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10人に1人しか大学に行けない都市

先日リクルートの雑誌をパラパラと捲っていたら、面白い記事を見かけた。
東京23区などの中学受験校への進学率や大学進学率が掲載されている。

中学受験校への進学率の全国平均は23.2%。
23区でもベスト5は以下の通り。

1位 文京区 43.9%
2位 千代田区 40.5%
3位 中央区 39.7%
4位 港区 38.8%
5位 目黒区 36.2%


ワースト5は以下の通り。

1位 江戸川区 10.8%
2位 葛飾区 13.0%
3位 足立区 13.4%
4位 板橋区 15.2%
5位 墨田区 16.5%


まあ、言われてみればそんなものか、という感じがする。

続いて大学進学率だが、こちらの全国平均は54.7%。
もうしばらく前から、2人1人は大学に進学している。
中学受験だ東大だ早稲田だ、などと話していると、なんだそんなものか、という気もしないではないが。
23区のベスト5は以下の通り。

1位 渋谷区 75.3%
2位 千代田区 74.3%
3位 文京区 73.6%
4位 港区 72.2%
5位 杉並区 72.1%


中学受験のベスト5に入っていた中央区は63.0%、目黒区は68.7%。
意外と言えば意外だし、順当と言えば順当。コメントに苦しむ。

ワーストは下記の通り。

1位 足立区 39.7%
2位 荒川区 43.1%
3位 葛飾区 44.3%
4位 台東区 52.8%
5位 大田区 55.2%


荒川区、台東区、大田区の中学受験での割合は、22.2%、26.6%、23.8%。
中学受験と大学進学率とは緩やかな相関はあるかもしれないが、強くはなさそうだ。

ちなみに千葉県は都市ごとの中学受験校への進学率は出していない。
県全体の中学受験校への受験率は15.4%。(進学率ではなく受験率であることに注意されたし)
大学進学率のベスト5は以下の通り。

1位 八千代市 67.3%
2位 柏市 66.8% 
3位 印西市 65.0%
3位 習志野市 65.0%
5位 市川市 63.8%


ワーストは全部の都市の数字が出ていないのでわからない。


さて、ここでタイトルに戻ってみましょう。
「10人に1人しか大学に行けない都市」
そこはどこなのでしょうか?

答えは埼玉県吉川市です。大学進学率は10.6%。
およそ10人に1人しか、大学に進学できていません。
吉川市のご近所で言うと、八潮市17.4%、三郷市25.6%、草加市51.5%。
この埼玉東南地区では草加市のみが高い。それでも全国平均を割っているけど。

ちなみに埼玉県の大学進学率のベスト5は以下の通り。

1位 蕨市 76.8%
2位 志木市 72.7% 
3位 越谷市 67.3%
4位 坂戸市 66.5%
5位 さいたま市 64.4% 


全体的に千葉よりも高い。
政令指定都市対決でも、千葉市は59.6%なので、埼玉県に軍配は上がる。
千葉にも「10人に1人しか大学に行けない都市」があるのだろうか。

※調べてみたら旭市(6.1%)、富津市(11.5%)、南房総市(3.9%)、大網白里市(7.0%)とあるが、埼玉の都市とはちょっと背景が違うような気がするなあ。

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コメント

No title

JGさんありがとうございます。

他の県の事情はよくわからないのですが、千葉の旭、富津、南房総、大網に共通する点を考えてみました。ズバリ農業高校。旭は旭農業、富津は天羽、南房総は安房拓心、大網は大網。

元々農業が盛んな地域に農業高校は作られた。(当たり前だが)旭農業の住所は千葉県旭市ロ1。解説すると、ロはイロハのロである。それほど地域の農業高校に寄せる期待は大きかった。余談だが、旭農業の住所はわずか7文字で表される。これより短い文字数の住所の学校があったら知りたい。

きっと大学が全てではない生き方を見つけてしまうのかもしれない。なにせ、農家はいつでもサラリーマンになれるが、サラリーマンから農家は難しい。でも農業もスマート農業の時代だ。安定的な収穫を少ない労力で賄うのか。温暖化の気候変動やらTTPやら。でも、人は農産物を口にしない日はない。

No title

 オラの鬼嫁は房総半島南部の漁師一家だが、南房総の漁業は壊滅らしい。
 「獲れない」「跡継ぎがいない」「若い人がいない」という感じでもう限界集落・・・

 昔はかなり獲れて豊かだったらしいですが・・・

 さて、そんな鬼嫁の出身校 安房高の偏差値は・・・
 あれ? ない? ないぞ。市進に偏差値が載ってないぞ。  ひょっとして偏差値が・・ない?(つまり全入?ってこと?)

