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筑駒生とオスカー・ワイルドの『幸福の王子』

今回はちょっと古い話ですが、2019年の秋に勃発した「大学入学共通テストをめぐるドタバタ騒動」について書きます。
もともとあやふやで脆弱な考え方で始まった大学入試改革だったが、頭の悪い官僚と仕事のできない政治家という最悪の食い合わせによって、「外部試験の導入見送り+記述問題導入」という、へんちくりんなスタートとなった。

さてそうした迷走の裏側には多くの人間の反対活動があったわけだが、その中のひとつに筑駒生の活動があった。
詳しくは下の記事。

筑駒生、大学入学共通テスト中止を訴える 「ぼくたちに入試を受けさせてください」
https://dot.asahi.com/dot/2019101800113.html?page=1

「声を上げたって何も変わらないよ」という人には言わせておけば良い。
中には「筑駒生は共通テストになると不利だからこんなことを言って騒いでいる」という人もいたが、そもそも過半数が東大に行く筑駒生にとって、センター試験から共通テストへの変更なんて何の意味もない。
(書くまでもないことですが、東大入試は110:440という極端な二次偏重です)

おそらく「筑駒生は共通テストになると不利だからこんなことを言って騒いでいる」と言う人は、「自分にとって有利か不利かだけで意見は形作られる」が座右の銘なんでしょう。

筑駒ミスコン
※俺はかつてこの写真のような筑駒生に騙されたことがあります。

さて一連のこうした記事の中で俺がどうにも分からなかったのが下のブログ記事。

10歳までの家庭学習と10歳からの通塾
「地方と都会の教育格差」
https://ameblo.jp/prejyukuoyajyuku/entry-12544128439.html

「かあさん」という人が子育てや中学受験のことについて書いているブログだが、この記事の中で「東京在住の高校生」が「反対意見を言うこと」に関して、次のように綴っている。

数万円の費用で解決する大学入試の英語外部試験での不均衡を東京在住の高校生が、反対意見を言うことは、自分の置かれている幸福に気づかなかったオスカーワイルドの幸福の王子を見ているようです。
実際に、格差を埋めようと今もがいている高校生にはそんな余裕はないように思えます。

うーん、オスカー・ワイルドの『幸福の王子』ってそういう話だったっけ?
あの像の王子は「自分の置かれている幸福に気づかなかった」?
何をどう読んだんだ、この「かあさん」は。

ということで想像するに、何をどう読んだのかさっぱり分からないが、とにかく、「自分の置かれている幸福に気づかない」東京の高校生が反対意見を言うことは滑稽だ、というようなニュアンスですな。
東京でぬくぬくと暮らしているクセに、というところか。

しかしご自分も東京でぬくぬくと暮らしているわけで。そのうえ受験生でもない。
そんな「東京でぬくぬく暮らしている非受験生」が、「でも、それぞれの条件の中で、将来をかけて、悔いがないように頑張っている高校生を心から応援したいとおもいます」と書くのは滑稽ではないのか?

マスコミに発信させたり、インタビュー記事を書いてくれそうなツテを探したりする高校生は世間知らずで、その高校生の記事も読まずにブログに「地方の高校生はそんな余裕はないんですよ」と上から目線で書く東京在住の大人(更に言えば子供は大学受験生にあらず)は、世間を知っているのだろうか。

どうもこの「かあさん」にしろ「筑駒生は共通テストになると不利だからこんなことを言って騒いでいる」と言う人にしろ、自分の「なんとなくのイメージ」で物を言ってるようだ。
反対意見を出している高校生たちの意見をちゃんと聞くなり読むなりすれば、自分の立脚点が間違っていることに気がつくと思うのだが、こういう人はなにしろ一次情報には当たらない。
情報を正しく掴むのが面倒くさいのだろう。

さて、若者諸君、こういう人は気にしない方が良い。相手にするだけムダだ。
どうせ若者が声を上げたら「何も知らないくせに」とケチをつけるだけの人だから。
で、こういう人は普段は「若者は自由に発想を」とか「今の若者はおとなしすぎる」とか、一見「行動する若者」「発言する若者」の味方のようなことを言っている。
しかしそれは本心で言ってるんじゃない。ファッションで言ってるだけだ。
そういう言葉を使うと気持ちよくなるから言ってるだけだ。

だから若者諸君、こんな人達にやいのやいの言われたぐらいで引っ込んじゃダメだぜ。

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コメント

筑駒生に騙された話

俺が筑駒生に騙された話は下記アドレスの記事にあります。
ご興味のある方はどうぞ。

「筑波大附属駒場~大人を騙す愉快な奴ら」2018/03/25
http://journalgap.blog.fc2.com/blog-entry-29.html

>中には「筑駒生は共通テストになると不利だからこんなことを言って騒いでいる」という人もいたが

力試しに世界史Bのセンター試験・過去問6年分(2015~20年度)と共通テスト・プレテスト2年分を解いてみました(プレテストのうち1年分は今年6月に一度解いたものを解き直し)。

プレテストはリード文をきちんと読まないと解けない問題が少なくないので(逆にセンター試験はリード文を読まなくても解ける問題がほとんど)、基礎的な文章読解力が高いであろう筑駒生にとっては、むしろ共通テストのほうが相対的に有利になるのではないかとも思いましたが、どうなんでしょうね(世界史Bの問題しか比較していないので、よくわからぬ)。

まあ筑駒生にしてみれば、センター試験が共通テストに変わろうが、関係ないね(柴田恭兵風

凄味

>力試しに世界史Bのセンター試験・過去問6年分(2015~20年度)と共通テスト・プレテスト2年分を解いてみました(プレテストのうち1年分は今年6月に一度解いたものを解き直し)。

こうした行動力が甘えん坊将軍さんの「凄味」ですね。
普通の人は「力試しに」共通テスト・プレテストを解いたりしません(笑)

男色で投獄され破産した男

>何をどう読んだんだ、この「かあさん」は。
→紛らわしいけれど、“自身の置かれた幸福に気付かない”という修飾語は『幸福の王子』という物語ではなく、その著者である”オスカー・ワイルド”に付けられたものだったのではないかと・・・。

『幸福の王子』という童話は奇しくも“金持ちの放蕩息子オスカー・ワイルドの末路”を暗示するものとなった。重傷を負った妻と子供達を捨て、男色に耽り梅毒の悪化で死んだ屑男。
 美しい自己犠牲など所詮は夢幻のファンタジー。偽善者の自己満足である。

 って思ってしまうのが「かあさん」という生き物なのではないかと・・・。
 

この記事の赤い服を着た女子は男子なのですね!(今ごろ気づいた)

面立ちやウィッグ?もさることながら、
マイクの持ち方と脇の締め具合にポイントがあると見た。

土屋太鳳似

>この記事の赤い服を着た女子は男子なのですね!(今ごろ気づいた)

そうなのです。
尤も俺を騙した筑駒生は黒髪の正統派で、『鈴木先生』に出てた頃の土屋太鳳みたいな感じでした。

No title

数年前に、「なだいろ クローバー」というのが話題になったのを記憶しています。

トップ進学校は、色々多才ですね。

No title

かあさんさんに少しだけ同情してみると・・

大学受験の地域格差というのは、ある。
「オラも首都圏で中高一貫に入ったらもっといい大学行けたかな」と思わんでもない。

 もっともオラの場合は学校行かない、予備校行かない、グータラなんでどこにいても同じかもしれんが。

No title

 先日の 浦和VS栄東 宿命の対決に続いて
今日は 早稲田VS日比谷。 ほほほ

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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