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中学受験デメリット祭り2

今回は前回の「中学受験デメリット祭り1」(2020/01/05)の続きです。
さておさらいですが、中学受験のデメリットとして次の5つをあげました。

1.費用が高い
2.通学時間がかかる
3.子供らしい時間を勉強で失う
4.同級生などから多様な価値観に触れることが少ない
5.地元の交友関係が薄くなる


今回はそのうちの4と5です。


4.同級生などから多様な価値観に触れることが少ない
これに関してはあまりに検証が難しい。
多様な価値観と言うが、地元公立中が中高一貫校に価値観で多様な点と言えるのは、親の収入と教育の価値観、そして学力ぐらいだろう。
逆に生活地域が違う点で、中高一貫校は地元公立中に比べ、地縁的な束縛・価値観の定型化に関しては薄い。
ちなみに最初に「判断するのは難しい」と書いたのは、多くの人がなんとなく「多様な価値観」に触れることは大切で、公立中に行くとその点で「うまくいく」と考えているフシがあるからだ。

だが、学習カリキュラムなどは目標設定も中途のチェックもちゃんとやってるのに、半分も達成できれば御の字なのに対して、目標設定は「いろいろとうまくいく」という曖昧模糊炸裂、中途のチェックは何もない、それでどれだけの公立中学生が「多様な価値観」に接することで「いろいろとうまくいく」のだろうか。
以前誰かが書いてくれたように、ヤンキーな人たちが「今度入った新入生に多様な価値観を触れさせるために~~してやろう」などと考えているとは思えない。

というか、多様な価値観と言われてヤンキーを最初に思い浮かべる俺も俺だ。
しかしそれ以外に誰がいる?えーっと、教育放棄でいつも汚れた服を着ている女の子か?え?そんな極端な例じゃない?
でも極端な例じゃなければ、中高一貫校との差異が生まれないし。

兎にも角にも、行き当たりばったりで起こる事象に触れることで何が身につくのかは、誰にも想像できないのではないか。
とはいえ、そうした経験を少しでも多くさせたいというなら、中学受験はお勧めできない。
ただねえ・・・・・・「多様な価値観」に触れると、人は「単一な価値観」を求めると思うのだが、まあいいや、検証不能だ。


5.地元の交友関係が薄くなる
実はこの夏、それを実感した。
久しぶりに小学校の同窓会に参加したのだが、あいつら毎年やってたんだよ。
たまたま今年は俺のことを思い出して誘ったんだって。失礼しちゃうわ。


さて、裏付けのあるデメリットを拾っていくと、結局のところ金と時間の問題だと言うことがわかる。
中学受験で中高一貫校に行かせると言うことは、地元公立中に行かせることに比べて、「金をかけて勉強させる」ということなのだ。

実のところ公立中高一貫がこれだけ人気なのは、「金をかけないで勉強させる」からに他ならない。
つまり親としては、「勉強させる」(=子供らしい時間を勉強で失う)ことは、言うほど気になっていないのだろう。
(誰かを攻撃する時を除く)

そういや公立中高一貫だけを狙う受験ではあまり「勉強させて子供がかわいそう」って聞かないなあ。
半端ない勉強量が必要なのにね。

【追記】
「しゃちほこ」さんが給食のことを書いてくれたので、そのうちに給食絡みのことも記事にする予定です。
「しゃちほこ」さん、ネタの提供ありがとうございます。

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コメント

「価値観の多様性」私論

「多様性」というとき、
「値」の多様性と、価値「観」の多様性は、区別して考えることができるのではないか。

「値」の多様性とは、ある物差しの上に示された値の多様性である。
貧富の物差しであれば、富裕家庭が示す値と貧困家庭が示す値が異なる。
学力の物差しであれば、高学力生が示す値と低学力生が示す値が異なる。
運動能力という物差しや美醜という物差しもあるだろう。

