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コンサルと学校の話をするつもりが、俺の苦難の話に

4/12の記事「宣伝のうまい学校って何か微妙?」で、学校とコンサルの話を書いたが、今夜はちょっとコンサル寄りの話。
コンサルにはコンサルの常套手段があって、「騙されないぞ!」とまなじりを上げて頑張っている人だって、コロッと騙す方法がある。
まあ詐欺とは違ってコンサルごときに騙されたところで、何が困るというほどではない。
それでも「少しでも騙されるのは嫌だ」という人は、次の言葉に気を付けた方がいい。

「変化に対応できる人だけが生き残れる」

昨今は「変化に対応できる人だけが生き残れる」という言葉が大流行で、まるで金科玉条、不磨の大典、常識中の常識という扱いだが、これなんかはコンサルの象徴的話法だ。
虚業たるコンサルとしては、現状維持では売り物がない。とにかく変化変化が欲しくなる。そこで「今は大激変の時代です」という煽り文句と一緒に、「変化に対応できる人だけが生き残れる」と処方箋もお見せする。
「でも、変化に対応できる人だけが生き残れるっていうのは本当でしょ?」と思ったあなた、よく考えてみて。
「生き残る」というのは単なる結果です。
「変化に対応して生き残った人」もいれば「変化に対応する気がなく生き残った人」もいるはずです。
逆に言えば「変化に対応しようとして生き残れなかった人」もいれば「変化に対応する気がなく生き残れなかった人」もいるでしょう。
たとえばバブル経済の後に生き残ったのは「変化に対応する気のなかった人」だったり、「変化に対応しようとしたけど結局何もしなかった人」が結構いたわけです。

コンサルは結果の一部分を見て、「ほら見てください、変化に対応した人だけが生き残れるんです!」と言ってるに過ぎない。
で、結局何を売るかと言えば、「今まででは駄目です。私たちがアドバイスします」というところに行きつく。

さて、コンサルがうまく機能していない状況とはどんな状況か。中学校の宣伝に置き換えるとこんな感じだ。
「大変革の時代」などと言って保護者を煽って、「変化に対応する」対策がいろいろ横文字で、そのうえ具体的に何をやるかがイマイチ見えてこない。
グローバルでインパクトな時代に、ソーシャルリベラルアーツなコミュニケーションとソリューションを身につけるエデュケーションを。
お前は一体何を言ってるんだ?
こういう学校はハリボテだ。ちょっと風が吹けばあっちに流れ、また風が吹けばこっちに流れる。
ハリボテだからいい感じに流れる。で、結局6年間でたいした教育なんか身につかない。
これなら公立に6年間行ってても大した違いはないだろう、というところに落ち着く。

ところがコンサルというのは、無から何かを作るようなことはしない。
クライアント(学校)が「何をしたいか」をシャープな形でクライアントに再発見させて、保護者や生徒が見たいもの知りたいものをクローズアップする。
だから「うちの学校はこういうことがしたい」という気持ちが具体的であればあるほど、上記のような間抜けな状況にはならない。

まあ墓場まで持っていく秘密だが、とある学校のコンサルを担当したときは、本当に大変だった。
毎年どころか、上期と下期とで言ってることが真逆だったり、ひどいときにはひと月ごとにいろいろな方針がまっさらになったり。
結局学校自身が自らのやりたい教育がよくわからないまま、どうでもいいスローガンだけがあっちへコロコロ、こっちへコロコロ。生徒と保護者はいつも置き去りだった。
校長のワンマンだったが、この校長がとにかく流行りもの好きで、毎週の会議でパワポを使いながら「これからの学園のあるべき姿」という独演会を開く。
毎週だぜ?
なおかつ凄いことに、毎週その「あるべき姿」が変わっていく。
ホームページが1年間で3回も変わったなあ(遠い目
コース名も毎年変わったなあ(うっすらと涙
教職員はその「あるべき姿」のために何をやるべきかというレポートを毎週出すので、とても生徒指導なんかに時間を割けない。
あまりひどい状況なので、コンサル(つまり俺たち)がそのレポートをすべて用意して、独演会を月イチにした。
これだけで学校の状況は改善され(当たり前だ)、教師たちから感謝の言葉をたくさんもらった。(レポートと独演会を封印してくれてありがとう!)

ああ、あの時のことを書いてるときりがない。
俺のコンサル稼業最大の苦難だった。

で、何の話だっけ?

