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駒澤、東洋が偏差値で中央、立教、明治を抜く世界とは?

さて、このブログはブログ主の性格の悪さの象徴として、他人のツイッターやブログの悪口を書くことがありますが、今回はニュースサイト記事の悪口です。
俎上に上がるのはFRIDAY.DIGITAL「駒沢×で早大〇、東洋×で慶応〇 大学受験で続出“逆転合格”現象」(2020年02月05日)。

難易度の“下克上”は偏差値にも出ている。例えば大手予備校の河合塾によると、今年の駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部や東洋大学文学部哲学科の予想偏差値は60.0。中央大学法学部政治学科、立教大学文学部英米文学科、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の57.5を凌駕し、早稲田大学人間科学部の62.5に迫る勢いなのだ(難易度は2.5ポイントきざみ)。

こんな間抜けな文章、よく載せたな講談社。
偏差値の仕組みわかってるのか?
偏差値と大学名と学部名を書きぬけば、上の文章の情報は下記のように要約できる。

<表1>
60.0 駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部
60.0 東洋大学文学部哲学科
57.5 中央大学法学部政治学科
57.5 立教大学文学部英米文学科
57.5 明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科
62.5 早稲田大学人間科学部

しかしこれで「ほうほうそうか、駒沢っていま立教や明治よりも難しいんだな」なんて思ったら、もはや教育業界の「いいカモ」である。
「偏差値の肝は母集団にある」ということがわかっていない人が、やはり世間には思った以上に多い。
「いや、これはすべて河合塾の偏差値なのだから、母集団は一緒だろ」という人もいるかもしれない。
これもまた、「偏差値の肝は母集団にある」ということがわかっていない人だ。

わかりやすく具体的な例を出すとこうなる。
河合塾の偏差値に再度ご登場願おう。

67.5 青学(英米文)1科目
67.5 上智(法)2科目
65.0 早稲田(基幹理工)4科目

どうです?これ見て「青学と上智が早稲田を凌駕した!逆転合格現象だ!」なんて騒ぐ気あります?
結局のところ、どの科目が試験問題になっているかが大きいんです。逆に言えば、科目の違いで同じ河合塾でも母集団が異なる。
同じ早稲田でも、法学部と理工学部の偏差値が比べられないのも、この科目の違いで母集団が異なるせい。
さて科目数を頭にもっていくと、こんな<表1>から<表2>が出来上がる。

<表2>
60.0 2(英100+地歴から選択100)駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部
60.0 3(英100+国100+地歴公民数学から選択100)東洋大学文学部哲学科
57.5 4(国+数+英+地歴公民から選択。但し英は1.5倍配点)中央大学法学部政治学科
57.5 3(英200+国200+地歴数学から選択150)立教大学文学部英米文学科
57.5 4(数ⅠAⅡB100+数Ⅲ100+物化生から選択100+英50)明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科
62.5 3(数ⅠAⅡB数Ⅲ50+物化生から選択50+英50)早稲田大学人間科学部
※駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部はT方式入試(何故なら偏差値60はT方式だけだから)
※立教大学文学部英米文学科の英語は外部試験を得点化。

これで見ると「東洋大学文学部哲学科」と「立教大学文学部英米文学科」とが一応同じ土俵に上がれそうだが、立教は英語が外部試験なのがくせ者。
学部名からして英語番長の受験生が多くなりそうだ。そしてそもそも英語が外部試験ということは、河合塾の英語の偏差値との乖離が気になる。

そして一番比べちゃいけないのが、「明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科」および「早稲田大学人間科学部」と他大学。
この二つは明らかに理系。なぜ理系学部と文学部や法学部を比べようとするのか?
それは記事をセンセーショナルにしたいからである。

しかしこんなこと、ちょっと考えれば底の割れることなのに、それをのうのうと記事にしてしまうところが講談社の肝の太さである。
もちろん誉めているわけではない。

そして最後にちょっとしたタネ明かし。
FRIDAY.DIGITALが出した大学の学部は、いずれも複数回の入試を実施している。
そして入試回ごとに偏差値は出るが(渋幕や海城と同じ)、その中で駒澤と東洋に関しては一番高い偏差値を使用している。
じゃあ、その他の中央、立教、明治、早稲田はというと、……まあこの先は書かなくてもわかるよね?

