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アンリトンルールという反社の掟

俺はアンリトンルールという奴が好きじゃない。
といきなり書き出してみたが、そもそも「アンリトンルールって何?」という人も多いと思う。

アンリトンルールとはunwritten rules、不文律とでも訳そうか。
書かれざる法律ということ。
いちいち文章にしたりルールとして縛ったりしないけど、文化としてこれは守ろうね、という紳士協定。
(淑女協定という言葉はないのかな?)

で、俺はどうもこれが好きじゃない。
不文律という文化背景は好きなのだが、結局それが「ルールとして存在」するのが好きじゃない。
紳士的だというなら、そういう人が自分で守ればいいのだ。それを相手に強要した挙句、破ったら報復するというのが、現実のアンリトンルールになっている。

具体的に行きましょう。
wikiで調べたら「野球の不文律」が最初に出てきたから、本日はその話にします。
下記の内容はwikiにかなり寄りかかっています。


<野球の不文律>

01.(日本では)対戦相手1人だけの引退試合の投手には空振り三振をしなければならない。

どうでもよくない?
人によっては「俺の時は全力でやってくれ!」というのもいるでしょう。
どうしても決めておきたいというなら、どうせ八百長だ、試合前に決めときゃいい。

02.大差(概ね6点以上)でリードしている攻撃側は6回以降で、カウント3ボール-0ストライクから打ちにいってはならず、また、バント・盗塁などの戦術をとってはいけない。

カウント3ボール-0ストライクから見逃さなくてはいけない、ということはどういうことか?
バント・盗塁などの戦術をとってはいけない、ということはどういうことか?
点を取りに行くなということかと思いきや、そもそもボール先行のピッチャーに球数を多く投げさせるのは勝利の鉄則だ。
また、バントや盗塁はアウトをその場で献上する作戦だから、大量点を狙っていけということか?

03.併殺打を防ぐなどの目的で危険なスライディング(スパイクシューズの裏を野手の体に向けるなど)をしてはいけない。

これはよくわかる。危険だからだ。
というか、最近明文化されたはずじゃないかな?

04.打者は(サヨナラ以外の)本塁打を打っても立ち止まって打球の行方を追ったり、大げさにガッツポーズをとったり、わざとゆっくりとダイヤモンドを回ってはいけない。

相手ピッチャーへの敬意に欠けてるというのがその理由らしいが、そもそもバッターはピッチャーに対して「バーカ、バーカ」と思ってそういう行動をとっているわけじゃない。
どれだけ被害者意識が強いんだ?
他のスポーツ(アメフト、バスケ、サッカー、アイスホッケー)のいずれをとっても、こんなバカな縛りはない。
しかし、まあ騒ぎ過ぎるのも何だかしらけるので、こういうパフォーマンスがうまい奴というのは、それだけでファンがつく。

05.ノーヒットノーランや完全試合の阻止、あるいは投手タイトルがかかっている場面でバントをしてはいけない。

は?阻止するな、とういうこと?それとも阻止するならクリーンヒットで阻止しろということか?
そんな枷をつけたら、折角のノーヒットノーランや完全試合の価値が下がるぜ。

06.二者連続本塁打後の初球を打ちに行ってはならない。

打たれるのが嫌ならしっかり投げるんだな。
それができないなら荷物まとめて故郷へ帰れ。

07.走者が三塁(一塁)付近でアウトになるなどして一塁や一塁側(三塁側)ダグアウトに戻る際、マウンドを横切ってはならない。

グラウンドに余計な足跡をつけるな、ということか。
まあ、わかるっちゃわかる。

08.捕手のサインを盗み見てはいけない。また二塁走者が打者にサインを教えてもいけない。

当然だ。絶対やってはいけない。(やるならうまくやれ)

09.(アメリカでは)投手が公式ルールで禁止されている松脂などの滑り止め用物質を使用することを黙認する。

ハハハハ、わかったわかった。黙認してやるよ。



野球のアンリトンルールのくだらないところは二つある。
一つは、相手に敬意を払え、という強要。それもホームランを打っても喜ぶな、などという難癖をつけて、挙句それが履行されないと報復死球を投げたりする。
もう完全に考え方が反社会的勢力と同じである。

くだらないことのもう一つは、点差がついたら攻撃してくるなということ。
そんなことを求めるなら、負けている方も点を取らないようにするべきだ。
何しろ現代野球では、6点差や7点差など1イニングでひっくり返る。
負けを認めているなら、放棄試合でも没収試合でも好きな方を選びな。
無論どちらを選んでも、チケット代は払い戻しだ。「点差がつき過ぎてるから白旗上げます」という試合を見せて、カネをとるわけにはいかないだろ?

それが嫌なら、最後まで勝つために戦えばいいんだ。

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コメント

不文律(不文法)というと、英国で生まれた「コモン・ロー(common law)」という概念があります。
中世イングランドの国王裁判所が下した裁判例(慣習)を蓄積したものが不文法たるコモン・ローであり、現代の英国(連合王国)でもコモン・ローが生きています。

ところで、私はてっきり野球の発祥は米国だと思っていましたが、wikiによると野球の起源はイングランドだそうな。
野球に不文律があるのも、英国のコモン・ローの伝統を受け継いでいるからなのか…(なお、英国法を継受している米国にもコモン・ローがある)

英米発祥の他のスポーツにも不文律があったりするのかしらん。

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酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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