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政治の季節

政治の季節である。

政治に関する俺のスタンスは、シンプルである。
まずは是々非々で投票して、投票後は与党に最大限に期待する。
そして政権がスタートしてからは与党に批判的なサイドに立つ。

とはいえ「是々非々」というのは難しい。
よく「野党に政治能力なんかないから結局自民党に投票するよ」という人がいるが、自分の入れる一票に「政治能力」なんて俺は考えたことがない。
無責任と言われそうだが、そもそも政治能力なんて測りようがないし、「自民党以外に政治能力なんてない」というなら、それは投票の時に悩まなくていいなあ、ぐらいの感慨しか浮かばない。

たとえば各党の政策はひとまず措くとして、「政治能力」などという不可解なタームを使う前に、やって欲しい政策だけでも考えておくべきだと思う。
それも「景気をよくする」などという、「がんばります」と同じくらいどうでもいい政策は抜きで。

よく「野党がだらしない」などという人がいるが、俺はそんなことないと思っている。
それは「野党はちゃんとやってる」というわけではなく、野党はだらしなくてもどうでもいい、と思っているからだ。
もちろん野党が凄く活躍してくれても構わないが、なにしろ与党がちゃんとしてればいいのだ。

自分がだらしないのは自分の責任である。それを他者のせいにするのはお門違いだし、何より恥ずかしい。
もし与党がだらしないことをしてるのを誰かのせいしたいなら、それは「追及すべき野党」でも「報道するマスコミ」でもなく、そういうことを許している国民であろう。
「野党がだらしないからだ」という人は、理屈がわからないか、自分は悪くないと思っているか、あるいは自民党・公明党の信者かアンチ野党か(あ、これは同じ人種か)。

幸いなことに、成年に達している国民には選挙権があるので、それを活用すればいい。
投票しない人を俺は叱りはしない。また投票しないからといって、「投票しない人は政府を非難してはいけない」とも言わない。
しかし、「政府は自分の欲しいことをやってくれない」と言う権利は失っていると思った方がいい。


****JG的気になる政策まとめ*****


●エネルギー政策をどうするのか
俺は原発反対派だが、賛成していても構わない。しかし賛成するならば核のゴミぐらい目途を立てるべきだと思う。

●消費税は上げるべきか
俺は上げてほしくないが、上げるための合理的な理由があれば構わない。
しかし現政権は8%に上げるときに「社会保障費の拡充」を前政権に約束したはずだが、履行されている気配はないな。

●対米、対中外交をどうすべきか
どうすべきかも何もないだろ?今の日本に、アメリカと中国に同じ土俵でモノを言うことなんて不可能なんだから。
高度なおべっかを使い続けるしかあるまい。

●憲法は改正すべきか否か
俺は20年来の憲法改正論者である。しかし現政権で改正するのは、改正したい人たちの顔触れを見る限り、やめた方がいいだろう。
だって「憲法が国家権力を制限するというのは遅れた考えだ」なんて言ってる人たちなんだもの。
道徳観(家族観・社会観)は戦前にモデルを求めておいて、憲法はいきなり「過去の考えは遅れてる」と言ってくるあたり、「自分の主張に反対する人はおかしな人だ」という無知蒙昧な傲岸さが透けて見えて気持ち悪い。
だが何しろ何が一番嫌かといえば、そうした「無知蒙昧な傲岸さ」を最近は隠しもせずにいること。舐められてるな。

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コメント

No title

ナイーブな問題が「夫婦別姓」である。
オラは、もちろん別姓 支持だ。
が、これを変えるには大きな岩盤があると思う。

 ちなみにオラは結婚を機に鬼嫁の姓にした。
 養子に入ったわけでは無い。
「苗字が変わる」というのがどのくらい「嫌なものか」
「平気なものか」を自分で体験しようと思ったからだ。

(苗字なんて記号だ、 どーでもええことだから何でもええ、というオラの抵抗の意思もある。 でもやっぱりどーでもよくはない、かなあ)

