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大晦日というのは暇である

大晦日である。
本日は夜に蕎麦を食い、紅白歌合戦を見て、零時前に近くの神社に初詣に出かける。

ところで最近、「大晦日感」が薄れているような感じがする。
俺の周りの人間はみなそう言うが、これを読んでいる皆さんはどうだろうか。

特に今年は暖かくて、一層「大晦日感」が弱いように思える。
(なんて書いていたら、日が沈んで一気に寒くなってきたゾ)

まあ今年に関して言えば、ギリギリまで仕事でそれどころじゃなかった、ということも拍車をかけているだろう。
(実は仕事を持ち帰っていたりする。とほほ)

しかし大晦日というのは暇だ。
しょうがなく寝っ転がって、軽いミステリか雑誌でも読むかする。
テレビもたいして見る気がない。録りだめしておいた映画やらドラマも見る気がしない。そもそも見る気がないからためておいたのだ。

子どもが焼き鳥を買ってきた。なぜ大晦日に焼き鳥なのかよくわからんが、冷める前にということで食べる。
で、日本酒がいいと思い、買い置きしておいたやつを開けて少し飲む。
飲みながら、高校時代の大晦日の話をポツリポツリと話し出す。


もう30年も前の話だ。
大晦日の夕暮れに外を歩いていた。暇だったんだな。
今日みたいに暖かい日だったから、ちょっと歩きたくなったのかもしれない。
駅に行く手前にお寺があるだろ?あのお寺の斜め前のところで、友人のKに会ったんだ。
Kは自転車に乗ってて、俺がやあと手を振ると、少しびっくりしたみたいに慌てて手を振った。

Kは地元の中学校に進学したから、中学・高校は別だったけど、まあ近くに住んでるからね。顔はわかる。
で、俺はそのまま坂を上がって本屋まで行った。何か買ったかもしれない。
本屋を出たところで、Kにまたバッタリ会った。Kは本屋に入るところだった。

「あれ、また会ったね」と俺が言うと、Kは怪訝な顔をしている。
「さっきお寺のところで会ったじゃないか」
「いや、……別人じゃない?」
「いやいや、同じだよ。自転車に乗ってた」
「……今日は自転車になんか乗ってないよ。俺んち、ここからすぐだし」

その場では結局わからずじまい。
Kに兄弟はいるけど、4つも5つも上の姉さんだからね。見間違えることはない。
でもまあ、今となってみると、たぶんこういうことだったんじゃないか……


いい感じに眠くなってきたところを、子どもたちに肩を揺すられて起こされた。
「なんだったのさ、幽霊?」
「死んでないぞ」
「ドッペルゲンガーだ」
「かもしれないが、俺は違うと思う」
「じゃあ、どういうことだったの?」

こんな風に、暇な大晦日の夜までを過ごしてみました。


今年の記事はこれが最後になります。
今年一年のご愛顧、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

俺のブログはフリースタイルですので、思ったこと、気がついたこと、脈絡なんか気にせずどんどん書き込んでください。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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