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早稲田大学・慶應義塾大学はどれぐらいの難関なのか?3~旧帝はむしろお買い得なのか

前回「早稲田大学・慶應義塾大学はどれぐらいの難関なのか?2~地方旧帝では厳しい」(2019/09/02)は、早稲田大学(以下早大)と慶應義塾大学(以下慶大)がどれくらいの難関なのかを、『週刊朝日』(2019年4月5日号)の「東大・京大合格者実名アンケート東大文系編」と、首都圏某男子校(東大ベスト10常連校)のデータを用いてお話ししました。
ただ前回は文系の話だったので、今回は理系について書いていきます。

尤も『週刊朝日』では理系の記事はなかったので、もう一つの首都圏某男子校(東大ベスト10常連校)のデータによりかかります。
ちょっと意外な結果です。

まずは東大合格者との早慶併願結果。数字は「合格者数-不合格者数 成功率」。
早大政経2-0 100.0%
早大理工9-0 100.0%
慶大理工10-0 100.0%
慶大医学3-1 *75.0%
慶大薬学1-0 100.0%

慶應の医学部に1人やられただけで、25勝1敗。恐るべし、東大理科類。
東大理科類と早慶理工の間には、文系以上に差があるのだろう。
(ちなみに慶應医学部にやられたのは理1)
早大理工はセンター利用がないので、二次勝負となったらさすがに東大受かる連中には、早大理工といえども安牌だったのか。

京大理系合格者のデータは少なすぎて議論のテーブルに上がりませんから(何しろ1人)、東工大の数字を紹介しましょう(こっちも少ないけど)。
早大理工3-1 *75.0%
慶大理工0-2 *00.0%
慶大医学0-1 *00.0%
東工大レベルだと早慶理工とイーブンです。

北海道大学(工学・理学・理系)vs.早慶理工は以下の通り。
早大教育0-1 *00.0%
早大理工0-3 *00.0%
慶大理工0-1 *00.0%
理科大理工2-0 100.0%
明治理工1-0 100.0%
0勝5敗。北大では早慶はなかなか難しい。
ちなみに名古屋大学工学部(1人)は、早慶の各理工に敗退。

というわけで入試の難度のイメージとしては
東大理科類---東工大・早慶理工---旧帝といった感じか。
(文系は 東大文科類--一橋-早慶文系---旧帝)

最初に「ちょっと意外な結果です」と書いた理由は、早慶は理系の方が文系よりも東大といい勝負をしていると思っていたのだが、惨敗だったこと。
そして旧帝の方が早慶よりも、理系に限っては難度が高いのではぼんやりと考えていたが、まったくそうではなかったこと。
むしろ旧帝はお買い得なのではないか。入りやすいし(あくまで早慶に比べてである)、研究費はそこそこあるし、地元ではチヤホヤされる。

もちろんこれはデータの偏りや数の問題を一切無視した話なので、検体が100程度あればまた違った話になると思う。
考えれば考えるほど、『週刊朝日』が4/12号で東大理科類の併願の記事を書いてくれなかったことが残念である。

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コメント

No title

なるほど。
この数字を見ると、確かに

旧帝理系・・・お買い得
早慶理工・・・お買い損

な感じはあります。

 ただ、オラは「真面目に勉強するつもりなら理系は国立に限る」という古い先入観で言っているので、最近は違うのかもしれません。確かに慶応理工あたりで、いい研究もある。逆に最近は名門 東北大 理学部でこれ、と言った研究はないような気もする。

 ※例えばJSTのERATOのような巨額の研究費がつくプロジェクトでも、慶応は時々見かけるが、東北大理学部って最近あったかなあ。
 もっとも、オラも最近はERATO、そんなに取材していないのでわからんが・・

No title

あんまりいつもいつも 根拠なし 数字なし 出典なしのことばかり書いているのも何だかなあ、と思って珍しく調べてみた。
 ソースは JSTのHP
https://www.jst.go.jp/erato/research_area/index.html