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コメント

あ〜、J.G.ロの字さんに大学受験生保護者のメンタルのコンサルお願いしたいなあ。更なる苦難かもしれないけど。
時々エタノール付きで‥

No title

「変化に対応できる人だけが生き残れる」
コンサルの方は商売ですから、皆さんが現状維持で十分ですと言い始めたら商売あがったりですから、そう言うでしょう。
問題は、それに何の疑問も持たずに乗せられてしまう経営者でしょうか。自分のビジョンを持って、その実践に際してコンサルを使うなら分かりますが、ビジョンをコンサルに作ってもらうような経営者は、経営を辞めた方が良いでしょう。

Re: タイトルなし

> あ〜、J.G.ロの字さんに大学受験生保護者のメンタルのコンサルお願いしたいなあ。更なる苦難かもしれないけど。
> 時々エタノール付きで‥

エタノールには目がありませんが、メンタルのコンサルはしたことがないですねえ。
ちなみに本文の案件に関しては、そのうち続きを書きます。
厄落とし的な意味で。

>メンタルのコンサル

自分としては、エタノールの恩恵を共有したいという意味だったんだけど、確かにメンタルのコンサルって危険な感じがするなー。

>厄落とし的な意味で。

相当な苦難だったんですね。
コンサルの世界はあまり縁がないので興味深いです。
学校のコンサルというと、自分のイメージは「ドラゴン○」の桜木先生だなあ。

あ、大好きな漫画ネタだ!
「バ◯とブ◯こそ、東大に行け!」だったかな?他にも、甘えを排除する発言がてんこ盛りで、気持ち良かったなあ。

人気低迷中の学校の衣替えで、ダメ元で実際こんな感じでやってみる所が有っても面白いのにね。

つけ麺さん

>あ、大好きな漫画ネタだ!

えっ?つけ麺さんもそうなんですか

いや〜嬉しいなあ。自分もです。
昔々、コミケでマニアックな友人のブースを手伝わされたこともあります(黒歴史⁈)

ドラゴン○はテレビドラマにもなりましたよね。
今はその動画を時々子どもに見せてイメトレしています‥

白鳥座さん、俺は人生において大切なことは、全て漫画で学びました。結果、こんな人間になっちゃいました。
基本ギャグ漫画好きなんですけど(ナンセンス物を描いてた頃のいがらしみきおとか、じみへんとか、傷だらけの天使たちとか。西原理恵子先生のまあじゃん放浪記も好きですね)、一番の愛読書はゴルゴ13です。
最初は、オヤジと散髪屋に一緒に行った時に読み始めたんだけど、なんか大人のシーンが時々出て来てドキドキしましたよ。

つけ麺さんが闊達な秘密は漫画なのですねー
ゴルゴ13は人生の教科書の一つとしてふさわしいと思いますよ。
大人の入り口にも適当なんじゃないかな。

ギャグは好きですね。
自分もその頃のいがらしさんは好きです。キレッキレですよね。
西原さんの絵の余白が好きです。
自分が好きなギャグ作品はこち亀かな。

煮詰まったとき、頭の緊張をほぐすために効果的です。

いやあ、白鳥座さんも、ゴルゴ13はともかく、いがらしみきおのギャグ漫画も読んでたんですか。うれしいなあ。ネクラトピアは、ギャグ漫画界の金字塔だと思ってます。
ゴルゴ13と言えば、ゴルゴは自分が仕事をする時に使う協力者は、銃職人にしても、武器商人にしても、いつも決まった信頼できる人しか使わないんだけど、夜の営みだけは、なぜか娼婦街で初対面の女性と、ってのが、以前は腑に落ちなかったんですよね。なんでここだけ、こんなリスキーなことをするんだろう?って。
でも、大人になってから思ったのは、実は、どんな女性とも一度限りというのが、長期的には一番リスクが少ない、とゴルゴは考えてるんじゃないか?と。決まった女性が出来ることで、情が移れば仕事の邪魔になるし、恨まれることもあるし、ゴルゴなら、たとえ初対面でも、相手がどういう人間か瞬時に判断出来るし、何も身に付けていない女性が攻撃したところで、ゴルゴの相手じゃないし。
やっぱ、勉強になりますね。

Re: タイトルなし

> 相当な苦難だったんですね。

これちょっと長くなるんで、何回かに分けて書きます。
乞うご期待!

No title

 今更ながら 今日 ドラゴン桜 読みました。
(読んだのは1巻から11巻までで 東大模試受けている段階ですが)
 
 1年くらい前、鬼嫁が買ってきて、アホ息子に読ませていたようで あるのは知っていたのですが、未読でした。
(鬼嫁は、受験生のアホ息子に読ませようと思ったんでしょうけど、これ 中学受験に応用するのはむずかし過ぎるんでは?  まあ、一部は役に立ちそうですが)

 なかなか面白い。

つけ麺さん

>何も身に付けていない女性が攻撃したところで

その女性が、け○こう仮面だったら話は別ですね‥

ハルビン・カフェさん

ドラゴン桜、ドラマもコンパクトにまとまっていていいですよ。
動画サイトにありました。

No title

あ そうなんですね。 ドラマ 見ます。

ギャハハハ!
絶対見てみたい!ゴルゴ VS けっ◯う仮面!

