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2020大学入試を振り返る(1)

今宵は2020年の大学入試を振りかえってみようと思う。
まずは最後のセンター試験と東大入試です。
※特別な但し書きのない場合は、データはすべて河合塾発表のものです。こういうデータでは河合塾が一番信頼できるよ。

センター試験過去問

●センター難化

センター試験系型 *満 Y20 Y19 差
5教科7科目文系型 900 547 569 -22
5教科7科目理系型 900 552 571 -19

昨年は易化したセンター試験だったが、最終年の今年は鬼畜のように難化した。
ただでさえ「最終年だから浪人はしたくない」という受験生の気持ちを一気に加速させ、安全策に走らせるに十分な難度であった。
特に数学と英語で19点近くも下げたので、この2科で高得点を維持できた受験生は、とんでもなく有利になったというワケだ。

数学 112.89→100.91 -11.98(1A2B)
英語 123.30→116.31 -6.99(リスニング除く)

※「英数を武器にできれば百戦百勝」という大学入試の諺が今年ほどピッタリきた年も珍しい。

また河合塾の分析によると720点(得点率8割)以上の高得点層は文系型で前年比71%、理系型も前年比77%。高得点者が激減している。
東大・京大・一橋・医学部受験者は総じて「真っ青」になったんじゃないかな?


●東大入試も難化

東大の科類別の合格者平均点はこちら。
2019→2020という比較になっています。

<センター>※小数点以下四捨五入
科類 合格最高 合格最低 合格平均
文1 885→887 628→621 765→750
文2 881→879 728→612 795→763 
文3 880→880 750→575 798→780
理1 885→891 698→681 800→792
理2 884→892 720→626 787→770
理3 888→889 630→611 802→780

<センター+二次>※小数点以下四捨五入
科類 合格最高 合格最低 合格平均
文1 453→451 352→344 379→374
文2 458→443 358→338 379→362
文3 428→420 343→339 361→359
理1 456→476 335→321 363→353
理2 431→449 330→313 353→337
理3 498→492 385→386 411→414

センターの合格者最高点は、全体的に上がっている。
ということは、難化しても去年に比べ天井は高かったということか。
逆に合格者最低点はドーンと下がっている。こんな点数で二次に行っても勝算はあるまい。
勿論平均点も下がっている。

二次合格者ではちょっとおかしな現象が起きている。
合格者最高点は文系で下がり理系で上がった。そして合格者最低点は理3以外で下がった。合格者平均も理3以外で下がった。
理1と理2は上と下の幅が広がった。昨年なら受からなかったような受験生が受かった、ということも起きたんじゃないかな。
ちなみに全体的に難化したが、理3受験者にとっては「異常なし」ということだったらしい。

ところで女子率は下記の通り。(高校生新聞ONLINE)
18.2%(2018)→16.9%(2019)→18.5(2020)
増えてはいるが、女子比率を話題にするのもおかしな話だ。

大学はすべての人に開かれている。
その前提では「平等」に拘るべきだが、結果において「平等」でなくてはならないというのはセンスのない話だ。

但し、それにはまず日本人が「女子と教育」(大きく言えば「女性の人生」)をいかに甘く考えているか、その懺悔が必要なのだが、それはまた次の機会にでも。
今宵は酒の飲み過ぎか、仕事の疲れか、はたまた歳のせいか(!)、眠いのであーる。

<続き>
2020大学入試を振り返る(2)~2021受験生諸君に告ぐ!早慶へ急げ!」2020/03/22

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コメント

サンデー毎日3月29日号(本日発売)を読んでいたら、駿台教育研究所の方いわく、
女子の東大合格者が増えたのは、英語の難化が一因と見ており、半面、数学は難しすぎて解けない男子が多かった、とのこと。

英語は「難しい」、数学は「難しすぎる」・・・さじ加減が微妙~

No title

主要首都圏女子高

桜蔭66→85
JG 27→33
豊島29→29
雙葉08→10
鷗友03→07
白百06→05
一女04→04
吉祥00→04
頌栄01→04
浦明02→03
茶水03→03
立女01→02
横雙03→02

※すごっ  完勝と言っていい。
※まあ 昨年が悪すぎた、ということもあるが

※ということは来年も英語難化は続くんだろうニャ

 「難しくしすぎて。。」なんて言い訳が来年聞けるかもしれん

No title

来年の都内女子高の読みは難しいと思います。
理由はサンデーラッキーの年の子が受験を迎えます。

甘えん坊将軍さんへ

>英語は「難しい」、数学は「難しすぎる」・・・さじ加減が微妙~

まあ、こんなものは、結果から逆算して言ってるだけですからねえ。
あと付けで幾らでも言えますよ。

サンデーラッキー

>来年の都内女子高の読みは難しいと思います。
>理由はサンデーラッキーの年の子が受験を迎えます。

おおっ!予想魂に火が付きますな。

確かにJGさんが仰る通り、「難しい」「難しすぎる」との評価は結果からの後付けの面もあるでしょうね。

私が思うに、東大入試では苦手科目をなくしてオールラウンダーになっておいたほうが、科目の難易差による成績のブレが抑えられ安定しますね(たぶん)。

娘が生まれたばかりの頃に読んだ久保田競さん(大脳生理学者)の本の中に、「子供が得意なことを伸ばしてあげるのもいいが、苦手をなくしてあげることも大事」というようなことが書いてあったのが心に残っています。

