
夏の終わりの模試では 英語42 国語55 世界史55
だいぶ心にきました。 でも、 担任の先生からこんなもんだ。 夏休み頑張った成果は秋の終わりに でる。 といわれ、

ここで終わってはいけないと思い、秋も猛勉強。
11月の模試では、 英語58 国語60 世界史60
12月の模試 英語65 国語65 世界史70
この時点で私はもう余裕だと思ってしまいました。 そうです。 ここまでは完全に合格体験記の流れです。

今回、私がこれから受験するみなさんに 伝えたいことはこの先です。
冬休み、 学校がなくなり、 朝起きられず、 夜は集中できず、 自分は大丈夫という余裕から 効率の悪い勉強をして、 毎日見ていたターゲットも見なくな り、 まともに勉強する時間が減りました。
そこから、センターまで自宅で勉強していましたが、 見たいわけでもないテレビを見て、 時間を無駄にしていました。

そして、センターの結果は 英語160リス38 国語147 世界史100 でした。
そうです、 ここで目立って成績は落ちませんでした。 だから、余計にこのままやらなくても大丈夫じゃないか と思ってしまいました。
ここから2月までほとんど勉強していませんでした。

**********

受験生諸君はこうした具体的な行動と数字に刮目し、著者の「悪魔に魅入られたかのような思考様式」に気をつけるべきであろう。
ちなみに中学受験では不合格体験記がめっきり少なくなる。そして質もかなり違ってくる。
これは中学受験の場合、受験者がまだ自分の経験を客観視できてないからだろう。
だから不合格の原因を安易に一般化してしまい、どこを切ってもどこかで見たような表現になってしまうからだと思う。

まだ保護者の書く「我が子の不合格体験記」の方が、読み物として面白い。
役に立つどうかは知らないけど。

スポンサーサイト



コメント

No title

何か自分の高校生時代のようだ。
一つ違うのは、センター試験結果。ここで、まずいと気がついた。足切りにあわなかったのも幸運だった。センター試験後は、死に物狂いで勉強しました。あの時の集中力は、再現しろと言われても、無理だ。
来年も、この勢いで勉強するのは嫌だ。という気持ちだけで勝ち取った合格だ。周囲には、最初からあのペースで勉強してれば、東大もいけただろうと言われた。

大学、社会人になって、やっぱり勉強は面白いなあと思うのだが、受験勉強は違うんだなあ。これが。

No title

 中学受験は全敗、高校受験は推薦特待生合格に油断し本命は不合格、大学受験は理転した末に一浪で一校だけ繰り上げ合格、大学では留年、国家試験も一浪。

 我ながら何冊でも不合格体験記が書けそうです。
 それでも、毎日楽しく生きています。
 

No title

嫌な夢を見た。

留年の夢だ。 久しぶりだ。
こんな夢を見るってことは 気づいていないが仕事のプレッシャーを感じているんだろうニャ。
***************

 卒業式。
 式に行く前に教室で書類を手渡される。順番に名前を呼ばれて取りに行くのだが、オラの名前はなかなか呼ばれない。

 最後、とうとうオラだけ書類をもらえなかった。
 先生に聞きに行くと 「ちょっと待って 調べてみる」と電話を取り出した。 しばらくして・・「君の場合、1科目 まだ審議中なんだそうだ。単位が認定されるかどうかまだわからない。

「認定されないとどうなるんですか?」
留年だ

 嫌な夢だ。卒業式の当日に「単位認定」を待っているのだ。

学校へ行く夢

俺が見る学校関係の夢は、「久しぶりに学校に行く」というシチュエーションのものです。
しばらく登校してなかったけど、久しぶりに学校へ行く。
でも、もう1限には間に合わない。そもそも友人や先生になんて言ったらいいんだろう。
登校してなかったのも、単に怠けていただけ。
あああ、もうお昼になっちゃうよ。

現実逃避的ですな。

No title

アホ息子2号は、1年くらい?前に塾を変えた。
本人の希望によるものだ。

昨晩、たまたま中学受験の頃の話になった。
「あの先生よかったよね」
「よかった」
「でもそのいい先生がいる塾をなんでやめたの?」
「あの先生 出世して授業を持たなくなったんだよ。だったらいく意味ない」

 だそうな。

 なるほど。そういうことだったんだあ。

 長嶋が監督になると長嶋はいない。王が監督になると王も長嶋もいないのだ。

No title

 人事異動があって、なんと少しだけ昇格するらしい。 まじか? 会社ってのはいい加減だニャ。オラ、サボりまくっているんだが・・・社員の成績なんて見ていないんだろう。それとも年功人事だろうか。

 まあいい。

 さて、オラは鬼嫁に 結婚当初の一番低い給料明細しか見せていない。 それ以降、昇給もしない、むしろ下がっていると言っているのだ。

 なぜか? 愚問だ。 ゴルフ資金を確保するためだ。 他に何がある?

 さて、鬼嫁にはなんと言おうか。
 「コロナで減給になった」 これしかない。

No title

 人事異動があって、超優秀で重宝していた上智娘が他部署に引き抜かれてしまった。

 ちっ 隠しておいたのに超優秀なのが他部署にバレてしまったか。

 まあ、仕方ない。現有戦力で戦うしかない。

※最初、「多部署」と書いてしまい、「他部署」に修正した。

 しかしなあ。 オラは昔は、こういう単純誤植がないのが自慢だったのだが・・誤植は年齢に比例して増える。これは絶対に確かだ。

 なぜだろう・・ まあ老化と言ってしまえばそれまでだが・・

(つまり 校閲とか、文字チェックの仕事も若くないとできないってことね)

※ちなみに摂取アルコール量に比例しても増える

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

最新コメント

最新コメント