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2020志願者数でみる中学受験【確定版】~進学校版

今回は「2020志願者数でみる中学受験【確定版】~早慶GMARCH」(2020/02/09)の続き、進学校版である。

※5年比は「2020/2015~2019の平均」
※数字は主に「市進”そうだったのか!中学入試”」「中学受験案内(声の教育社)」および各校のホームページを参照
※広尾、穎明館、巣鴨は2019年に入試制度が変わったため、5年比と昨対が同じである。
※東邦東邦は2017年に入試制度が変わったため、5年比ではなく3年比となっている。
※鴎友と桐朋は2016年に入試制度が変わったため、5年比ではなく4年比となっている。

学校名称 属 2019 2020 昨対比 5年比
巣鴨中学 男 1461 2418 165.5% 165.5%
穎明館中 共 *779 1246 159.9% 159.9%
世田谷学 男 1523 2241 147.1% 177.0%
白百合学 女 *311 *373 119.9% 133.4%
城北中学 男 1442 1624 112.6% 110.4%
雙葉学園 女 *375 *419 111.7% 108.9%
駒場東邦 男 *548 *605 110.4% 105.7%
聖光学園 男 1366 1484 108.6% 100.8%
東邦東邦 共 3548 3805 107.2% 108.5%
豊島岡女 女 2718 2879 105.9% 104.1%
渋谷幕張 共 2598 2741 105.5% 110.2%
海城学園 男 1726 1815 105.2% 110.1%
桜蔭学園 女 *529 *555 104.9% 100.1%
芝工大柏 共 2336 2448 104.8% 112.4%
洗足女子 女 1470 1540 104.8% *91.5%
武蔵中学 男 *579 *601 103.8% 105.1%
開成中学 男 1231 1266 102.8% 103.9%
市川学園 共 3167 3249 102.6% 100.7%
吉祥女子 女 2089 2143 102.6% 110.0%
筑波大附 共 *513 *519 101.2% 114.4%
女子学院 女 *794 *798 100.5% 102.4%
浅野中学 男 1894 1890 *99.8% 105.6%
麻布中学 男 1037 1016 *98.0% 106.7%
桐朋中学 男 1109 1085 *97.8% *98.9%
鴎友学園 女 1157 1118 *96.6% 109.9%
筑波駒場 男 *736 *694 *94.3% *95.8%
栄光学園 男 *882 *827 *93.8% 113.4%
フェリス 女 *441 *405 *91.8% *92.5%
芝温泉中 男 1904 1717 *90.2% *81.7%
頌栄女子 女 *900 *808 *89.8% *87.1%
広尾学園 共 3045 2714 *89.1% *89.1%
渋谷渋谷 共 2012 1747 *86.8% *87.9%
お茶大附 共 *301 *259 *86.0% *89.8%
サレ学院 男 *908 *752 *82.8% *83.6%

01.巣鴨穎明館世田谷学園が絶好調である。巣鴨と世田谷学園は東大合格実績とのリンクが清々しいほどに顕著だ。
(参照「東大の合格者数と応募者数の一筋縄ではいかない関係」(2020/02/01))
問題は穎明館。いったい何故昨対159.9%?
東大が0から1になったから?(東京一工は3→6)
上智が9から23になったから?(早慶は58→59)
理由に見当のつく方は教えてください。

02.白百合雙葉というお嬢様感のある学校が数字を伸ばしている。
親の期待か、本人のモチベーションか。はたまたお嬢様時代の復活か。

03.桐朋は2/2入試新設後、新設翌年以降の志願者数に思ったような伸びがない。偏差値も大学合格実績も伸び悩むようだと、もはやブランドの崩壊も近いか。

04.東邦渋幕市川の千葉私学三羽烏が軒並み堅調。東邦東邦の完全中高一貫化は今のところ「吉」と出ている。

05.駒東も復調気配。やはりスキャンダルがあった方が良いんじゃないのか?

06.男子御三家は麻布のひとり負け。尤も昨対98%とはいえここ5年比は106.7%なので、これは3校の中で一番の好成績。

07.豊島岡はジリッと数字を伸ばしているので、完全中高一貫化しても取りはぐれることはないだろう。

08.渋渋の今年の落ち込みはたんなる単年の気まぐれか。はたまたニーズのギャップが露出してきたのか。
そもそも渋渋のような「消去法的難関校」は一度飽きられると賞味期限があっという間に来るので、何らかの手を打ってきそうだが。
ちなみに渋渋の志願者数推移は下記の通り。
2016 2017 2018 2019 2020
2180→1959→1946→2012→1747

09.お茶大附サレジオも渋渋と同じような単年落ち込みだが、背景は全く違うだろう。それにしても派手な墜ち方だ。
ちなみに大学合格実績が影響したとは思えないんだよなあ。

学校 東京大 早慶
渋渋 25→19 118→176
お茶 03→03 027→041
サレ 09→06 114→109

10.広尾はバブルが弾けたか?

