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2020志願者数でみる中学受験【確定版】~早慶GMARCH

ここ数年、政府の都内私大イジメ、いや、定員厳格化によって、都内私立大学はぐんぐん難しくなってきている。
(元に戻ってきたとも言う)
特に早慶MARCHの難化は、多くの難関狙いの受験生に莫大なため息をつかせている。
ただそうした難関狙いの受験生たちがすぐ下の大学を受験して、その層の受験生がさらに下の大学を受験して、というように、ため息をつく受験生の数はかなりいることになる。

その影響もあって、中学受験での早慶MARCH付属は絶好調だ……と言いたいところだが、今年は少し異変が起きている。
下の表は早慶MARCH付属の応募者の推移である。

※5年比は「2020/2015~2019の平均」
※数字は主に「市進”そうだったのか!中学入試”」「中学受験案内(声の教育社)」および各校のホームページを参照
※明大中八は2017年に入試制度が変わったため、5年比ではなく3年比となっている。

学校名称 区 2018 2019 2020 5年比 昨対比
早大学院 男 0478 0464 0460 107.8% 099.1%
早稲田実 共 0583 0687 0638 110.5% 092.9%
早稲田中 男 2262 2045 2259 105.9% 110.5%
慶應中等 共 1508 1502 1414 103.7% 094.1%
慶應普通 男 0615 0614 0634 108.0% 103.3%
明大明治 共 1569 1455 1339 096.4% 092.0%
明大中野 男 1652 1995 1728 106.1% 086.6%
明大中八 共 1235 1312 1206 096.3% 091.9%
青山学院 共 0933 1094 1138 133.3% 104.0%
立教池袋 男 0372 0536 0623 136.8% 116.2%
立教女学 女 0291 0338 0358 116.2% 105.9%
立教新座 男 1926 2099 2213 117.2% 105.4%
中大付属 共 1103 1158 1216 123.8% 105.0%
法政大学 共 1565 1545 1472 107.2% 095.3%
法政二中 共 2095 2333 2135 113.3% 091.5%
学習院女 女 0662 0837 0776 119.9% 092.7%
学習院中 男 0908 0886 1022 130.4% 115.3%

01.早大系は早大学院、早実ともに昨対100を割ったが、大した落ち込みではない。また、5年比では100を超えているので問題はないだろう。
早稲田中は堅調。ただ相変わらず偏差値は他の2校に比べ高い。早稲田保険の保険料と考えて釣り合うかどうかは、各ご家庭の判断でしょう。

02.慶應中等が昨対100を割ったものの、5年比で見ると全く問題はない。慶應普通も順調。

03.問題は明治系だ。大学の応募者数増は凄いものがあるが、中学では苦戦している。
(尤も大学の方も、今年は小休止と言った態ではあるが)
明大中野は昨年が集め過ぎだったのでこんなものだろうが、明大明治と明大中八は5年比でも落ちている。(明大中八は3年比)
ただ減り方の内容はこの両校では違っていて、明大明治では男子がごっそり抜けていて、逆に明大中八では女子が激減している。
ちなみに明治大学の応募者増による難化はなかなか収まらない。

04.青学は怖いぐらい順調。来年あたりガタっとくるんじゃないのか。

05.立教も順調。立教新座はどうかなと思ったが、まあまあの集客。

06.中大系は中大附は順調。ただ表中にはないが中大横浜は昨対89%となった。

07.法政は両校とも昨対100を切ったが、ずれも5年比では堅調なので問題はなかろう。

08.さすがに学習院女子は息切れしたが、それでもまずまずの応募者数なので、来年も難化は免れまい。

09.結論から言えば、今年も付属人気は続いた模様。
但し大学入試改革が一部とん挫したので、来年は少し収まると俺は見ているが…。

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コメント

No title

まあ 無限に難化するはずがないので
どこかで止まるはず? ですが・・・

 昔を考えれば

○慶応中が 開成と同じくらい難しい時代があった
○明治大が 旧帝と同じくらい難しい時代があった

○とにかく子供が多くて浪人が多くて大学が難しい時代があった。。。

 そこまではいかんだろう

No title

 一番大学が難しかったのはいつだろうか。
 
 つまり「受験地獄」の頂点はいつか? と言う話だ。
 今、調べたが そんなに結論は簡単ではない。
 
 子供の数も関係する。
 大学進学志望者も関係する。

 直感的には 昭和の終わり頃だろうか・・・

 で、その時と今でどのくらい違うのだろう。
 地獄の時の明治大生は今 どこに入れるのか?
 地獄の時の理科大生は?
 
 まあ おいおい考えてみよう
(と さりげなく 頭のいい常連諸氏が分析してくれることを期待したりして。。。)

「青学>慶應」的世界

そういや昭和50年代くらいの中学受験偏差値を見たときに、青山学院が女子の一番か二番になっていて、「ヒエッ」と思ったことがあった。
桜蔭が台頭してなかったとはいいとして、慶應より上だったのか。
ヒエッ

昭和の終わりごろと言えば私学バブル

> で、その時と今でどのくらい違うのだろう。
> 地獄の時の明治大生は今 どこに入れるのか?
> 地獄の時の理科大生は?
 
