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行動遺伝学が示唆するひとつの、あたりまえの帰結(笑)

今回は「遺伝と学力」というお話。
以前登場してもらった安藤寿康慶應大学教授に今回もご登場願おう。

<参考記事>
遺伝と学力とスヌーピー」(2019/08/10)

安藤教授はこう書く。

学業成績だけではない。どんな能力にも遺伝の影響がある。
とすれば、人並み以上になにかを成し遂げたいと思ったとき、遺伝的才能のないところに力を注いでも厳しいこと、ひょっとしたらムダであることに、容易に気づくだろう。

もしがんばっても学業成績が伸びないのなら、それはあなたにその才能がないことの強い証拠である。名門校進学や高学歴で勝負することは早い段階であきらめ、別の道を探すほうがよい。
行動遺伝学が示唆するひとつの、あたりまえの帰結である。

はて?一体何を言ってるかよくわからないゾ。
「がんばっても学業成績が伸びないのなら、才能のない強い証拠だから、高学歴で勝負することはあきらめ、別の道を探す方がよい」。

高学歴で勝負することをあきらめて探す別の道とは、いったいどんな別の道なのか?
大工?プロ野球選手?漫才師?小説家?俳優?
それこそ天性が支配するような才能の塊みたいな仕事しか、俺には思い浮かばない。

そもそもそういった天性がない人間こそが、学歴や学力で勝負していくしかないのだ。
何が「行動遺伝学が示唆するひとつの、あたりまえの帰結」だ。
そもそも行動遺伝学とやらがそんなことを示唆できるのなら、親を調べて子どもたちに「キミは勉強の遺伝要素は小さいけど、絵画の遺伝要素は大きいから絵描きがおススメ」などと「行動」すれば良いのに。

現実には高学歴を諦めた場合の次善の策は、その次のランクの学歴を手にすること、だ。
たとえば東京一工に合格できないなら早慶を狙うべきだし、それも難しいようなら理科大や上智、次はMARCH、四工大、成成明学、日東駒専・・・。で、結局は学力勝負となる。
つまり高学歴をあきらめたって、勉強しないわけにはいかない。勉強しないと言うことは「遺伝勝負」に賭けると言うことだ。

というわけで安藤先生がご贔屓にしている行動遺伝学とやらに、早く「キミはパン屋さん、キミは動物園の飼育係」という風にやってもらいたいものである。

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コメント

>別の道を探すほうがよい。

先週、創薬絡みの仕事の相談を受けた。
抗老化に関わる薬であり、細胞分裂を司るテロメアやサーチュイン遺伝子のことを学ぶため、分子遺伝学の本を少しずつ読んでいる。
(細胞分裂のたびに染色体末端にあるテロメアという部位が短くなっていき、最終的に細胞は分裂ができなくなり死に至る。テロメアの長さを維持することが抗老化につながるとの説があり、サーチュイン遺伝子の働きがテロメアが短くなるのを防ぐとされる)

遺伝学の功績は素晴らしいと思うけれど、遺伝学が「別の道」を示唆してくれるとは思えない。

その分子遺伝学の本に、遺伝学の祖であるメンデルのことが書かれていた。
メンデルは教員資格試験を受けたが、生物学の点数が悪く不合格になったそうだ。
もしメンデルがそこで「あきらめ、別の道を探」してしまっていたら、あの美しいエンドウマメの実験もメンデルの法則も生まれなかっただろう。

「別の道を探したほうがいいだと?ふんっ」
遠くでメンデルが笑っている。

No title

 実社会の仕事は 魔界である。

 並外れた才能に恵まれた人でない限り 常に競争にさらされる。
 まあ当然である。 楽して稼げる合法な商売があれば みんな参入してきて競争になるのだ。

<私事で失礼>

 今日、久しぶりに企画が通った。
 勝利の美酒を飲んでいる。

 オラの会社には、「企画を通したものがエライ」という文化がある。 自分で通した企画は、スケジュール、お金の使い道、スタッフの選定、全てその人の自由になるのだ。 会社の条件はただ一つ「契約を守って会社にお金を(一定割合)残す事」 これだけだ。

 企画を通して納品すれば 極端な話 ハワイのビーチでパソコンとWIFIで仕事してもいいのである。

 ただ企画を通すのは大変だ。
 
 通るかどうかわからないものを勉強し、調査し、考え、打ち合わせし、場合によってはお金を使って企画を書く。

 よくプロ野球と比較される。

 打率が4割あれば神だ。 それを数年続けられるなら独立して会社を作った方がいい。

 3割で一流。2割で並。
 1割でも5分でも打率があれば一応プロだ。
 しかし1割以下だと メンタルが持たない。

 オラは今年前半は、昨年からの「宇宙もの」に忙殺され、暇になった夏から企画を書き始めた。最初2連勝でスタートして、「今年は神かも?」と勘違いした。
 
 そっから7連敗した。辛かった。  ようやく連敗が止まった。

 オラの仕事は企画が通りさえすれば こんな楽な、楽しい仕事はない。 

 ただそんな簡単に通らないんだよニャ

No title

 酔っ払って。。

 昔は企画というと、まず図書館に行った。
 そこで半日 本を探して、調べる。
 翌日は大きな本屋に行く。関連本を買う。
 そして3日目から考えるのだ。

 最近は何でもネットで調べられる。

 今回、何となく千葉市立図書館に行って半日 考えた。数十冊斜め読みして5冊借りてきたのだ。

 やっぱりネットより図書館かニャ?