 昔は 東大にも数人入った高校らしいですが・・

※一昨年 志学館から東大に2人 国医に1人 入った。 昔なら安房高から東大に受かったような房総半島南部の優秀な子は志学館に行っているのかニャ?

※今、 別のサイトで調べたら 偏差値 59と出ました。 一応偏差値はあるらしい。

 そうか、安房高の学区に市進がない のか。

No title

千葉の大学進学率トップの八千代市。市内に高校も中高一貫校もある。だが、物凄いみんなが憧れる学校かというと微妙だ。しかし、千葉私立トップ4渋幕、市川、東邦、秀英には通いやすい。日習や成田も近い。公立志向でも県船橋、佐倉には電車で一本。何よりも混雑率で定評のある東西線始発駅があり、早稲田には非常に楽に通える。

やっぱり電車が全てなのか?

えげつない話

>やっぱり電車が全てなのか?
→それも大きな要因のひとつではあると思いますが・・・世帯数や世帯収入の差も無視出来ないと思っております。

【南房総市】
世帯年収 世帯数 割合
・500万円〜700万円 1890世帯 13%
・700万円〜1000万円 1310世帯 9%
・1000万円以上 670世帯 4%
〈平均所得〉
254万2306円

【八千代市】
世帯年収 世帯数 割合
・500万円〜700万円 11650世帯 16%
・700万円〜1000万円 9530世帯 13%
・1000万円以上 5940世帯 8%
〈平均所得〉
355万9470円

【千葉市】
世帯年収 世帯数 割合
・500万円〜700万円 63900世帯 16%
・700万円〜1000万円 50160世帯 12%
・1000万円以上 30420世帯 8%
〈平均所得〉
370万5818円

【茂原市】
世帯年収 世帯数 割合
・500万円〜700万円 5220世帯 15%
・700万円〜1000万円 3610世帯 10%
・1000万円以上 1930世帯 5%
〈平均所得〉
295万5910円

【木更津市】
世帯年収 世帯数 割合
500万円〜700万円 9440世帯 19%
700万円〜1000万円 5920世帯 12%
1000万円以上 2970世帯 6%
〈平均所得〉
327万3075円

【盛岡市】
世帯年収 世帯数 割合
・500万円〜700万円 16520世帯 13%
・700万円〜1000万円 11920世帯 10%
・1000万円以上 5960世帯 5%
〈平均所得〉
315万3594円
↑でも、やっぱり一番は電車の差?!のような・・・

No title

 この高尚なブログが「公立一派」「千葉一派」の亜流に侵食されかねない? 
 
 と 危機を抱いたJG氏(仮名)は 「栄光学園エリート話」で 本筋に 戻したのであった・・・ ふふふ

 本流エリートの方が投稿しないと、千葉話、公立話が 幅を利かせてしまいますぞ。 ひひひ

情報は多ければ多いほどいい

>この高尚なブログが「公立一派」「千葉一派」の亜流に侵食されかねない? 

いえいえ、千葉の話もどんどんしてください。
コンサルにとって無駄な情報はないんです。
というか、ここでの皆さんの話は何しろ面白いし、それにダントツに貴重な情報です。

例えば、茂原の話が出たときに、チーバくんさんの

>茂原民は母校に見送られて都会に、戻ってきた時に真っ先に出迎えてくれるのも「我が母校」である。

を引用してごらんなさい。
昨日今日の人が使えるフレーズじゃありませんから、「あ、この人は知ってる人だ」となります。

詐欺師コンサルの仕事は「あ、この人は知ってる人だ」と思ってもらえれば、かなりうまくいきますから。

No title

>八千代市

 ああ、なるほど。八千代市って豊かなんですね。
 高収入世帯層が 「厚い」

 なんでかなあ。 まあいいや。

 盛岡と南房総が貧しいことはわかった。

No title

八千代市ってどんな町なんだろう?
と ウイキを見ると 「住宅都市」ということで高度成長期以降 急速に人口が増えた町らしいですニャ。

 これ、といった産業はなく、サラリーマンが住宅を建てる町だ。

************
八千代台団地竣工以後、急激に人口が増加した。団地建設で人口が一気に2倍以上となったのは京都府八幡市などの例もあり、市の特徴も両市で類似している部分が多い。1975年には人口10万人以上の都市で全国一の人口増加率となり、年少人口も多かった。その年代の住民は京成線沿線に多く住んでおり、高齢化が進んでいる。その一方東葉高速線の影響で人口増加率が復調し、再び年少人口が増加している。
*****************