駒澤、東洋が中央、立教、明治を抜く世界はそのうち現れるかもしれないが、残念ながら2020年度でそれを語るには、偏差値に少し「お化粧」をしなくてはならないようだ。

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コメント

>結局のところ、どの科目が試験問題になっているかが大きいんです。逆に言えば、科目の違いで同じ河合塾でも母集団が異なる。

駿台全国模試や河合全統記述模試のような全国系模試(冠模試ではない模試)を受けた経験があれば、志望大学・学部により試験科目や配点が異なり、たしか成績表を見れば、第一志望のA大学P学部では偏差値55.7、第二志望のB大学Q学部では偏差値59.3…といった具合に、自分の偏差値が志望大学・学部ごとに変わることが一目瞭然なので、全国系模試を受けたことのある人はこの記事に騙されないのではないか(と願いたい)。

No title

 「理科大って偏差値見たら大したことないじゃん。そこらの文学部と変わらない」

No title

たとえば河合塾の偏差値表は、国公立と私立別で、それぞれが学部系統毎に分かれています。

その意味を理解せず、「へえ。青学の文学部の英米は67.5で、京大理学部は65だから、青学の方が難しいんだ!」という人は、そっとしておきましょう。そういう人の相手をするほど、人生長くはありません。

No title

医師国家試験の合格率は 約90%
司法試験の合格率は約30%

一方 気象予報士の合格率は 5%

なんだ 医師や弁護士ったって大したことないニャ
気象予報士のオラの方が上なのだ。

ほほほ

資格難易度ランキングというものを見つけました。
https://shikaku-fan.net/rank.php

いろんな資格が勝手に偏差値でランキングされていて面白い。
剣道八段は偏差値73、プロゴルファーは偏差値62、ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士1級は偏差値52。
ふむふむ。

No title

あ、 やっぱり「キャリア公務員」試験が一番難しいんですね。

 オラ昔、 司法試験が日本で一番難しいと思っていた。 ら、新宿鮫(ミステリ小説)の中で、弁護士がキャリアに「あんな難しい試験を通るんだから」みたいに話しかけていて「あ 司法試験よりキャリア試験の方が難しいんだ」と知った。

人生色々 資格も色々

甘えん坊将軍さん、楽しいサイトをありがとうございます。

超難関の所には、聞き覚えの有る試験・資格がずらりと並んでいますが、興味を惹かれるのはむしろ、超簡単の所が多いですね。「ウィスキーコニサー」「焼酎きき酒師」「ダイエット検定」「フォークダンス公認指導者」「ゲートボール審査員」等々、暇と金が有ればチャレンジしてみたいけれど、取得してもそれだけではどうにもならない資格が目白押しです。

少子化の一方で人生百年時代ですから、中長期的に見ると、受験産業より、暇な老人向けの資格取得ビジネスの方が有望そうです。

資格試験は、この年になると受けるより自分で作ったほうが楽しいかも。
エデュ真贋目利き資格、とか。
アク禁さんは一級、私は二級かな。

若い頃スキー二級を二回不合格になって諦めました。
英検も一級に不合格になって諦めました。

若い頃は、認められたいという欲求が強かったんだろうなあ。
働き始めると資格試験受ける暇がなくなりますからね。

結局私が持ってる資格は、英検二級と普通自動車免許(青色)だけです。

No title

 めっちゃ偏差値低い調理師免許。確かに簡単ですが・・・食文化概論、衛生法規、栄養学、食品学、公衆衛生学、食品衛生学、調理理論と7科目もあるからちょっとは勉強しないと取れません。
 低偏差値なのに意外と難しいのがメディカルクラーク(医療事務)。手術の手順や処置、使われる薬剤等々の知識が無いとカルテを見て診療報酬を計算をするのは難しいです。日東駒専だってちゃんと勉強しなきゃ入れないのと同じです。↑ちょっと違う気がしますがそこは追及しないで下さい。

>働き始めると資格試験受ける暇がなくなりますからね。

→銀行員には、銀行業務検定試験という働きながらとらなければいけない資格がございます。法務、税務、財務とありましてこれをとらないと昇格できないのです。法務二級を落とし、翌年受けなおした際、ケチって新しい問題集を買わずに受けたら、法律が変わっていたらしくまたドボン・・・3度目でようやく取りましたが、業者を儲けさせるためにやってるとしか思えませんでした。