No title

以前、とある婚外恋愛の達人と話した際に彼から聞いたのが、”1年以上続けると、急にリスクが上がるね”という話でした。これは、ゴルゴ13の女性に対するスタンスの話とも合致しますね。
ゴルゴ13を愛読する、某大臣は、それを実践しているのかも知れません。

あれ?何の話でしたっけ?

ゴルゴ13 最終話

ゴルゴ13の最終話については、ファンの間でも色んな想像がされてるけど、白鳥座さんので決まりだな。

ゴルゴ13シリーズ(最終話)
「仮面の死神」

(あらすじ)
進学校スパルタ学園の学園長、サタンの足の爪は、自分の計画をことごとく妨害する「けっこう仮面」という謎の人物の特定とその排除をゴルゴに依頼する。
敏腕教師に扮して学園に潜入したゴルゴは、早速けっこう仮面の排除に成功するが、排除したはずのけっこう仮面が再び現れるという事態におよび、けっこう仮面が複数存在することに気付く。
その後、5人目のけっこう仮面を排除したゴルゴに、6人目のけっこう仮面の捨て身の「おっぴろげジャンプ」が迫る。ゴルゴが放った銃弾はけっこう仮面の額を貫くが、ゴルゴもけっこう仮面のおっぴろげジャンプを避けきれなかった。
「けっこう・・・だ」という言葉を遺して、希代のスナイパーは、その波乱に満ちた生涯を閉じた。

(完)

ちょ、ちょっと、つけ麺さん
人前なのに吹いちゃって思いきり不審がられたじゃないですか〜。

‥これすっごくいい!
何回見ても笑えます。さすがギャグセン高いですねー
最後はゴルゴへの愛が泣かせます。
け○こう仮面とゴルゴ13の奇跡のコラボは衝撃の破壊力でした。
つけ麺さん、上手すぎ‼︎

いやあ、白鳥座さんにこんなに褒めてもらって、うれしいなあ。でもこれ、アイデアは白鳥座さんですよね。
さいとうたかをプロは、時々ゴルゴのシナリオ募集してるはずだから、今度白鳥座さん名で応募して下さいよ。

つけ麺さん

いやいや、つけ麺さん。
そもそもはつけ麺さんのお話の中から派生したものなので、オリジナルはつけ麺さんのお話だと思いますよ。
それに、自分はあんなに面白いシナリオ書けないし。
ところで、自分は「女流(?)」も好きですよ。
西原理恵子さんをはじめ、高野文子さん、杉浦日向子さん、岡崎京子さん、近藤ようこさんなどなど。
そういえば最近あまり読んでなかったなあ‥

白鳥座さん、どうも。
俺も西原理恵子さんは大好きで、最近のほのぼの系の作風も良いんですけど、やっぱり初期の強烈な「まあじゃんほうろうき」、特に3巻がオススメですね。岡崎京子さんは、ありきたりだけど、ヘルタースケルター。読んでて心が痛くなって来たけど、引き込まれてしまう。
実は麻雀漫画が好きで、喜国雅彦さんのマージャン漫画王、片山まさゆきさんのスーパーヅガンとかも好きでしたね。

そう言えば、白鳥座さんは、コミケの手伝いしたことあるんでしたね。俺は、一回だけ晴海でやってたコミケに友達に誘われて行ったんですけど、当時は自分で漫画描いてる女子とかしかコスプレしてなくて、推定ウェスト80センチくらいのラムちゃんとかが居て、さっさと帰って来ちゃいました。でも、有名な漫画のパロディとかが有って(サ◯エさんの不倫ものとか)、それは面白かったです。
今は、そういうパロディはダメなんでしょうね。俺のゴルゴ13最終話とか、速攻で訴訟起こされちゃいそうだな。

麻雀漫画といえば

> 実は麻雀漫画が好きで、喜国雅彦さんのマージャン漫画王、片山まさゆきさんのスーパーヅガンとかも好きでしたね。

俺は麻雀漫画といえば『はっぽうやぶれ』(作・かわぐちかいじ)が好きだなあ。
福岡で花島と黒シャツが出会った時の、背筋が粟立つような戦慄の予兆。麻雀そのものよりも、話の立て方が素晴らしかった。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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