 もちろん仕事は旧姓でしている。 あらゆることに不便がある。 例えば セキュリティの厳しいところで、事前申請した名前と免許証が違って問題になる、とか・・・

 ロシア人の名前の語尾が男性と女性で異なるのは有名なお話でございますが、姓の語尾も男女で異なるという事は、日本ではあまり知られていないようでございます。例えばメドヴェージェフさんの奥さんはメドヴェージェヴァさんなのです。性別が違えば、夫婦でも兄妹でも姓が違うのです。ロシア人でもウクライナ系などの方はほぼ男女同姓になるので尚更厄介です。友人が日本に来ると事あるごとに説明をしなければならないので面倒だとこぼしておりました。

政治の季節に飲む酒は

娘が、今度の選挙は誰に投票すればいいかわからない、と言う。
与野党保守リベラル右左みんな同じに見えるそうだ。あるいはどの党の誰がなってもだいたい同じなんじゃないかと言う。
確かに自分にもそういう気持ちはなくは無い。

先日の日経新聞によると20代の7割が自民党支持らしい。これは今年始まったことではなく少し前からの傾向であるが、年金政策がこのままだと一番割りを食いかねない若年層が現政権を支持しているのは不思議な感じがする。
かと言ってこの世代の投票率はそれほど高くないようなのである。
どうやらこの世代はもともと政治に期待していないのではないか。

少し調べてみたところ、若年層が現政権を支持する理由として、①先に述べた通り政治そのものにあまり期待していない、あるいは政治を信用していない②前回の政権交代と同じ時期に発生した就職氷河期を目撃した経験から、政権交代=混乱と就職難という印象を持っていて政権交代にあまり良いイメージがない、等の説が挙げられている。(今日たまたま見たニュースの中で首相が同じようなことを街頭演説で訴えていた)
保守化した、というより、現実的なのか。

でもそれらよりさらに衝撃だったのは、「現在の若者は、従来のいわゆるリベラルを保守と感じていて、現政権である従来保守とされていた政党をあまり保守と感じていない」ゆえに現政権が若年層に支持されている、という説だ(橘玲氏の著書による※。元のデータは2017年に読売新聞社と早稲田大学現代政治経済研究所の共同調査)。
つまり従来のいわゆるリベラル(だった?)高年層が、若年層にとっては既得権を抱え込んで変化に対応しない態度に見えるらしい。

えっ?と思い娘に聞いたところ、是が非かや支持するしないは別として憲法改正などを訴える政党の方が保守には見えず、逆に何も変えない政党の方が保守的に見える、と言うのである。
変えりゃいいってもんじゃないよ、憲法だって改正を進める議員の理想や好みを押し込むんじゃなくて、むしろ権力やその側の議員が煙たがるようなことを掲げるのが憲法が憲法たるゆえんだから、どう変えるかが問題なんだよ、よく考えて投票しなよ、などと娘とあれこれ話した。

自分はいつまでも気持ちだけは若いリベラルのつもりだったが、さらに若い連中とは見えている景色がずいぶん違うことを実感し、世代の断絶という言葉が頭をよぎった。
うーん、歳を取るとなかなか自分以外の状況が目に入らなくなるなあ。
気をつけようっと。

(※この著書はクセのある題名のため未読ですが、ちょっと読んでみたいなと思いました。)

それにしても娘とこういう話ができるようになって嬉しい。昨年はほとんどこんな余裕はなかった。
娘が二十歳を過ぎたら、皆さんがおすすめしているアルコールなんぞを添えてみようかな。

No title

>とはいえ「是々非々」というのは難しい。

 
実際、今の経済学は難しい。
金融緩和によって景気が上昇し、新卒就職率が上がったならそれは 素晴らしい。

 ただ、本当に金融緩和の「おかげ」なのかどうかはオラにはわからない。(将来に負債を先送りという説も納得できる)
 でも 「緊縮」民主党政権から「緩和」自民党で就職が良くなったのは事実。因果関係はオラにはわからないがそれは認めないといけない。だから若人に自民党支持があるのも理解できる。

 また、「階級闘争」が本来の政治だと思うが、そこも難しい。 賃金を上げて、結果 解雇されては元も子もない。 楽して賃金上昇が欲しいのは誰でも一緒だが、世の中そんな楽はない? 