No title

>苦手科目をなくしてオールラウンダーになっておいたほうが

 そんなことはない! 
 得意教科をひたすらやるのだ!

 そこに開ける未来もある!

※真面目に書くと・・・ 得意教科をやるのはいい。 それなら「日本一」になるくらいやらなきゃいけない。 「他の教科より得意」くらいで「得意教科しかやらない」のはダメだ。それは単なる「逃げ」だ

 益川さんという人がいる。 言わずとしれたノーベル賞だ。 この人、数学と物理以外何にもできない。
 でも数学と物理は キチガイみたいにできる。
 
 やるならこのくらいやらないとダメだ。

 偏差値70とかでなく「日本一」を目指すのだ。
 それができないなら諦めて「全教科」やれ。

 オラ? オラの心には「棚」があって、そこに全部 自分をあげることができるのだ。ほほほ

No title

 オラ、なんぞ昨日 酔っ払って訳のわからないことを書いているニャ。

 ま いいや。

 酔って掲示板やSNSを書いてはいけない! のだ。

 母様、わかりましたか?

いや、ハルビンさんのコメントは訳がわからなくはないです。
私も、やると決めたら日本一を目指すのはよいことだと思います。

ただ私の知る数少ない日本一レベルの友人2人(国際数学オリンピックの日本代表選考合宿に参加するクラス。結局日本代表には選出されなかったので日本一とは言えませんが)は、けっこうオールラウンダーだった記憶があります(数学の偏差値が90で、他科目の偏差値が70というイメージ。あくまでイメージです)。

私の知るサンプルが少ないだけの話だと思いますが、私の感触では益川先生タイプは珍しいほうで、こういう人間こそ推薦入試で選び取るべきなのだろうと思います。

No title

「益川敏英」

外国語は大の苦手で、大学院入試では数学と物理学は満点であったものの、ドイツ語は完全白紙で英語も散々な成績だったため、入試委員会で合格を認めるかどうか問題となったという[13][14]。外国の学会への招待は多いが、英語を使うのが嫌なために全て断ってきており、もっぱら共同研究者の小林が海外での学会出席や講演を担当していた。論文については英語で書かざるを得ない場合があるが、それについても非常にスペルミスが多いという。
*****************

ウイキペディア 

いいよね〜 このくらいの度量があってほしい。

やっぱりシラフじゃ書けないわ

>酔って掲示板やSNSを書いてはいけない! のだ。
母様、わかりましたか?

→なんだか呼ばれていたような気がしたのですが・・・如何せんアルコールが抜けなかったものでポリポリ(^-^ゞ

 今回の入試結果で、頑張ったなぁ~と思うのは『安田学園』先進クラス。何せ現役率が高い!!一般クラスの子達の指定校推薦枠をとるために、6年間学費免除の子達が頑張っているのです。

 私も特待生制度のお世話になったので、選抜クラスと一般クラスでは全く別の学校だと断言できるほどの違いがある場合もあるという事をよく知っています。
 けれども、私の“鶏口も悪くない説”はその中でもトップじゃなければ旨味は無いというものです。
 鷹ではなくても鶏の中ならばトップになれる可能性がございます。学校代表でスピーチやプレゼンをしたり、イベントの企画や予算の配分、仕事の割り振りや進捗状況の管理など様々な体験をする機会に恵まれるのです。
 もちろんそれらが、成績に反映される事はございませんが、社会に出た後に役に立つ事ばかりなのです。様々な場面で臆すること無く陣頭指揮をとる事が出来るようになります。
 
 ただ“鶏口も悪くない説”はあくまでも学校の話であって、会社勤めするなら断然牛後が良いと思っています。資金が潤沢な組織にはしっかりとした研修制度があり、次々と新しい事を学ぶチャンスが与えられます。多少賃金が安かったとしても、比較的良い環境で多くの事が学べます。みなさん口を揃えて“牛後を支持する”とおっしゃるのは至極当然な事だと思います。

 しかしながら、女性の場合は頑張っていいポジションを得たとしてもそれを捨てなければいけない時がある。女性が家事育児をするのは当然という古い考えが根強く残る中で、女性の社会進出なんて期待しちゃう国ですから、寄らば大樹なんて通用しないのです。

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酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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