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夏の盛りに横溝正史的な雪密室の謎1~地域によって儀式はいろいろ

さて今回は横溝正史的な世界に、皆さんをお連れしましょう。

記録的に忙しかった今年の8月はほとんど休めなかったのだが、わずかな休日の1日をこともあろうに法事に潰された。
父方の遠い親戚の新盆に、朝から車を走らせ辿り着いた某県某郡の山間の田舎。なにしろ最寄り駅までは車で30分。
その駅も、1時間に1本程度しか電車がやってこないへんぴなところ故、はなから公共交通機関での移動を諦め俺は愛車を駆らせたわけだ(あーあ、酒が飲めない)。

それにしても葬式やら結婚式やらといった「儀式」は、地域によっていろいろと違う。
以前長野の結婚式に参加させていただいたときは、新郎が新婦をリアカーに乗せて入場した。
尤もあれは地域色ではなく、個人色だったのかもしれないが。

さて今回の新盆だが、自宅から墓地までみんなして行進をする。
それから提燈を持った少数のグループが、いきなり道から外れて山の笹だらけの斜面に踏む入る。そこから獣道のような所を通り、墓地へと向かう。
提燈グループじゃない方はアスファルトの道を普通に歩き、提燈グループよりも早く墓地に着く。
煙草を吸ったりお喋りしているうちにへとへとになった提燈グループが到着して、墓の周りを右に二回左に三回みたいにぐるぐる回ったりする。

獣道を歩いたりぐるぐる回ったりするのは、死者の霊が家に戻ってこないようにするためらしい。
でも死んだからって、ぐるぐる回ったぐらいで自分の家の場所忘れるかなあ。まあどうでもいいけど。

さて法事には一族の長老の婆さんも来ていた。九十を越えているらしいが矍鑠としている。
その婆さんが駅まで送ってくれと言う。話の行きがかり上、俺にその役が廻ってきた。
で、車に乗せて駅へと向かったが、車の中で婆さんが、駅前の喫茶店でパフェを食べたいなどと言い始めた。奢ってやるから一緒に食べようとのこと。
こちらとしては別に急ぐ旅でもないので、お相伴にあずかるととなった。

婆さんは夏季限定ハワイアンフルーツパフェを食べながらご満悦の様子。
ご満悦ついでに俺に面白い話をしてくれた。ここからが横溝正史的世界の始まりです。


次回、俺は終戦直後の雪の密室事件の話を聞くことになる。犯人は誰か?そして雪密室の謎は解明できるのか?

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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