これ、面白いですね。
こういうことは考えたことなかったですよ。

No title

 あ、ちゃんとした識者の分析はまだ探せていないですが、ヤフーの質問などで
 「大学に入るのが一番難しかった時代はいつ?」
 とか たくさんありますね。

 回答では

1)1993年頃(要するに18歳人口が多い時)と言うのが有力なようですニャ 当たり前か。。

2)根拠はなさそうですが、「あの頃の学生は今なら1ランク上に入れる」と考えている人が多い。
 つまり マーチの人は早慶に。 日大の人はマーチに入れる。
 
 ただ、1)に比べて 2)の方の答えは根拠がない。 「そんな感じ」で書いているようだ。

 書いている人は多分 「難しかった頃」の人でバイアスもあるだろう。 俺だって今なら・・・ って感じだ。  ほほほ。

※ただ、偏差値という相対学力とは別に「絶対学力」の比較という面白い疑問もある。
 当時の明治大生と今の明治大生 で英語と数学の試験をしたらどちらが上か? と言う話だ。
(国語や社会は時代によって変わるものなので公平な試験はできないだろう。 あ 英語だって4技能なんて言ったら時代で変わるか・・)

No title

1992年の18歳人口は 約205万人
2020年は       約117万人

日本に大学が一つしかないと仮定しよう。定員数が20万人の「日本唯一大学」だ。  この大学に入るためには、上から20万人の学力が必要だということになる。

 さて、日本唯一大学に最下位で入る学生は
1992年→上位9.76%
2020年→上位17.09%

 の位置にいるということになる。
 これを偏差値で見ると
1992年→偏差値63
2020年→偏差値60


ふむ 3ポイント下落した

 定員20万が多すぎるのか?
 では 日本唯一大学の定員を10万人にしてみよう。

1992年→上位4,88%
2020年→上位8.55%

 偏差値で見ると
1992年→偏差値67
2020年→偏差値64


 ふむふむふむ

No title

最初 すごい計算ミスしていて、大幅に修正しました。

 日本唯一大学を単純偏差値で見ると 「地獄」の頃より3ポイント程度 入りやすくなったようです。

 とすると 「あの頃マーチの学生は早慶」というのは 間違いでない? かも

参考になりそうな文科省の資料をアップしておきます。
https://www.mext.go.jp/content/1413715_013.pdf

①18歳人口
1992年 205万人 → 2018年 118万人

②大学入学者数
1992年 54万人 → 2018年 63万人

③大学進学率(②÷①)
1992年 26% → 2018年 53%

1995法政法学部≒2015明治法学部

下記アドレスに1995年と2015年の大学偏差値があってあるので、それを使用。

https://ameblo.jp/pangpangle/entry-12508692151.html

まずは1995年に法政大学法学部に受かったとしよう。
1995年の法政大学法学部は駿台偏差値62。
1992年の大学入学者が54万人ということで、ちょっと強引だがこれを1995年の大学受験者に読み替えてみる。
偏差値62は上位11.51%なので、

54万×11.51%=62154人

この62154人は2018年大学進学者63万人の上位ほぼ10%なので、2015年偏差値に直すと62~63。
この駿台偏差値はおよそ明治が妥当。

ということは1995年に法政法学部に受かった人は、現在ならば明治法学部に相当する、といえる。

……かも知れない。

文科省の別の資料を見つけました。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/25/1407449_1.pdf

5頁の図4に「入学志願率(現役)の推移」があります。
この図4の水色の棒グラフが「大学(学部)志願者数」の頭数の推移ですが、平成年間はずっと60万人前後で推移しています。
平成年間には18歳人口が、193万人(1989年)→205万人(ピーク。1992年)→118万人(2018年)と推移していますので、率にすると「大学(学部)志願率」は約35%(私が図4から目視。1992年)→57.1%(2018年)と上昇しています。

「難関大学の入学者数(≓募集定員)が平成年間においてずっと約10万人で推移した」と仮置きするならば、
「大学志願者の中で上位約10万人に入る」という意味であれば、平成年間ではその難しさはあまり変動していない(分子は約10万人、分母は60万人前後で、概ね一定)ということになるかと思います。

もっとも、上記の分母(60万人前後)の抽出は、
1992年は「205万人中の約60万人」(18歳の3人に1人が大学を目指す)、2018年は「118万人中の約60万人」(2人に1人が大学を目指す)ということになりますので、「難関大学への入りやすさ(入りにくさ)」はこの辺りからも影響を受けるのかもしれません。よくわかりません。

また、上記の分子(難関大学の入学者数(≓募集定員))も、一般入試のほかに推薦やAOの枠もあるので、「一般入試枠の推移」を見ないと、「一般入試での入りやすさ(入りにくさ)」が掴みにくいかもしれません。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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