価値「観」の多様性とは、ある一つの物差しを絶対視せず、多種多様な物差しがあることを理解し許容することである。
ある物差しの上に示される値が人によって異なることを理解・許容し、時には既存の物差しそのものをも疑う力である。

多様な「値」に触れた方が価値「観」も多様になるという考え方もあろう。
しかし、必ずしもそうではないように思う。
多様な「値」に触れたとき、そのある物差しを絶対視してしまって、自分とは異なる値に属する人たちを許容せずに組織内カーストを作り出してしまうとしたら、その者たちの価値「観」が多様であるとはいえない。

個人的には、公立中と中高一貫校の内部の「値」の多様性の違いは、たいした問題ではないと思う。学校は「箱庭」(牧場?)のようなものだから、社会全体の多様性と比べればたかが知れている(もっとも、ティーンエイジャーにとって「箱庭」の存在は大事だ)。
大人になった私だって、これまでの人生で触れたことのある「値」はそれほど多様なものではないだろう。

「値」の多様性は、学校に通うだけでなく、色んな本を読んだり映像を見たりすることによっても触れることができる。「事実」を見ようとする目さえあれば、「値」の多様性を獲得する手段は学校以外にも開かれている。

むしろ学校に期待すべきは価値「観」の多様性の醸成である。
価値「観」の多様性は、「事実」を見ようとする目があれば自動的に獲得できるというものではなく、その目の位置(視点)そのものを縦横に動かしてやる必要がある。
ある一つの物差しに目を固定するのではなく、物差しから離れて、物差しを俯瞰する目を獲得しなければならない。

その意味において私は、校内の「値」が多様な学校よりも、生徒の目線やものの見方(「観」)をぐらつかせてくれる学校のほうに魅力を感じる。

No title

元日に電車に乗って親戚の家に行った。

東京駅に「日能研バッグ」(Nマークのやつね)を背負った子たちがいた。 正月特訓だろうニャ。

 アホ息子も昨年は正月特訓だった。1日10時間勉強していた。

 最後の追い込みだ。頑張れよ〜

No title

 あ、そうそう、オラ 次男の大会で「私立中に行くデメリット」一つ見つけました。

 それは・・・

 インフルエンザにかかりやすい

 次男の部活の一年生大会で、朝 エントリーしたけど欠席選手のアナウンスがあった。 「○○中学 ○○君」ってな具合だ。

 で、アナウンスされた欠席選手が。。 「渋幕中」「千葉中」「千葉大付属中」ってな感じで入試のある学校ばかりなのだ。

 なんでかなあ?と思ったら 鬼嫁が「多分 インフルエンザ。電車で通学するとインフルかかりやすいんだと思う。それが周囲にうつる」と言った。

 なるほど、そうかもしれん。

 電車で通学する生徒が多い学校はインフルにかかりやすい

 え?そんなこと どーでもええ? はい。どーでもええです。

インフルエンザ

>電車で通学する生徒が多い学校はインフルにかかりやすい

なるほど、電車通学がカギか。
こんなこと、今まで一度も考えたことなかったですよ。

言われてみれば、なるほどな話です。
「どーでもええ」話ではありませんな。

甘えん坊将軍さんへ

>校内の「値」が多様な学校よりも、生徒の目線やものの見方(「観」)をぐらつかせてくれる学校のほうに魅力を感じる。

男子校にはそこそこありそうですが、女子となると……まあ、とにかく自分の目で見ていくしかないんですよ。

>男子校にはそこそこありそうですが、女子となると……まあ、とにかく自分の目で見ていくしかないんですよ。

ありがとうございます。ふむ。
学校に頼ってばかりでもいけないですね。
親も頑張らねば。
でも知識や抽象的思考が身に付いてきて価値観が広がっていきそうな中高生の時期には、もう親の言うことに耳を貸してなどくれないし…

