FC2ブログ

記事一覧

今回は自己責任論じゃうまくいかないんだぜ

おもしろいブログをまた見つけました。←導入がやっぱり悪意のカタマリ
メガりゅうという人が書いている「受験生応援慶應義塾大学|第一志望合格ならメガりゅう予備校」というブログです。

このブログの「私立大学生の悩み3選!横浜国大と慶應に通った体験談から私が解決」の中で、メガりゅうさんは次のようなお悩み相談をしている。

<お悩み>
同じ大学にいる指定校推薦組と一緒にされるのが辛い
<回答>
指定校推薦組と同じ授業を受けるのは入学前からわかっていたはず。なぜ国立に進学しなかったのか。

この<回答>の中でメガりゅうさんは、自身の答えの裏付けとして、「大阪の橋下府知事と私立高校の生徒が対談をする場面」を挙げている。
その部分を抜き出します。

生徒「私立高校への補助金を減らさないでください。高速道路を作るくらいなら教育にお金を回してください!」
橋下府知事「どうして公立を選ばなかったのだろう?」
生徒「学校の先生から公立はムリだって言われたんです!!」
橋下府知事「世の中は自己責任が原則です。」


このあとメガりゅうさんは次のように結んでいる。

橋下氏は母子家庭から一浪の末に早稲田大学法学部へ入学。その後、司法試験に合格した。橋下氏からすると、真面目に勉強もせずに主張ばかりしてくる生徒が許せなかったのかもしれない。

ああ、この程度の政治家の屁理屈に「そうだそうだ、橋下の言う通りだ」なんて思ってくれるなんて、なんとメガりゅうさんは与党にやさしい国民なのだろう。
ある意味、飼い慣らされているな。

まず生徒の語尾にだけ「!」をつけて、ヒステリックさを演出するのはやめましょう。
実際の現場では、大の大人が高校生の主張に「どうしてそう思うの?」「どうしてそうしたの?」「どうしてそうしなかったの?」と、質問に質問で返し、さらには「こんな幼稚な人とは議論できないなあ」という苦笑いで終始していた。
その結果、生徒たちの中には泣き出す者も出た。

ゼニカネの話でいえば「カネのかかる私立に行ったのは、君の勉強不足、君の自己責任だ」というのはおかしい。
府立の高校が資格試験のようなもので、ある一定以上の点数が取れれば入学できる、という仕組みならそれは正しい。
しかし当たり前だが、入学試験は競争である。
常識で考えればわかるのだが、一部の「自己責任だ!自己責任だ!」の人は、この仕組みがわからないようだ。

つまりどういうことか?
この生徒が仮に府立に進学していた場合、府立に進学できた生徒が一人、私立に流れる。
そして私立に流れたその生徒が同じように、「私立の補助金を減らさないでください」と訴えるのである。
つまり、目の前の生徒がもし頑張って府立に行ったとしても、問題は何も解決しない。

結果、勉強のできない生徒、つまり私立へ行く生徒は、「馬鹿なんだからカネを出せ」ということになる。
本当に馬鹿かどうかは関係ない。努力したかどうかも関係ない。
だって大阪府の中3生全員が頑張って、みんな灘に行けるぐらいの学力まで上げたって、府立の定員からこぼれた生徒は私立に行くしかないからだ。

「お前の努力不足だ、自己責任だ」と言ったところで、実は何も解決しない。
目の前にいる生徒を泣かせて、いい気持になるだけだ。
構造の問題なのに、主張をしている生徒の問題に置き換えて個人を攻撃している。
この場合の自己責任論の空疎なところはそこにある。

服従しろ

ただことによると橋下氏はメガりゅうさんの書くように、「真面目に勉強もせずに主張ばかりしてくる生徒が許せなかったのかもしれない」のかもしれない。
しかしもしそうだとすれば、橋下氏はこの生徒が「真面目に勉強していない」と何故断じれたのか。
馬鹿な私立に行ってんだから勉強してねえんだろ?くらいの気持ちだったのか。

まあさすがに、知事までやる大人がそんな短絡的なことを考えるわけがない。
あるとすればこの感想の後段「主張ばかりしてくる生徒が許せなかったのかもしれない」の方か。
すなわち「お上の言うことには従え」ということさ。

ところでこれが私立の生徒ではなく、北野の生徒だったら橋下氏はなんて言ったのだろう?
大教大天王寺の生徒だったら?
に通う大阪府の生徒だったら?


