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勉強ができない高校生のための大学受験戦略

栄光学園の超エリートな話(「数学のセンスを脳に刻み付けろ~栄光学園の井本の数学」(2020/01/26))の次にこういう話題はどうかとも思ったが、今回は「勉強ができない高校生のための大学受験戦略」というお話。

但し、勉強ができないというのはどの程度のことかをはっきりさせておかないと、話の論点がズレる。
「慶應の経済がD判定だ」だとか「上智のTEAP利用型が」なんていうのはお門違いだ。
日大も東洋も高すぎる。
高校入試で偏差値50程度だが、少しは名前の知れた大学に受かりたい、というのが今回のケースだ。

10人に1人しか大学に行けない都市」(2020/01/25)という記事でも書いたように、大学進学率の全国平均は54.7%。
高校入試で偏差値50というのは、、大学進学者のほぼ最底辺を意味する。
この学力で合格できる大学となると、河合塾のBF(ボーダーフリー)の学校群となる。
これを何とか関東上流江戸桜、あるいは大東亜帝国まで引き上げようというのが狙いだ。

※河合塾のBFに関しては「奨学金借りてF欄の大学なんか行くなら高卒で働いた方がいい、のか?」(2019/12/21)を参照してください。

勿論一番いいのは、指定校推薦狙いだ。
やるべきことは学校の授業を真面目に聞いて、予備校に通いながら成績を上げていく。
関東上流江戸桜、あるいは大東亜帝国の指定校推薦なら、さほど難しくはあるまい。
ただ問題は、偏差値50の学校に指定校推薦があるのかどうか、ということだ。
というわけで偏差値50程度の都立高校の指定校推薦枠を見てみよう。
※偏差値は市進のものを利用しました。学校名の後のカッコ内は(男子偏差値.女子偏差値)です。
※指定校推薦は旺文社のパスナビを参照しました。

●鷺宮高校(48.50)
法政大、日本大、東洋大、専修大、駒澤大、武蔵大、武蔵野大、亜細亜大、国士舘大、拓殖大、大妻女子大、ほか

●高島高校(49.49)
学習院大、日本大、東洋大、専修大、大東文化大、東海大、亜細亜大、国士舘大、拓殖大、大妻女子大、東京家政大、ほか

●江北高校(50.49)
東京理科大、明治大、青山学院大、法政大、学習院大、日本大、東洋大、専修大、芝浦工業大、東京都市大、獨協大、東京農業大、ほか

●本所高校(49.50)
日本大3、東洋大11、専修大2、駒澤大3、國學院大1、東邦大1、文教大1、武蔵野大1、神奈川大2、大東文化大7、東海大1、ほか

●富士森高校(49.49)
中央大3、日本大2、専修大1、駒澤大1、東京農業大2、武蔵野大3、ほか

●日野高校(49.49)
中央大2、学習院大2、日本大2、専修大3、武蔵野大1、亜細亜大1、大妻女子大1、ほか

●松が谷高校(49.49)
東京理科大1、中央大1、法政大1、成蹊大1、日本大6、東洋大4、専修大8、ほか

●東大和高校(51.50)
青山学院大2、中央大1、法政大2、成蹊大4、東洋大7、専修大8、駒澤大2、東京都市大4、玉川大17、大東文化大3、大妻女子大2、ほか

●保谷高校(50.50)
東京理科大2、青山学院大1、立教大1、中央大2、法政大3、学習院大1、ほか

ふえ~~~~!
都立の指定校推薦は豪華じゃの~~~!

関東上流江戸桜だの大東亜帝国どころじゃない。
MARCHや日東駒専がずらりと並んでいるぢゃないか。

指定校推薦は毎年改定されるので約束はできないが、とにかく都立の指定校推薦は偏差値50程度でも有名大学が揃っている。
都立に進んだ生徒はまず指定校推薦を狙うべし。
但しライバルも多いので、とにかく早めに動くことが肝要。

指定校推薦が難しいなら、自己推薦だ。これは学校の成績(調査書の評定)が判断基準になるので、イチにもニにも定期テストの点数を上げなくてはいけない。
というわけで、やるべきことは指定校推薦の場合と同じ。

次にAO推薦が狙い目。
但しAO推薦に関しては、学校の先生が不案内な場合もあるので(なにしろ偏差値50の高校だ。ことによるとことによる)、塾にお世話になることが必要になるだろう。
AO推薦のために必要なのは学校の成績とは限らないので(多くの場合、論文や面接など)、そのためにも塾通いは重要だろう。

最後に一般入試だが、まあ、推薦がすべてだめなら仕方がない、これにかけよう。
だが、そのためには、高1からちゃんと勉強することだ。できれば塾に行って+アルファの力をつけた方が良い。

このように、「勉強ができない高校生のための大学受験戦略」には塾や予備校が不可欠だ。
まるで塾や予備校の回し者のようだな。難関でもない大学の受験に塾や予備校が必要か、という声も聞こえてきそうだ。

しかし考えてみて欲しい。
勉強が不得手で偏差値50の高校に進学している高校生が、独学で勉強をすすめられるだろうか?
もしそんなことができるなら、もっと高いレベルの高校に進学しているのではないか?
そもそも勘違いしちゃいけないのは、今現在の偏差値50という位置は、大学受験では最底辺だということだ。

「高校生になったから一生懸命勉強するぞ」という子供の言葉を信じて、1年や2年どこにも通わないという作戦をとってもいいが、そんなことが通用するのはエリア戦の高校受験までで、全国戦の大学受験でそれをやったら、BFなのだ。
一般的に「そんな大学誰でも入れる」と言われるような大学に入れるかどうかというのが、今現在の位置なのだ。