No title

労働安全衛生法では、常時50人以上の職場では国家資格の衛生管理者の有資格者がいなくてはならない。だから転勤の多い職場では、人事異動の際にはちょっとドキドキする。
いないとなると、誰かが資格を取らなければならないが、合否が職場中に筒抜けなので、別な意味でドキドキである。

No title

 クロコマ様

 昔のスキーの級テストは難しかったです。
 この20年くらいで ものすごく易しくなった印象です。

 今の1級とかみていると「本当に1級?嘘でしょ」って感じ。  昔の2級は今の1級より上手い。です。

 まあ、スキー人口が減る中で 苦肉の策として級認定を甘くしたんでしょうけど・・・
 昔の2級を知るものとしては「なんだかなあ」という感じです。

No title

日本で食える資格はなんだろう。

 医師 弁護士 司法書士 公認会計士 看護師 薬剤師 自由度が高いのはこんな感じだろうか。

 例えば、3年くらい世界を放浪して日本に戻っても(金額はともかく)職はある、という資格だ。

 もちろん100%ではないだろうけど、贅沢言わなければ食うには困らない? かな?

 最近知ったのは 意外と 医師看護師薬剤師「以外の」 医療関係の資格が美味しいのだ。 放射線技師とか理学療法士とかそういう類だ。

※ちなみに もっとも「役に立たない」部類が「教員」と「気象予報士」だ。

ハルビンカフェさん

20年ぶりくらいで、昨年スキーに行きました。
資格持ってないけど、楽しいですね、スキーは。

転んだ後起き上がるのが辛くて、年を感じてしまいました。
若い頃は一日券の元を取ろうと、たくさんリフトに乗ろうと頑張ったものでしたが、なかなかそうはいきませんでした。

限りなくマイナーな資格と仕事

>例えば、3年くらい世界を放浪して日本に戻っても(金額はともかく)職はある、という資格だ。

→商業ダイバーとかかな。原子炉の燃料プールに潜って作業してくれてる人達とか。当たり前だけど給料はめっちや良いです。

 東北で教員採用を受けようと思っていたので、学生時代にスケート連盟普及部の指導員資格を取りました。バッジテストは2級ですが・・・スケートのテストは初級1級2級・・・7級と数字が大きくなるほど難しくなるのでほぼ初心者です(汗)

クロコマさんへ

>エデュ真贋目利き資格、とか。
>アク禁さんは一級、私は二級かな。

じゃあ俺は二級見習いで。

>結局私が持ってる資格は、英検二級と普通自動車免許(青色)だけです。

英検って何級だったんだろう?準二級かなあ?
運転免許はゴールドです(ドヤッ

教員免許も持ってた(忘れてた)

>※ちなみに もっとも「役に立たない」部類が「教員」と「気象予報士」だ。

あ、そうだ、教員免許も持ってるぞ
地理も歴史も倫社も政経も、高校社会ならすべて教えられる免許だ。大変だったんだからあ。

No title

>アク禁さんは一級、私は二級かな

クロコマさん、JGさん

どぅも。勝手にうぬぼれていただけで推理は全て見当外れだった可能性もありますよね。
玲仁さんとか人事さんとかてぶくろさんって一体何者だったのかな?
興味がなくなったので最近、某サイトはすっかりご無沙汰です。みなさんとおばかな書き込みをしたの楽しかったですね。「お前らLINEで連絡とり合ってるんだろ!」ってコピペの捨て台詞には笑った(笑)。一糸乱れぬ連携プレーに見えたのかな。

それから、ななしさん、お子さん合格おめでとうございます。よかったですね。ゆっくりされてください。



脛に傷さんへ

>「お前らLINEで連絡とり合ってるんだろ!」ってコピペの捨て台詞には笑った(笑)。一糸乱れぬ連携プレーに見えたのかな。

ハハハ、あったねえ、そんなこと。
アライバの4-6-3のダブルプレーみたいだったかな。

>ななしさん、お子さん合格おめでとうございます。よかったですね。ゆっくりされてください。

それがどうも「ゆっくり」してないみたいだぜ。
向こうで暴れてるんじゃないのかな。

No title

脛に傷さま

ありがとうございます!
ジャーナル・ギャップさんがおっしゃるように、あちらでは少し暴れていました。削除されることが増えたのですが、なかなか「あくきん」の域までは行けていません・・・