多様性について

甘えん坊将軍さんから非常に格調高い寄稿が有りましたが、それぞれの能力(例えば学力)の「値」が多様であっても、物差しが1つしか無ければ(つまり、学力でしか人を評価しない)、多様性がポジティブに作用する事はないのであります。このケースだと、学力という単一の物差しで集団の構成員が残酷に序列付けされるだけです。私見に過ぎませんが、学力のように通常学校で重視される要素を一定レベルに揃える事で、性格とか趣味とか考え方とか、学力以外の要素の違いや価値に関心が行くのではないかと。学力に自信がある少年少女が中学受験で「とりあえず学力は」優秀な友が集まる集団に入る意義は、実はそこではないかと思っております。

>以前誰かが書いてくれたように、ヤンキーな人たちが「今度入った新入生に多様な価値観を触れさせるために~~してやろう」などと考えているとは思えない。

これは私が、まだ脊椎が生成されていなかった時代に某教育風掲示板で、往年の大スター「人事」さんに放った言葉ではないでしょうか。「将来のエリートは公立でヤンキーにもまれた方が良いよ」という書き込みに、「では入学前に、「うちの子は将来エリートになるようヤンキーの方に鍛えて頂きたいのですが、今年もちゃんとヤンキーの方々は入学するのでしょうか」と聞きますか?」というような事を書いたと記憶しています。若気の至りです。

陸宿借さんへ

>これは私が、まだ脊椎が生成されていなかった時代に某教育風掲示板で、往年の大スター「人事」さんに放った言葉ではないでしょうか。

それです。
あの書き込みは、「公立でもまれる」というふんわりした概念に対する金言でした。
俺の「エデュ名言録」に銘記されています。

>学力のように通常学校で重視される要素を一定レベルに揃える事で、性格とか趣味とか考え方とか、学力以外の要素の違いや価値に関心が行くのではないかと。

うーむ、なるほど。腑に落ちました。

>「では入学前に、「うちの子は将来エリートになるようヤンキーの方に鍛えて頂きたいのですが、今年もちゃんとヤンキーの方々は入学するのでしょうか」と聞きますか?」

この諧謔、この皮肉!
陸宿借さんは絶対に敵に回してはなるまい。

それにしても、公立中と多様性の話になるといつも、「非ヤンキーがヤンキーから学ぶ」の如く、「持てる者?が持たざる者?から学ぶ」みたいな一方向的な意見を目にしますが、個人的には少しモヤモヤします。
(私の普段のコメントにも似たようなところがあるかもしれず、人のこと言えないですが…)

>俺の「エデュ名言録」に銘記されています。

「名言録」。興味があります。
もし機会があればいつか記事にしてください!

No title

「国際化」と聞いて「金髪のオネーチャンが隣に住む社会」と思う人がいるかもしれない。

でも実際の国際化は隣に「ベトナム人」だったり「イスラム教の人」が住む世界だったりする。

 極端な話をすればシリア難民だったり、シチリアマフィアだったり コロンビアの麻薬密売人だったりするかもしれない。

 なんか多様性の話をすると、この話と似たような匂いがするんだよなあ。

 要するに日本人のヤンキーなんて大した「違い」ではないのだ。

No title

オラの次男は公立中に行っている。

 特別 いじめもない。 学級崩壊もない。
ヤンキーとか暴走族とか不良も今の所いない。

 あるのは、「学力の差」 (学力の差より驚くのは、「学力に対する意識の差」だ。一部には「成績なんてどーでもいい」と心底思っている家庭があるのだ) と 「収入格差」だ。

 それと オラみたいな外から来た人と、「長い間地元で生活している」人がいる。
 PTAとかで「あいつは昔同級生だった。元ヤンキー娘だったくせに」とかそういう話を聞く。 ほほほ。

人生の必修科目

>「非ヤンキーがヤンキーから学ぶ」の如く、「持てる者?が持たざる者?から学ぶ」みたいな一方向的な意見を目にしますが、個人的には少しモヤモヤします。
→この世の中には一般常識や倫理観など全く通用しない世界があるという事は学んでおくべきだと思います。持てる者は被害者にならないために、そして持たざる者は自身が生きるために・・・。

