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あ、あれか、レーシングゲームで好スコアを叩き出したから、本当にレースできると思っちゃう人か

今回も悪口です。
先日、報道系の人と話をしているときに、共通テストの英語の民間試験採用が見送られた件で、こんな話を耳にした。
「萩生田大臣は『身の丈』発言の何が悪いのか、まだわからないみたいですよ」

その人の話によると、「お金のあるなしで予備校に通えたり、多くの学校を受験できたりするのは当然なのだから、何故あの発言が叩かれたのかわからない。結局冷静でない人が論理的に反論できないだけ」と大臣はこぼしたそうだ。

まあ伝聞だから本当のことはわからない。
だが、大臣ともあろう方がそこまで頭が悪いとは思えないので、きっとそいつが話を盛ったに違いない、と思っていた。

しかしFNN-PRIMEというフジサンケイグループのwebニュースに次のような記事が出たので、あながち嘘だとも思えなくなってきた。
タイトルは「未来を生き抜くための“武器”を奪うな! 大学入試が変わらないと日本の教育は変わらない」という威勢のよさ。
執筆はフジテレビ解説委員の鈴木款氏。


導入に対する批判や反対の根拠は、大きく二つに分けられる。
一つが「地方の生徒が不利になる」「受験料が高く経済格差を助長する」といった「公平公正」を重んじる批判や反対論。これは公立高校の声を代表する全国高等学校長協会(全高長)が反対した理由であり、これに野党やマスコミが続いたかたちだ。
もう一つが、「記述式では自己採点ができない」「バイトが採点するとミスが起こる」といった「制度設計の不備」を指摘する批判。これは一部受験生の声を代弁するかたちでマスコミが喧伝した。



ま、ここまでに間違いはない。
ちなみにマスコミ系のweb記事なのに、何となくマスコミをディスっている雰囲気があるのは、フジサンケイグループがある種の人たち(自民党サイコー、自民のことを悪く言うマスコミはサイテーということを言う人たち)におもねっているから、というのは、うちの好戦的スナフキン女子から教わりました。
ホントかどうかは知りません。

さて、鈴木氏はこの2つの根拠(「経済格差」と「採点ミス」)に対して、次のような反論をしている。


「経済格差」は自治体レベルで受験料の一部負担も検討されたが、時すでに遅しとなった。そもそも大学受験の費用は約50万円といわれ、すでに経済的に困窮している家庭が払える額ではない。「経済格差」を批判するならこちらのほうがよほど重大だ。しかしこうした問題には、批判した野党やマスコミは見て見ぬふりだ。

「採点ミス」の可能性を指摘する声もあった。制度では採点者が3人いて、採点に不一致があればさらに3段階で採点することになっていた。「バイト」についても、採点者の一部にバイトがいるのであり、そもそも民間の模試会社ではこれまでもバイトも雇って採点をしてきた。民間の模擬試験でバイトが採点を行ったことによる問題があったのだろうか。


その理屈はおかしい

すこし考えてみたいのは、こういう間抜けな話が堂々と世界に向けて発信されるのは、マスコミ全体の問題なのだろうか、フジサンケイグループだけの問題なのだろうか。
俺としては、ただ単純に鈴木款氏のオツムの問題だと思いたいのだが、、、でもまさかノーチェックで発信されているわけでもないだろうから、少なくともフジテレビにも責はあるな。

さて、まず「大学受験の費用は約50万円といわれ」と書いてあるが、その内訳は何か?
おそらく鈴木氏も萩生田氏と同じ間違いをしている。

大学受験に絶対必要なのは、受験料だけである。
無論塾や予備校に通ってもいいが、そこは自由なのだ。通ってもいいし通わなくてもいい。
受験料50万という大学を俺は知らない。

「身の丈」というなら、予備校や塾に通う費用のことである。
これは自由なのだから、それぞれの「身の丈」に合わせて受講すればいい。受講しなくてもいい。

しかし英語の外部試験は必須なのだ。自由じゃない。
それを受けなければ受験の資格がないのだから、費用が問題なのだ。
それとも低所得家庭には英検やGTECの受験料や交通費に対して、フジサンケイグループから補助が出るのか?

「採点ミス」の話はひど過ぎて、どうにもならない。
模試会社でバイトを使って問題が起きていないのだから、入学試験で使っても……大丈夫…だと?

あのね、まず第一に、「問題が起きてない」ってどうして思った?
ちゃんと調査してないでしょ?
問題は起きてますよ、毎年毎年。でもね、大きな問題にはならないんです。なぜか?
模試だから。練習だから。

何故入学試験と模試を同じように考えちゃうかなあ。
あ、あれか、レーシングゲームで好スコアを叩き出したから、本当にレースできると思っちゃう人か。

で、次の文章を読んで、鈴木款氏は教育、というか、大学入試に関して無知なことがわかった。

「自己採点との隔たり」が問題であるならば、文科省は記述式部分の採点結果を、速やかに受験生に通知してはどうか?

お前、現在のマークシートだけのセンター試験の結果が、いつ受験生に知らされているか知らねえだろ?
今だって2次の出願に間に合わねえんだよ。
それを「記述式部分の採点結果を、速やかに受験生に通知してはどうか?」とは、リアルに「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」。

萩生田氏といい鈴木氏といい、お願いだから我が国の教育行政に関して口を挟まないで欲しい。
特に萩生田氏は、つい二週間前まで「ほとんどの大学で二次試験が行われていることを知らなかった」らしいので、これから猛勉強するか別の仕事をした方がよくないか?


※え?文科大臣が「ほとんどの大学で二次試験が行われていることを知らなかった」?
疑問に思う方はどうぞ、令和元年12月17日(火曜日)に行われた萩生田光一文部科学大臣の定例記者会見をご覧ください。
文科省のHPで見られます。

※萩生田氏は早稲田実業から明治大学商学部。どうも早実時代に卒業パーティーのパー券を売り歩いたり、朝鮮高校の生徒と大乱闘になって停学になったのが原因らしい。
後に統一教会のイベントに来賓出席しているので、半島関係の軋轢は雪解けしたのか。
はたまた「安倍晋三氏が白といえば黒いものでも白という」ほどの犬ぶり、親密な関係なので、安倍氏に近い統一教会ということで出席したのか。
そうそう、ちなみに萩生田氏は早実時代の停学を自慢しているとのこと。「俺は昔ワルだったんだぜ~」というオジサンですな。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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