 しばらく続けてみよっと

 X染色体には2000~3000もの遺伝子が含まれているが、Y染色体にはせいぜいで数十個の遺伝子しかない。つまりはスッカスカ(^^;
 息子には母親の遺伝子情報がびっしり詰まったX染色体が、そして娘には父親の遺伝子情報がびっしり詰まったX染色体が受け継がれるという説がございますが・・・
赤ちゃんの頃から私の父親に似ている愚息を見るとさもありなんと思います。
 たまに「俺様の息子なんだからきっと○○だ」などとおっしゃっている方をお見かけいたしますが・・・・その度に「貴方にはちっとも似てませんから」と心の中で呟く私がいます(笑)

>息子には母親の遺伝子情報がびっしり詰まったX染色体が、そして娘には父親の遺伝子情報がびっしり詰まったX染色体が受け継がれるという説がございますが・・・

性染色体(X染色体、Y染色体)以外の染色体も両親から半分ずつ受け継ぐので、全体的には両親の影響は概ね半々だと思うのですが、確かに「息子は母似、娘は父似」と言われますね(「息子は母似、娘は父似だと幸せになれる」というバージョンも聞いたことがあります)。

染色体は2本セットなので、基本的には1本の染色体上の遺伝子に変異を来しても、もう1本の染色体がバックアップになりますが、男子の性染色体はXとYの組み合わせなので、母親由来のX染色体上の遺伝子に変異を来すとバックアップが効きません(父親由来のY染色体についても然り)。

血友病はX染色体上の遺伝子変異により血液凝固因子が欠乏する病気です。
1800年前にユダヤのラビ(聖職者)は、「同じ母から生まれた男子が2人続けて割礼後に失血死したならば、3人目の男子は割礼を免れる」との律法を定め、その後、「そのような母が再婚した夫との間にもうけた男子についても同様」との律法も追加したようです。
血友病が母親由来の遺伝病であることを看破していたわけです。たいしたものです。

ハルビンさん、企画通過おめでとうございます。
私の仕事は「予算をもらってプロジェクトを進める」という形ではないので、少しうらやましいです(ご苦労も絶えないのでしょうけれど)。

ネットは、自分の関心が定まっている領域の情報収集(検索)には適しているかもしれませんが、本屋や図書館に行って歩き回ると、自分が思いもしなかった領域の本との出会いもあり、なかなか良いものですよね。

No title

ありがとうございます。

企画が通らなくても 生きてはいけるんですが、他から降ってくる仕事ってのは

●きつい つらい
●面白くない
●予算がない
●あれこれうるさい

だいたい どれかに当てはまり、多くの場合 全てに当てはまるんです。

(ま、そりゃそうですよね。 予算がふんだんにあって楽しい仕事があれば誰だって自分でやる)

 やっぱり仕事は楽しく自由にやりたい・・・

No title

いろんな企業や団体と仕事をしていると「学歴硬直性」の違いは感じる。
 学歴硬直性というのはオラの造語だが、「入った時の試験ランクや学歴」がその後の仕事や出世にどれだけ影響するか、ということだ。

 一番極端なのが警察とかだ。
 高卒交番勤務の警察官がどんなに優秀でもキャリアより上に行く、逆転するのは不可能だ。
(この場合は 学歴というより「入る時の資格」だが)

 エデュの人事さんとかが望むのはこういう組織だろう。「東大出た人間が日大出た人間に逆転されることは決してない」世界を望んでいるようだ。

 「入ったら学歴も入社時の資格も関係ない」という会社も多い。 ベンチャーや中小企業に多いようだ。

 1年くらい前に話を聞いた 某コンサル会社もそんな感じだった。(話だから嘘かもしれないけど)

 何が言いたいかというと ペーパー試験が得意な人は 硬直性が高い組織に入った方がハッピーになる確率が高いかもしれない。 逆にペーパーが苦手な人は硬直性が低い組織を狙った方がいい。

 いずれにせよ「強み」は必要だ。 強みとは 人を惹きつける笑顔かもしれないし コミュ力かもしれないし 語学力かもしれないし AIを作る専門性かもしれないし リベラルアーツかもしれないし 起業家精神かもしれない。 場合によっては趣味も武器になる。

 学歴は武器の一つではあるが硬直性の低い組織では武器にならない場合もある。 

 オラのアホ息子2号のようなペーパーが苦手な人は学歴ではなく他の武器を探すべきかもしれない。 (それでも いうまでもなく勉強は大事だ。 全ての基礎になる)

No title

 以前は 銀行といえば「学歴崇拝の権化みたいな組織」だったと思う。(実際は知らないが)

 で、メガバンクの社長に 理科大卒の37歳が就任したというニュースには驚いた。
 まあ、この37歳が極端に優秀なんだろう。きっと。

※理科大は ずば抜けて「社長率」が低い大学だった。 最近はITベンチャーも多いから増加傾向かもしれないが 

 

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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