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保護者会とは一体何か?

これを読む皆さんは、子供の学校の保護者会に出席したことはあるだろうか。
もし「ある」という人がいたら聞きたいのだが、保護者会のお知らせが来たら「よし、行こう!」と思うのか、「やれやれ」と思うのか。

俺の場合はずっと女房が行っていた。
ところがあるとき別の用事と重なって、俺が行くことになった。

正直俺は、保護者会というのがあまり好きじゃない。そもそもあれは面白いものではない。
まあ、喋り相手探しにでも行くか、ぐらいの気持ちで出かけた。
最初の二択で答えるなら「やれやれ」といったところ。

ところが行ってみて驚いた。
いや、面白かったわけじゃない。担任の先生が女優みたいだったわけでもない。どこにでもいる30代中年男性。少し森永卓郎に似ている。

じゃあ何に驚いたかというと、この先生、いろいろな説明をする際にひょいひょいと寄り道をするのだが、それがすべて生徒の話題なのだ。
そして保護者一人一人に「お子さんはこういうところがいいですねえ」と必ず言う。

例えば
「達也君は包丁の使い方がうまいですね。家庭科の先生が大根の皮むきの時に褒めてました。おうちでもお料理したりするんですか?」
「恵美さんは先日の英語でMacDonaldをマックダーネルと発音して、英語の先生を驚かせていましたよ。マクドナルドのせいでみんなマクドナルドって発音しちゃうんですけど、ネイティブ並みの発音だったらしいですよ」


これらが、「これから皆さんのお子さんの話をしまーす」というのではなく、すべて報告する内容に自然に絡んでいる。
これはシナリオを作っている、と俺の直感が教えてくれた。
もしシナリオなしで、こんな寄り道ばかりしてもきちんと戻ってこれる話術があるなら、そいつは化け物だ。
いや、これだけのシナリオを作るだけでも、とんでもない奴だぜ。

後で聞くと、学期ごとに生徒全員の「ちょっと良いエピソード」を話してくれるのだそうだ。
なんという労力!

会が終わった後で、俺は先生を捕まえて訊いてみた。
プレゼンを生業にしているような俺にとっては、訊かないわけにはいかない。

「先生、少しお話したいのですが」
「はい、何でしょう」
「生徒の話題って、どうやって集めてるんですか?」
「え?訊きたいのはそういうこと?」


エピソードは毎学期、教科担当者にお願いして聞き出しているとのこと。今では教科担当者は生徒全員のエピソードを毎学期書き出す習慣になっているらしい。
こういうことは言うのは簡単だが、実践するのは難しい。
生徒だっていろいろだから、10も20も「ちょっと良いエピソード」が集まるのもいれば、なかなか印象に残らない生徒もいる。
しかし影が薄いからといって、「今学期はナシ」というわけにはいかないので、とにかく話しかけたり揺さぶったりしなくてはならない。
年に3回、かぶらないエピソードを集めるのは至難の業だろう。

以前「どんどんヒイキすればいいのに」(2019/11/27)という記事を書いたが、こういう保護者会もひとつの「手」だろう。
我が子の「ちょっと良いエピソード」を、羅列ではない方法で教えてもらうのは、やはり嬉しい。
ちなみに我が子のエピソードは、プリントを貰う時に小さな声だが「ありがとうございます」と言うこと。

「ジャーナルさんのお子さんは、礼儀正しいですねえ」

”父親に似合わず”という天の声も聞こえた気もするが、そいつは無視しよう。
それにしても、そんなことを聞くことになろうとは思ってもいなかったので、ちょっと何というか、少なからず、誇らしい気持がしたよ。
えへへへへ。

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コメント

保護者会とは

というわけでタイトルに答えるなら、保護者会とは
「私たちはあなたのお子さんのことが好きですよ」
というメッセージを与える会合のことである。

No title

子供の先生評は、保護者会に出席する妻から聞いてます。
あまり書くのは憚られますが、息子さん生真面目ですね、助かってます、という感じ。
父親としてはビミョーですが、母親的にはそれでいいみたい。

我が息子は、私から見ると生真面目で不器用なので、ちょっと心配なんです。
ああいうのが真面目な校風の学校にいったらまずいけど、麻布くらいいい加減な学校にいけば少しは薄まるかな、という思いはありました。
どの学校に進学させるか考えた際に。

娘の方は、私に似て根が(かなり)不真面目なので、真面目な校風な女子校に進学出来てよかったと思ってます。
彼女がJGとかいったらダメだろーなー、と思います。

物理の期末テストの前日に私が家にいないと、「おとーさん、肝心な時にいつもいない」とか言ってくるのですが、「べんきょーってのは、試験前日だけにやるもんじゃないんだよ」と返事してます。

不真面目な父親

>我が息子は、私から見ると生真面目で不器用なので、ちょっと心配なんです。

不器用かどうかはさておき、真面目なところは父親譲りなのではないか。
不真面目な父親ならば、娘が「おとーさん、肝心な時にいつもいない」と言ってきたとき、「べんきょーってのは、試験前日だけにやるもんじゃないんだよ」とは答えないと思います。

不真面目な父親が何と答えるかは、俺は真面目なので分かりません。
他の不真面目な父親たちが答えてくれることでしょう。(ムチャ振り)

ところで教育風掲示板にある「高2年2学期麻布下位層」というスレッドが、どこまで本当だかわかりませんが、涙を誘います。

No title

>ところで教育風掲示板にある「高2年2学期麻布下位層」というスレッドが、どこまで本当だかわかりませんが、涙を誘います。

某掲示板本文によれば
>国語、社会は大好きでトップクラスではいますが、
ということなので、その子は心配ないと思います。
まっとうな社会人になると思います。

それにしても「高2年2学期麻布下位層」・・・
全然他人事じゃあない気がする。

No title

 I中の場合、保護者会の前には授業参観がある。 これが面白い。 
 以前も書いたが「渾身の参観用授業」をやってくれるのだ。オラ 数学の授業見て感動した。楽しかった。 息子に聞くと「あれは参観用の授業だよ。普段はつまんないよ」とのことだ。

 保護者会は、息子はいつも問題起こすのでヒヤヒヤだ。ラインで女の子の噂を広げる。 授業中にスマホゲームをして取り上げられる。 読書の時間に漫画を読む。
 その都度 スマホや漫画を取り上げられて保護者会で返却される。

 「今度やったら 先生が殴るぶんにはいいですので殴ってください」と言いたくなる。ちなみに担任は女性の可愛らしい先生だ。

  少しいい子にしてくれんかな。
 というか「バレないように」やらんかい。

ハルビンカフェさんへ

この「バレないように」というのが醍醐味なのですが、潔癖な人にはそれがわからんのですよ。
(ジオング整備士風)

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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