なる人は簡単になる

>なかなか「あくきん」の域までは行けていません・・・

うーん、おかしいなあ。
俺やクロコマさんや白鳥座さんや脛に傷さんなんか、あっという間になるのになあ。
脛に傷さんは何しろそれがHNになるくらいなんだから。

No title

>俺やクロコマさんや白鳥座さんや脛に傷さんなんか、あっという間になるのになあ。

運営者に注目されるだけの力量がないと、なかなかアク禁にはしてくれないと思いました。

No title

こんばんは。注目されるというよりは管理人が気にくわない発言を連発しているとアク禁にされるのでしょうね。
「何度もアク禁にされてるのにそれでも書き込み続けるお前らははっきり言うが犯罪者だ!」って書いてすぐ消した人がいたの忘れられませんね(^^;)

ななしさん、あのサイトはあまり深く関わらない方がいいですよ。
あっ、私はあくきんなどという渡世人とは別人ですからねーw

No title

私も、まだ脱皮もしていない若かりし頃は随分暴れたものでしたが、アク禁にはなったことは有りません。それどころか、ロングさんの何の問題もない書き込みは消されても、私のお色気系の書き込みは何故か残っていたということまで有りました。

多分、脊椎動物では無いから大目に見て頂いているのでしょう。甲殻類にしてはよく頑張ってる、と。

消えない疑念

 私、人事さんは内部の方だと思っているのです。書き込みが数十分後には削除されていたという事があってからずっと疑っています。
 彼には、お色気&面白系は大好きで、イケメン・モテモテもしくはおバカ系男性は大嫌いという明確な特徴があります。
 ゴルゴさんとかリアルでお友達なのかすごく気に入られているようで、ゴルゴさんにとって不利なことを書くとすぐに削除されますww

 ななし様がランキングに貢献されていたであろうスレの主様も実は最初から内部のネタづくりだろうなぁ~と思っておりました。そもそも受験生のいるフルタイム母にあんな長文投稿できる時間なんて無いですよ・・・もし、実在していたとしたら・・・全落ち→公立中→高校入試でもリベンジならず・・・ってパターン。鴨猟師の被害者が出ないように、たまに書き込みしておりましたが・・・『みんなで夜逃げ?!』という幕引きには開いた口が塞がりませんでしたww

No title

誹謗中傷、デタラメ、削除、アクキン、なんでもアリな所に魅力を感じちゃったりもします。匿名サイトのただの文字列から、勉強したことも多いです。
性格は多少悪くなるかもしれませんが。

No title

 もちろん単純比較はできないが、頭脳勝負で一番難しい試験は 「プロ将棋棋士」の試験ではないだろうか。

 故 米長永世棋聖は 三人兄弟の末っ子。「兄は頭が悪いから東大に行った。私は頭がいいから棋士になった」というのは有名なセリフ。 
(真偽はわかりません。 台詞として面白い)

 で、プロ将棋棋士になるには二つの道がある。

 大多数は奨励会を突破する道である。
 奨励会三段リーグで、2位になればプロ棋士になれる。 年に四人プロが誕生する。(次点もあり。詳細は省略)

 もう一つの道が「プロ編入試験」である。
 アマチュアで、「棋士の公式戦にアマチュアで出場し、いいとこどりで10勝以上、かつその間の勝率が6割5分以上の成績を収めること」
 で 受験資格を得る。

 で、 編入試験でプロ棋士と5戦やって3勝で合格である。 (編入試験料金が数十万円かかる)

 今日 折田さんという人がプロ編入試験に臨んだ。 折田さんは奨励会3段リーグで敗退。 年齢制限で奨励会を退会になった。
  
 退会になっても将棋をやめず、アマチュアでプロの大会に出て、規定の勝率を収め、編入試験資格を得たのである。

 ファンは、プロになるのがどんなに大変か知っている。過去 数ある天才が、奨励会で敗れ去っていき、自殺者まで出たのを知っている。

 オラも最初は 「折田さん?知らんな」と無関心だったが、棋譜を見ているうちに感情移入して行った。 

 「人生がかかった将棋」に臨んだ人の棋譜というは独特の雰囲気がある。「安全に勝ちたい」でも「踏み込まないと勝てない」という葛藤が手に見えるのだ。 見ていて痺れる。 生きている人間の指し手が、そこにある。

 見事 今日勝ってプロ入りした。
 おめでとう 折田プロ。 

 いい将棋だった。感動した。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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