 そう、やっぱり学歴にこだわるのは「東京のサラリーマン」なのだ。 特に田舎から大卒で上京した、要するにオラのようなサラリーマンだ。

(以前も書いたが、オラは中学受験の「典型的な層」の一つだと思う)

オラが街に高校がない都市

もし、自分の住む都市に高等教育機関がなかったら。そんなことを想像したことはあるだろうか。

高校がない都市が千葉県には存在する。高等教育を受けたければ、中学卒業後、絶対に市外の高校に進学しなければならない。学びたい学科や憧れの先輩、素晴らしいカルキュラムも名物先生も市外の高校にしかないのではない。高校そのものがないのだ。それも公立.私立ともにないのだ。そんな都市一都三県の一角をなす千葉県にある。

その都市の名は…勝浦市である。
そうやって考えると勝浦市民、大学に10人に一人以上進学するなんて、本当に頑張っているなあ。

※ハルビンカフェさん。盛岡も南房総も貧乏ではないですよ。ヒントは『くろよん』『とーごーさん』

No title

読み返して見たら、ちょっと嫌味っぽい表現がありました。嫌味はなく、純粋に頑張っているという感服です。関係者にお詫びします。

おそらく半分程度が高卒

昨年の夏に小学校の同窓会に出ました。
いちいち学歴なんて聞きませんでしたが(エデュ中毒の人なら聞くのかな?)、高卒の人もたくさんいたと思います。
俺は「できれば大学を出た方が良い」と考える一派ですが、そのうちにそうしたことも記事に書こうと思っています。

税務署が怖い

それにしてもチーバくんさんは税のこと詳しいですね。
「くろよん」だの「とーごーさん」なんてひょいと出てこないよ。
ああ、怖い怖い。

No title

千葉のお話、おもしろく、大変興味深いです。

母が「東の千葉に西の愛知。管理教育の両雄」とよくく言ってました。

両県とも工業地帯を内包する太平洋に面し半島と湾を持つ似た地形ですが、教育の在り方は違うのだなと。

愛知県は公立高校王国で越境を許さないのですが、高校のない地域はなかったと思います。

全県民が公立高校に通えるよう中学で采配・コントロールし県全域高校に東大に行く生徒が1-2名バラバラいるのが特徴です(今は違うかもしれませんが)

**
中学受験のベスト5に入っていた中央区は63.0%、目黒区は68.7%。意外と言えば意外だし、順当と言えば順当。コメントに苦しむ。

これも目ウロコでした。興味深くできればぜひ深堀リをお願いをしたいです(^^)

No title

「旭農業の住所は千葉県旭市ロ1。解説すると、ロはイロハのロである。それほど地域の農業高校に寄せる期待は大きかった。」

これも衝撃でした。言われれば当たり前ですが、はずかしながら知りませんでした。

ミスターゆとり・文科省官僚の寺脇研さんが自身の「ゆとり教育」著書でかなりのページをさいているのが「農業高校をどうするか」だったことと強くリンクしているなと思いました。勉強になります☆

日本で一番短い住所

>余談だが、旭農業の住所はわずか7文字で表される。これより短い文字数の住所の学校があったら知りたい。

と言うか、この「千葉県旭市ロ1」が、学校どころか日本で一番短い住所らしいですぜ。

しゃちほこさんへ

>中学受験のベスト5に入っていた中央区は63.0%、目黒区は68.7%。意外と言えば意外だし、順当と言えば順当。コメントに苦しむ。
>↑
>これも目ウロコでした。興味深くできればぜひ深堀リをお願いをしたいです(^^)

本当にさっぱりわかりません。
大学進学率は中学受験よりももっと強い相関のある何かがあるのかもしれません。
それは教育の関心の高さを表すものではなく、逆に教育とは何の関係もないようなものかもしれません。

たとえばうまいカレー屋やラーメン屋があるというような……

No title

JG様
地元での噂は本当だったのですね。

しゃちほこ様
戦前の食糧難の時代には農学校はどこも地元の希望の星だったようです。人力➕牛馬での農業から近代農業への転換期です。農作業日誌をつける習慣、土壌分析など現代農業ばかりか、理系の学問に通じるものがあります。また、地主が小作人に指示出しする時代だっただけに、農業経営の授業も展開されていたようです。地元のエリート養成の意義も兼ねていたのでしょう。
海外の農作業は必ずしも日本の気候風土にあうとは限りません。先人達のたゆまぬ努力に敬服します。

No title

あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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