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『道化師のソネット』と騙される脳

さだまさしの古い歌に『道化師のソネット』という曲がある(名曲)。この歌の次の歌詞が今回のお話の枕です。

道化師のソネット


笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために
いつか真実(ほんとう)に笑いながら 話せる日がくるから


これは「形」を続けていれば「内容」も伴っていく、というメッセージだろう。
これに関する脳科学の記事を最近見かけた。簡単に書くとこんな感じ。

楽しいことがある
 ↓
脳「あ、楽しいことだ!快楽物質ださなくちゃ」
 ↓
顔「笑う」


ところが我々の脳はそんなに立派な器官ではなく、時々騙されてしまうらしい。

別に楽しいことはない
 ↓
顔「笑う」
 ↓
脳「あ、笑ってるから楽しいことがあったんだ!快楽物質だすよ~」



かくの如く「形」に騙さてしまうことも、しばしばあるらしい。
こういうことは実感としてわかるのだが、逆のパターンもある。「形」ばっかりで「魂」入れずというケース。

以前、某私立中学校の生徒募集の手伝いをしたことがあり、仕掛けを幾つか作り、無事出願数を増やすことができた。
本来ならここから「定期的メンテナンス」という商品で潤いたかったのだが、「あ、もういいです」。

   ∧∧
   /⌒ヽ)
  i三 ∪
 ○三 |
  (/~∪
  三三
 三三
三三三

とぼとぼ


で、先日久しぶりに担当者に連絡をとったら、かなり苦戦しているとのこと。
こっちは世に出ている情報だけで大体あたりはつけていたけど、「ああ、そうですか。じゃあまたお手伝いできることがあったら、何なりと言ってください」。

苦戦しているのには理由がある。
こちらがお膳立てした仕掛けを、毎年毎年ご丁寧にただ実践しているだけ。それでお客が増えるなら誰も苦労はしない。
やはりそこは毎年毎年変えていかないと。

受験する家庭は毎年違うのだから、毎年変える必要はない。
そういう意見もあるが、こういった「人を動かす」仕掛けは、その都度時代の雰囲気に合わせていかなければ、一気に風化する。

笑っていればそのうち本当に楽しくなるのかもしれないが、それは顔の筋肉と脳が繋がっているからだ。
お客さんと繋がっているのは俺たちではない、時代だ。だから俺たちが時代と繋がらなくちゃいけない、ということが、この仕掛けの真相なのだ。

「形」だけ続けていてもダメなことはある。
『道化師のソネット』においても、おそらく「笑ってよ」と語りかける語り手と、悲しみを抱えている相手は繋がっている。
だから相手は無理にでも笑おうとするし、だから語り手は「いつか真実(ほんとう)に笑いながら話せる日がくるから」と言えるのだろう。

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コメント

この投稿はフィクションです。

学校に魅力がある
 ↓
親子「あ、魅力のある学校だ!願書ださなくちゃ」
 ↓
学校「偏差値が上がる」

ところが我々親子はそんなに立派ではなく、時々騙されてしまうらしい。

別に魅力のある学校ではない
 ↓
学校「偏差値が上がる」
 ↓
親子「あ、偏差値が上がっているから学校に魅力があるんだ!願書だすよ~」

No title

今 画像を見たら 道化師のソネットのB面は
「ハッピーバースディ」らしい。

 オラの記憶によるとこの歌には

 「君は死にました おめでとう」

という歌詞がある。

※え? 「悪意に満ちた切り取り」だって?
 こんな切り取りは メディアの世界では日常茶飯事だ。ほほほ

雨が降る日は天気が悪い

昨日までの君は死にました あめでとう おめでとう
明日からの君の方が 僕は好きです おめでとう

この頃のさだまさしの言葉の使い方ときたら、……まったくすごいなあ。

酔いどれGeminiのソネット

○年前の寒い夜
冷酒片手にベランダで
夜空彩るオリオンを
見上げて星を待っていた

夜空からきらめく星が溢れる刹那
時を止めて魔法をかける
不思議な呪文と微かな吐息
もしもこの世に神様が
いるなら星をつかまえて
私の願いを叶えてよ!

名前も知らないななしさん
貴方の願いが叶うよに
今宵は星に魔法をかける
愚息の夢を叶えた星に・・・

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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