★★★補足★★★

メガりゅうさんの「受験生応援慶應義塾大学|第一志望合格ならメガりゅう予備校」というブログは、面白いブログです。
いや、変な意味でなく、面白いブログです。

スポンサーサイト



コメント

もう少し頭の良い政党かと

でも不思議なことに、維新って教育無償化を訴えてるんだよね。
その一方で私学補助金バンバン切り下げている。
その結果、私学の学費がガンガン上がってる。
で、府立の高校を統廃合して少なくして、府立の定員を抑制している。
結果、「私立にいく馬鹿」が増える。

もう少し頭の良い政党かと思ったんだがなあ。

No title

全面、同感っす

橋本に言ってやりたい
ジャパンライフやおれおれ詐欺に騙された
じじばばにも「世の中は自己責任が原則です」って
電波使って全国に言ってみろ

15年しか生きてない子どもが、
私学のあの手この手の勧誘に心が揺れて
2か月も前に先に試験がすむんだもの
私学単願で行きたくなったって仕方ないと思う

まして、中学教員は公立の受験制度を
二次募集まで詳しく説明はしてないはず

15歳が自己責任なら
高齢者も当然、自己責任でしょ

そしたら、行きつく先は「サギOK」
おかしな理屈だよねぇ

弱者・子どもには高圧的で、高齢者・票には媚びる
卑しい男です。
どんな理由があっても
未成年にむかって自己責任と言い放つ権力者を
私は信用しないっす

あーすっきりした。便乗すんません。

で、そうそう、
メガりゅうさんのブログ、面白いブログです。
メガりゅうさんのブログ、素敵なブログです
たぶん・・・

しゃちほこさんへ

>あーすっきりした。便乗すんません。

どんどん便乗してください。
自由気ままに書いてもらうのが、このブログのコメント欄の趣旨です(笑)

No title

あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

No title

 最近、メールで重要事項を伝達して勝手に変更する、という不届きな輩(企業)が多い。

企業名で一斉メールが来てもオラは大抵読まない。「重要」と書いてあっても読まない。(郵送されても読まない)

 フトドキな企業とはどこか? ユナイテッド航空だ。  オラはユナイテッドのマイレージカードを持っている。 で、海外取材華やかしかり頃 せっせとマイルを貯めた。 ユナイテッドのマイルなんて繁忙期はブラックアウト(使えない期間)でサラリーマンはなかなか使う機会がない。

 まあいい。引退したら世界一周してやろう、とコツコツ貯めていた。 20万近くあっただろうか?

 で、昨年 ふと見たらマイルが0になっているではないか。  ゲゲゲゲゲゲゲゲゲ? なんで?
 
 ふとマイルの規定を見ると「1年間出し入れしないと0になる」と書いてあるではないか。
 昔は「3年」だった。 3年あれば大抵なんかは使う。だから安心していたのだが、しれっと規約を変えたらしい。
 しくしく。 しくしく。 老後の楽しみが・・・

No title

ハルビンカフェさん、それは災難でしたね。何とも許しがたい。

おそらくは世界中のエアラインで、似たような事は起こっているのではないでしょうか。私が使っている所は今のところまだそのようなお知らせは有りませんが、気付いていないだけかも知れません。

しかし、マイレージを使う使わない以前に、海外に普通に行けるようになるのはいつでしょうか。欧州、米州の様子を見るに、当分目途は立たない感じです。

緩めて閉めて緩めて閉めて

>しかし、マイレージを使う使わない以前に、海外に普通に行けるようになるのはいつでしょうか。欧州、米州の様子を見るに、当分目途は立たない感じです。

東京オリンピックが一つの試金石になるんじゃないでしょうか。
2021年に開催できて、さらに大きな問題もなければ、なし崩し的に解禁になると思います。
無論その後感染が広まるようなら「ほら、言わんこっちゃない」と言われながら、再度渡航禁止になるでしょうが。

緩めて閉めて緩めて閉めて、の連続になるんじゃないかな。

No title

しかしほんと 今年が「海外修学旅行」の生徒達(オラのアホ息子だ)

 卒業旅行で海外行こうとしていた学生達。

 本当にかわいそう。 この時、ここだけでできる旅行ってのがある。代替はきかない

 早く元に戻らんかな

>この時、ここだけでできる旅行ってのがある。

同感です。
ハルビンさんの息子くんや、今年修学旅行ができなかった大勢の子供たちが、
来年でも再来年にでもその機会を取り戻すことができればいいなと思います。

旅は、必要。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

最新コメント

最新コメント