ERATOという巨額の研究資金が動くプロジェクトで、2000年以降に採択された研究リーダーの所属を数えてみた。

東大 28
京大 5
東工大 5
北大 1
東北大 4
名古屋大 4
大阪大 5
九州大 2
慶応大 3
早稲田大 0

 である。
もちろん ERATOだけで物を語るのは乱暴だが、大学の研究力の一面ではあるだろう。

※東大圧勝である。 これほどとは思わなかった
※京大は惨敗と言っていいだろう
※早稲田 0は意外だった
※旧帝は、まあ こんなもんだろう


 うーん やっぱり旧帝大は お買い得な感じがするニャン

東北大といっても理学部でなく医学部の話で恐縮ですが、出澤真理先生のMuse細胞のことが気になっています。

Muse細胞はiPS細胞のような多能性幹細胞(筋や神経などのいろんな細胞に分化する能力をもつ細胞)の一つです。
点滴で静脈に投与するだけで病巣に届き、損傷した組織を再生させる可能性があるようで、脳梗塞や脊髄損傷などを対象疾患とした治験が現在進行中とのこと。結果に期待してます。

私もJGさんと同じく、旧帝の方が早慶よりも理系は難度が高いと考えていました。JGさんも仰っていますが、検体数がもっとたくさん欲しいですね。

他方でJGさんとは逆に、早慶は文系の方が理系よりも東大といい勝負をしていると思っていました。肌感覚なのでうまく説明できないですし、あるいは感覚がくるっているのかもしれないですが。

国語や社会においては潜在的学力差(?)ほどには点数差が付きにくいからかなぁ。でも東大ベスト10常連男子校の生徒だったら、社会でなく数学を選択するかぁ(早稲田政経や慶応経済は社会か数学かを選択できるらしい)。いやそれともベスト10常連校とはいえ文系クラスの生徒だと社会選択が多いのか…

うーむ、わからぬ。ひょっとしたら年度ごとにまちまちだったりして。来春の週刊朝日のアンケートに期待。

No title

 まあ実際 旧帝といっても様々で、
東北大学などは 理学部と工学部で、オラの頃は共通一次で50点〜70点くらいの開きがありました。

 なので、例えば大阪大の上位学部と北大の下位学部では、100点? 150点?いやもっと違うでしょう。

 でも早慶理工が大変な難関なのは昔からで、
オラは 旧帝理学部受けましたが、受かると思って受けた。 で、落ちた。
 で、早慶理系は受けなかった。受けても絶対受からんと思っていた。
 
 そのくらい早慶理系(理工学部)は難しい。

※要するに 東大 東工大の滑り止めにはなるけど、 旧帝の併願にはならん、ってことね

※あと、旧帝理系には 家庭の事情等で「絶対国立 しかも 100%受かることが条件」という学生が入ってくる。 つまり東大でも早慶でも受かる可能性が十分にあるが、家庭の事情で 旧帝なのだ。 オラの友人にもいる。 だから偏差値以上にとんでもなく優秀な人間がいる。

夏休みの自由研究「小石川型青天井理論の観測」

>旧帝理系には 家庭の事情等で「絶対国立 しかも 100%受かることが条件」という学生が入ってくる。 つまり東大でも早慶でも受かる可能性が十分にあるが、家庭の事情で 旧帝なのだ。 オラの友人にもいる。 だから偏差値以上にとんでもなく優秀な人間がいる。

これはかつて天麩羅蕎麦氏が某掲示板で展開した「小石川型青天井理論」の表れの一つですかね。
「絶対国立」「地域カテゴリトップ」など条件は揃っている様子。

青天井(麻雀に非ず)

「小石川型青天井理論」の元々のカタチは「酒豪」さんが「桜蔭青天井理論」で打ち立てたものです。
俺はその時に「裏校風理論」で対抗したのですが、向こうの方が人気は高かったですな。
で、その桜蔭のカタチを小石川にも応用してみたんです。

尤もあれにはウラがあって、小石川の難関大学の実績が出るや否や国立付属の実績が落ちたので、これは入口時点で流入があったんだな、と推測しました。
「小石川型青天井理論」のバックボーンには、そうした数字的な裏付けもあって、まあまあ面白く議論できました。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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