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コンサルのする意地悪

ジャーナル・ギャップとはいかなる人間か。
カッコよくて情に厚くてケンカと酒に強いけれど女に弱い。
こんな感じか(強要

しかし実際には意地悪なところもあることを、今夜は白状しよう。
コンサルという人種の特性か、時折こともあろうにクライアントに意地悪なことを仕掛ける。以前記事にもした「少し話したぐらいで「人間」がわかるはずないぜ」(2019/05/25)なんかもそのひとつの例です。
こんなことやってもお互い何の得にもならないのにね。

さて実は俺もかつて、クライアントの一人に意地悪をしたことがある。今回はその話です。
とある小売店。最近競合の店にお客さんを取られているのか、業績がやや低調。いろいろリニューアルしたいので手助けして欲しい。それでいろいろと新しい試みをレールに乗せました。
その中に「お客様相談室」の開設があったと思ってください。この「お客様相談室」がこの話のキモになります。

さて、コンサルというのはクライアントの幹部と結構長く打ち合わせをします。
時には別名刺を作って仕入れ先について行ったりもします。へえ、価格交渉ってそんな風にやるんだあ、なんてことも。
だから幹部職員の数人ともかなり見知った仲になるのですが、その中にどうしても好きになれない人がいましたねえ。
名前を仮に品川さんとでもしておきましょうか。

品川さんは悪い人じゃないんです。でもすぐに若い世代を貶すんです。
覇気がない、夢がない、どうしてもやってやるというガッツがない、他人への気配りがない、指示待ちである、仕事というものがわかってない。
もうけちょんけちょんである。
そんなにひどい奴を採用したなら、それはもう人事の責任だろう、なんて思いながら「へえ、そうですか、それは大変ですね」などと相槌をうつ。

特に鼻についたのは
「若い連中はチャレンジしないんだよ。たとえば新しい仕事を割り振ると、露骨に嫌な顔をしたりする。なんで喜ばないのかねえ。俺なら新しい仕事にわくわくするけどな、新しいことって素敵やん」

毎度毎度こんなことを言われて、いささかうんざりしたところに、「お客様相談室」の話である。要はクレーム処理だ。
今までは適当にやっていたが、クレームの先にこそ新しいチャンスがある、ということで、すべて担当幹部が対応することになった。

言うことは立派である。そうだ、確かにクレームの先にチャンスはあるだろう。
でもそれなら何故、幹部の皆さんのうち誰も「それ、私にやらせてください」と言わないのだろうか。
……まあ、誰だってクレーム処理なんてやりたがらないよね。

で、いつもならこんな時、
「クレーム処理を情熱持って対応するのは素晴らしいことですが、やはりこれにはコツというものがあります。対応次第では却って逆効果になってしまうこともありますので、まずは専門的なチームに外部委託して、それからそのノウハウを使って御社自らが・・・」
と持ち出してさらなるお金儲けをするところなのだが、この時は「品川さんはどうでしょうか。新しい仕事にチャレンジする精神にあふれておりますので」。

こんな時に人間は本性をさらけ出すねえ。他の幹部職員が揃って
「そうだ、品川さんなら適任だ」
「彼は新しい仕事が好きだから」
「そうそう本人の口から聞いたことがある」
「私も聞いた」

一気に解決である。というわけで品川さんは「新しい仕事にわくわく」することになった。後は知らない。
会社は今もあるから、きっとうまくいったのだろう。
まあ、俺のする意地悪なんてたかがしれているのだ。 ←人がいいから

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コメント

純粋な意味での意地悪とは毛色が違いますが、コンサルのような第三者的目線が重要な要素となる仕事では、ある種の「底意地の悪さ」って大事だと思います。

クライアントの言うことを全面的に信じて、その要望に唯々諾々と従うだけでは、結論としてクライアントのためにならなかったりする。
「クライアントの言うことは本当か?」「敵方の言い分のほうが筋が通っているのではないか?」といった健全な猜疑心(公認会計士の世界でいう「職業的懐疑心」)を持つことが大切な気がします。

企業の中でも経理部門やコンプラ部門、内部監査部門のような管理部門も同じで、社内では時に疎まれることもあるかもしれませんが、やっぱり健全な猜疑心を働かせないと不正が横行してしまい、会社のためにならない。

「相手にとって耳の痛いことを言いつつ、同時に相手の信頼も勝ち得る」ってところが腕の見せ所ですかね(こういう力も「コミュ力」の一つなのかしらん)。

お見合いの釣書

>「相手にとって耳の痛いことを言いつつ、同時に相手の信頼も勝ち得る」ってところが腕の見せ所ですかね(こういう力も「コミュ力」の一つなのかしらん)。

俺の場合、そういうレベルの高いコンサルとは違いまして、耳障りのいいことを言ってお金をいただいています。
でも

>クライアントの言うことを全面的に信じて、その要望に唯々諾々と従うだけでは、結論としてクライアントのためにならなかったりする。

これは全くその通りでして、クライアントの言うことなんて、殆どのコンサルは引用してないんじゃないかな。
お見合いの釣書をうのみにする人なんかいないでしょ?そんなレベルです。
(あ、釣書なんかもう死語かな?)