11.頌栄フェリスは地味だが謎の落ち込み。今さら前年90を割るようなが学校でないと思うのだが。
頌栄とフェリスに関して考えられるのは合格実績の落ち込み。(下の表参照)
ただ頌栄に関して言えば、志願者層が東京一工の数にそれほど神経質になる層なのか、少し疑問だが。
むしろ早慶の方が重要視されるような気もする。それならフェリスの落ち込みは理解できるが、はてさて。

学校 東京一工 早慶
芝中 33→36  174→183
頌栄 11→04  163→189
F女 27→24  129→099

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コメント

No title

 これを見ると 毎年数%ずつ「中学受験者総数」は増えているように見える・・・
 
 

昨年度の記事ですが、下のものを見つけました。
http://www.sapia.jp/school_exam/latest_infor/2019exam_feature/e_urgent_analysis.html

2月1日午前の私立中学受験者数は、2009年の41,097人から、リーマンショックの影響を受けてか2015年の35,655人にまで漸減し、その後は毎年増加してきているようです。

森上教育研究所の今年2月10日の公表資料「◇入試状況はどう変化したか-2020年私立中学受験状況(一都三県)2020.2.10速報値」を見たところ、今年2020年の2月1日午前の私立中学受験者数は41,291人であり、募集定員40,440人を上回ったよう。

上記公表資料には、2011年以降の「2月1日私立中学受験者数・公立小卒者数(1都3県)前年比」も掲載されています。これによると、2016年~20年の直近5年の「2月1日私立中学受験者数」は、いずれも対前年比で増加しています。

2015年(35,655人)→2016年(36,585人):前年比102.6
2016年(36,585人)→2017年(36,893人):前年比100.8
2017年(36,893人)→2018年(37,939人):前年比102.8
2018年(37,939人)→2019年(39,761人):前年比104.8
2019年(39,761人)→2020年(41,291人):前年比103.8

2015年(35,655人)→2020年(41,291人):5年比115.8 ※

※上記はJG さんの記事本文とは「5年比」の算出方法が異なります。
JGさんの記事本文の算出方法「2020/2015~2019の平均」で計算すると、41,291÷37,366.6=5年比110.5。

No title

子どもの数は年々減っているはずなのに、私立中受験は増えているのですね。しかも甘えん坊将軍さんが引用された数字は私立のみで、最近人気の公立中高一貫の受検は含まれていないのですよね?
高校での募集を取りやめる学校が出てきたり、附属人気でMARCHやそれに続く附属中が人気が出たり、MARCHと提携(?)して急に人気になった学校も有りますね。
中学からしっかりした教育がなされることには賛成ですが、教育の質の確保、特に優秀な教員の確保が大丈夫なのか心配にはなります。

>子どもの数は年々減っているはずなのに、私立中受験は増えているのですね。しかも甘えん坊将軍さんが引用された数字は私立のみで、最近人気の公立中高一貫の受検は含まれていないのですよね?

後段についてはご理解の通りです。私が引用した数字は「2月1日午前私立受験者数」ですので、それ以外の受験者数(国公立のみの受験者や、2月1日午前以外だけを受ける受験者)は含まれていません。

前段については、確かにわが国全体としてみれば子どもの数は減少してきていますが、一都三県の小学6年生の数は、地方から都心やその周辺(横浜、川崎、江東区など?)への人口流入により、ひょっとすると減少していない(ないし増加している)のかもしれません(データに当たっておらず推測ですみません)。

>教育の質の確保、特に優秀な教員の確保が大丈夫なのか心配にはなります。

まったく同感ですが、それと同時に、もし私が上で書いたように、都心部の子どもがあまり減少しておらず、子どもの減少が地方において顕著に表れているとするならば、地方の公立小中高の教育の質の確保、優秀な教員の確保も気になります。
ハルビンカフェさんが以前にどこかで教員採用試験の倍率低下の話を書いておられましたが、地方の教育が悪循環に陥らなければよいなと心配しています。これは文科省だけでどうにかできる話ではないのだろうと思います。

No title

国公立大学二次試験の出願状況が固まっていますが、教員養成系の学部は、競争率1倍台の所がごろごろ有ります。中でも理数系が不人気のようで、要はIT人材ニーズの高まりで、民間企業への就職が前提の工学系に流れているのでしょう。

こういう状況で、国民の理数教育強化とかITリテラシー向上とか言ったところで、教育現場にはそれを教える人材が居ない訳ですから、公教育における教員の自前での養成はどこかで割り切って、教育人材とプログラムのアウトソース、あるいは私学に任せて金銭での補助に切り替えた方が良いのではと思います。

これはロングさんの方が100倍詳しいでしょうが、大学入試の共通試験における英語の民間試験活用も、もしかしたら同様の発想から出てきたアイデアなのかも知れませんね。教育人材は自前ですが、プログラムは完全にアウトソースですから。

しかし、真に改革すべきは理数教育でしょう。このまま行けば大都市の一流国私立と、地方の公立との差は拡がるばかりです。

No title

 以前も書きましたが、理科大は日本の理数教育の一端を担ってきました。

 あまり知られていないかもしれませんが、理科大には大学院とは別に、専攻科というのがある。 専攻科ってなんだ? 専攻科は 「先公化」と読み替えてもいい。  

 理科大の場合は 「教員になるためにより専門的な教育を受ける場 (夜間)」です。(多分)

 学部卒業後、1年の年限で、多分ほぼ無試験で入れる。  要するに「教員採用試験に受からなかったら 1年専攻科に行ってさらに勉強して翌年 採用試験に挑む」という 大学、学生 双方にとって大変都合のいいところです。
 
(履歴書に穴が開かないので 教員を断念して企業就職する場合にも便利。)

 私の世代でも数多くの理科大の友人が日本全国の高校に行って教員をやっている。 
 これからも日本の理数教育を支えて行ってほしいものです。
 

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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