旧帝や国立医学部の受験は厳しい。
それと同じで、高校受験で偏差値50の生徒の大学受験も厳しい。
定員を割っている大学もあるから、名前さえこだわらなければおそらくどこかの大学には入れるだろうが、上を狙うなら(上と言っても河合塾で偏差値40程度だが)早めに動くべきだ。

優秀な奴らの塾通いなんてどうでもいいと思うが、こういう生徒はそうは言ってられないと思う。

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コメント

500本目

ちなみにこの記事が500本目です。
これからもよろしくお願いします。

No title

  オラ 一応 善意で忠告するが、偏差値50で理科大 指定校推薦行くなら 相当な覚悟が必要だジョ。  理科大を甘く見るなよ。

 でも、偏差値50から 大学入って猛勉強して卒業する、というストーリーがあってもいい。

 それこそ 理科大の理念だ。

※現実に 2部→1部 の転部試験に合格する超真面目で努力家の学生も存在する。 
 

※そういえば Kちゃんと言う可愛い真面目な子がいた。
 都立から推薦だった。

 将来NASAに行きたいと必死に勉強していた。
 (実際 行ったかどうかは知らない)

 今から思えば最初は学力不足だったけど半年くらいで優等生になったきがする・・・
(勉強しすぎて 身体を壊して入院したりしていた。
お見舞いに行ったニャ。 可愛い子だった)

※勉強しすぎて 身体を壊して入院する。
 この主人公は絶対 可愛くなくてはいけない。
 理科大がある千代田区の条例で決まっているのだ。  ふふふ

※と書いてから 理科大の住所見たら「新宿区神楽坂」だった・・・

>※と書いてから 理科大の住所見たら「新宿区神楽坂」だった・・・

「新宿区」の条例ということになると、早稲田や慶應医学部も射程に入ってきますな。
上智の総合人間科学部看護学科(目白聖母キャンパス)も新宿区のようで。
早慶上理が揃った。すっきり。

No title

ウイキで理科大を見ると
***************
現在は一般の大学同様に入学試験が課せられているが、東京物理学校時代は入学試験を行わずに希望者全員を入学させるものの卒業基準は厳しく、実力の無い者は卒業させないという方針が採られ、卒業者は入学者の10%にも満たなかった[5]。2010年代に入ってもその校風は堅持しており、例えばGoogle mapで「厳しい大学」「留年大学」と検索すると、理科大神楽坂キャンパスが表示される[6]。

(中略)

学部卒業生の6割程度が大学院修士課程に進学し、自大学院だけでなく、他大学院へ進学する者が多いのも、特徴である。特に東京大学大学院への進学者数は全大学中第2位(東大からの進学者を除く)である[7]。
世界における本学の位置は、ARWU世界大学ランキングによると第401-500位圏である。アジアだけで見ると第72位に位置しており、日本の私立大学では慶応義塾大学に続き2位となっている[8]。
また、『Times Higher Education』による「世界的大企業のCEO輩出数ランキング」では、京都大学、東京大学に続き、日本の大学では3位となっており、私立大学では1位である[9]。
*****************

 そんな立派な大学だったんだあ。
 もっと勉強するんだったなあ。 後悔しても遅いが・・ 理科大で遊んでしまった後悔は少し酸っぱい記憶として残っている・・・

 定年したら理科大の2部に入り直して勉強しようかなあ。(なんて そんな思いつき、続くはずがないが)

理科大

東京理科大のポテンシャルの高さを知る人間は、東京理科大の中ではなく、東京理科大のすぐ外側にいる。
~詠み人知らず

No title

「ふえ~~~~!
都立の指定校推薦は豪華じゃの」

実はそうなんです。大学が誰に忖度しているのかを考えると明白なのですが

名前は言えませんが、偏差値は高くないけど早稲田が看板・理工の指定校推薦枠を気前よくバンバンあげてる高校がある(早稲田いけの付属ではない)。
その高校のバックにいる大学と省庁とお国にまで幅広い忖度がミエミエ。

都立高校の後ろには、都内の土地の使用許可権や私立高校設置の許可権を有する「都知事様」と、巨大な税収がありますので都立高校は弱くともバックは強く、指定校推薦枠にはお子様には見えない「大人の力学」が働いているなぁと感じています

中堅都立から上位大学狙いの指定校ルートはしっかりあるので、都立三番手校あたりの子はババひかないようにしないと脱力結果になることも・・・。

No title

 ラジオで 佐藤優氏の「大学で何を勉強すべきか」といったコラムを聞いた。

ニッポン放送「ザ・フォーカス パート2」 1月30日(木) 19:14 くらいか?  興味のある方は ラジコとかで聞いて見てください。

 なかなか興味深い内容だった。

よく覚えていないが
・今は 昔と違い、遊ぶ大学生は少ない
・勉強する学生はすごい勉強する。 と言っても大学の授業ではなく、他のことをする。 英語検定 数学検定 ニュース検定などだ。
・英語の留学では フィリピンのセブ島とかで「地獄のキャンプ」があるらしい
・東京外語大は ものすごく厳しい大学

 その他 諸々。。。 佐藤さんは話が面白いので、内容はともかく 楽しく聴ける。

謀略に造詣が深い

佐藤さんは話が面白いだけじゃなく、キリスト者ですから宗教への造詣も深く、そして何しろ外務省のロシア担当でしたから、謀略にも詳しい。

こういう人が少年少女の前でいろいろ話してくれると、楽しいのですが。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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