No title

ふうっ

今日は色々働いていい1日だった。
オラの仕事はとても自由だ。

いつ、どこで、どんだけ、どんなやり方で仕事してもいい。人間関係だって、嫌な上司がいたら口もきかないしそもそも出社しないので、顔も合わせない。 ダメな部下がいたらそんなやつとは仕事はしないで 外部の優秀な人と仕事をする。人間関係の悩みなんて皆無だ。

 ただ、その「自由」のためにはきちんと結果を残さなくてはいけない。 要するに上納金を納めるのだ。 上納金さえ納めていれば会社は自由にしてくれる。  え?  大丈夫、オラはヤクザじゃないですよ。ちゃんとした会社で真っ当なサラリーマンです。

 でも仕事はヘビーなこともある。
 土曜も日曜も家で仕事することもある。

 「自由」のために「必死で」仕事するのだ。夏休みもなく朝から晩まで仕事するのだ。

 時々 「これでいいのか」と考えることもあるが、まあ 自由に勝るものはない。 当分はこれでいいのだ。  もしどうしても辛くなったら会社の監視付きのデスクワークに戻ればいいだけの話だ。 ほほほ。

No title

 先日、ある団体から相談に乗って欲しい、と言われた。 きちんとお金をもらっての相談だ。 コンサル レポートを提出する。

 ひゃひゃひゃ。 オラもこれで「コンサル」だ。セレブだ。 一流だ。 明日にはアクセンチュアかマッキンゼーがリクルートに来るかもしれない。名刺に書こうっと。 
 
 コンサルタント  ね。
 あと ユーチューバーも書こう。先日 動画をアップした。実は 米国の I ビザも昔 持っていた(失効した)ので ジャーナリスト。 ほほほ。 あ、気象予報士も書かないと

 名刺

 コンサルタント
 ユーチューバー
 気象予報士
 ジャーナリスト

 ハルビンカフェ 

 おおお なんだか かっこええ。  ひゃひゃひゃ

ようこそ、歓迎します

>ひゃひゃひゃ。 オラもこれで「コンサル」だ。セレブだ。

おめでとうございます。
虚業の世界へようこそ。
但しセレブの世界かどうかは知りません。

No title

 虚業といえばメディアの世界も虚業です。

 しかも 口へんがついて 嘘業でもある。

 時々 第一次産業とか第二次産業がまぶしく見える。 「実」のものを作るというのは地に足がついている。あるいは 医療介護教育など明らかに誰かを助ける仕事。

人間って「世の中の役に立っている」仕事をしないと 胸を張って生きていられないんですよね。

 オラの業界でも若い人は 海外取材だ、芸能人だ、有名人だ、 と華やかな世界に憧れますが、歳をとってくると 「世の中の役に立っている」と明確に思える仕事、地味でもいいから誰かの役にたつ仕事をしたくなってくるもんです。

>人間って「世の中の役に立っている」仕事をしないと 胸を張って生きていられないんですよね。

我が身を振り返っても、「自分の仕事がこの世界と繋がっている」という手ざわりみたいなものが、私の心を支えてくれている気がします。
(「世の中の役に立っている」というほどのことではないですが、妻子に「(守秘義務に反しないようにオブラートに包んで)今日はこんな仕事をしたよ」と胸を張って言える程度には)

ありがとうと言われたくて仕事をしているわけではないけれど、ありがとうと言われると明日も仕事を続けていける気がする。

従業員同士がお互いに感謝や賞賛を送りあい、それを(ごく少額なれど)ボーナスに反映させる「ピアボーナス」という仕組みが、一部の企業で導入されていると聞きます。
大きな組織の中で、とりわけまだ入社したばかりの若手となると、自分が組織に属している意義を見出しにくいかもしれず、こういう仕組みがうまく機能すると社員の精神面の支えになるのかもしれません(運用を誤ると形骸化しかねないような気もしますが)。

ホームズ、少し恥ずかしがる

グラナダTVの「シャーロック・ホームズの冒険」の中の一場面。

難事件を解決したホームズに、いつもは皮肉屋のレストレード警部が「あなたを尊敬します。スコットランドヤードの全員がです」と言うシーン。
ホームズは少し恥ずかしそうに、それから真面目な口調で「ありがとう」。そしてもう一度「ありがとう」。

きわだった名演出。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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