めちゃめちゃガタイの良いブラジル人のオバサン

>「もう、何もしなくていいから、早く帰って」

うひゃひゃひゃ、「めちゃめちゃガタイの良いブラジル人のオバサン」の前では、すべてがリセットされますなあ。

新学期~その時は突然にやってくる~

 高校入試の季節がやって来た。この時期人知れずひっそりと住み慣れた中学の学舎を立ち去る子供達がいる。彼等は学友達に別れを告げる事もせず、ある日突然教室から姿を消すのである。
 残された者達は数日後には彼等の存在など忘れてしまうため、そんな暗闇にスポットライトが当たる事はない。
 ごくごく僅かではあるが、そんなデメリットというのも存在するのである。

語られにくいデメリット

>この時期人知れずひっそりと住み慣れた中学の学舎を立ち去る子供達がいる。

まあ、これも語られにくいデメリットのひとつでしょうね。
でも早い時期に見極めることはいいことですよ。
ずるずると引きずるよりも、何倍もいい。

No title

 意外と軽視していて、でも意外と大きな問題が

「土曜日に授業がある」私立が多い。

 ということ。
 公立は 土曜日は休みです。 祝日なんてくっつくと三連休がある。 ちょっと国内旅行とか、ちょっとスキーに、とかすぐ行ける。 この、「3連休がない」というのが意外と辛い。

 ゴールデンウイークとかの土曜日に授業があると
「がくっ」と来る。

 反面 私立は「1週間くらいの休み」がたくさんある。

 例えば
○入試週間・・ 中学入試 高校入試などの期間は休みになる
○定期テスト後・・・ なぜか定期テスト後には1週間くらい休みになる

 子供は大喜びですが、なんでもない ド平日 に休みになるので、旅行というわけにもいかない。

 オラの助言としては・・・

○兄弟姉妹がいる場合、 オラの家みたいに 私立と公立にバラバラにいるのは最悪。 本当にどこにも遊びに行けない。 公立なら公立、私立なら私立に合わせた方がいい。 可能なら同じ学校、ね。

 まあ 休みがあったからといって旅行に行くか?と言えば「親となんか旅行行かないよ」「それより部活 部活」と言われるかもしれんが・・・

半ドン

>「土曜日に授業がある」私立が多い。

これ、結構ポジティブに受け取っている保護者の方が多いような気がします。
子どもは家にあまりいてほしくない、という気持ちの表れかな?

ちなみに我が家の場合は、子供は結構土曜日の学校が好きらしく、半ドンで終わった後、友達と遊びに行くことが多いですね。

No title

あー 今日は召集日ですか。

忙しくてすっかり忘れていた。 というか忘れても何も問題ないが・・・
 召集日といえば、渋幕は保護者招集日が2回ある。 迷惑な学校だ。
 しかも2回目は ド平日にあるのだ。 
 だから受かるかどうかもわからないのに事前に休みを取らなくてはいけない。 共働き家庭いじめだ。

 共働き家庭いじめといえば 公立のPTAだ。
以前も書いたかもしれませんが、 私立って PTAがない。 (少なくとも I中はない)
 これは ものすごおおおおおおおお大奥 (なんだこの変換は?)  ものすごおおおおおく 大きなメリットだ。

 公立は、理念に立ち返り、「自由参加」「各自ができる範囲」に 戻した方がいい。それでPTAが消滅したっていい。 誰が困るんだろう?

No title

人間 暇になると どーでもええことをあれこれ考える。

 今年は海外修学旅行を中止にする学校が多いのではないだろうか。
 少なくとも中国は全部 中止だろう。香港も中止だろう。

アジアはどうかな。 その時にならないとわからんが・・・ シンガポール 台湾・・・

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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