 日本の政治論って、今の安倍政権が象徴的で
反対派は「安倍のやることは全部悪」
賛成派は「全部正」  と思いがち。
 本当はそんなもんではなく それぞれ是々非々が必要。

 でも一体誰が「是々非々」なんてできるでしょうか? 相当な「総合知識」がないと無理だ。

 うーん。
 オラは今 山本太郎の「国債バンバン発行して弱者を救う」という 「今時の左派経済理論」に興味を持っている、立命館の松尾匡さんとかの理論だ。

No title

昨日、「MMT」(現代金融理論)の提唱者の一人、ニューヨーク州立大のステファニー・ケルトン教授が来日したらしい。

 日本では立命館の松尾匡さんが支持している理論だ。 ラジオで明治大の飯田泰之さんが解説していた。
 
 要するに「インフレになるまで財政出動していい」
「赤字国債をガンガン出して雇用を生み出す」んだそうな。

 例えば今、必要なのに賃金が安い労働、保育とか介護に税金を投入して賃金を上げる。そこで安定した雇用を生み出し失業率を減らす。
 必要な原資は国債を発行するんだってさ。

 ふむ。

※リフレに似ているが、ちょっと違うらしい。

DDT(殺虫剤ないしプロレス技)ならぬMMTのことはわかりませんが、ネットでざっと見たところなかなか刺激的な理論ですね。

政府が財政赤字をいとわず通貨をジャブジャブ発行して、かつ雇用も生み出し賃金も上げて、税負担は低く抑え、
景気が良くなれば税負担を上げて政府が通貨を回収してインフレを抑制する、と。

理論的当否はよくわかりませんが、これまでプライマリーバランスに財政目標を置いてきたのに、財政規律が緩んでしまわないかしら(MMT理論からすればそれでも構わないということなのかもしれないけれど)。

いま注目のMMTですね。
夢の打出の小槌かはたまた亡国のトンデモ大風呂敷か。
経済学ど素人なのでお恥ずかしい質問かもしれませんが、こういう国債(あるいは貨幣)って誰が買ってくれるのかしらん。
通貨の信用が吹っ飛んじゃうことないのかね。

国債は日本だと日本銀行が購入します。
銀行など市中が保有する国債を日銀が買い上げて(「買いオペ」)、市中に通貨を供給するわけです(なんてわかったようなことを言ってますが、私も素人です)。

黒田バズーカのマイナス金利政策の一環として(市中のお金がジャブジャブになるので、貸出金利が下がる)、すでに数年にわたり日銀は大量の買いオペを実施してます。

確かに素人的に考えると、通貨発行量が増えれば通貨価値が下がるはずで、インフレ懸念がありますね。
「通貨発行量の増大に見合う形で実体経済も拡大するからインフレは生じない(もしインフレ懸念が生じたら、増税して市中から通貨を引き上げればよい)」ということなのかしら。

No title

 オラも素人です。

 MMT リフレ ヘリコプターマネー ベーシックインカム・・・  と次々と経済理論が登場して、どれも非常に魅力的。(全て 市中に金をばらまく点では共通点があるが)

 ただ、実際に国家としてやるとなると・・ 誰かが決断しなくてはいけない。(こんなの選挙で審判なんて無理だ。だって誰もわからない)

甘えん坊将軍さん、こんな初歩的で恥ずかしい質問にもお答えくださりありがとうございます。
おかげさまで、自分一人では頭が痛くなってくる経済理論もゼミのようでなんか楽しい。

確かにMMTでは財政拡大を「インフレにならない限り」と条件をつけていますね。
また通貨発行量の増大だけがインフレの要因ではなく、実際には需要と供給のバランスも影響するため、インフレにはなりにくい場合もあるそうです。(しかしこの理論、ここ最近の日本の状況を教材にしているかのよう‥)

ハルビンカフェさんが仰る通り、いろいろな経済理論がありすぎて判断難しいです。

中高生の時期から経済(あるいは財政と経済)や自分の資産形成について学校で教えた方がいいのかも。

なんかいろいろ調べるうちにバラまきアリかも、と思うようになった。
が、将来的に借金だけが更に増え現状このまま、という事態は避けたい。

でも金融政策は限界に近づきつつあり、財政政策で対応せざるを得ない流れになっているようです。

この財政政策が持続性があり実りあるバラマキになるかならないかは、ひとえに国民の自覚‥目先や自分たちの利害だけにとらわれず、長期的かつ広いな視野を持ちながら地道に経済を成長させていく覚悟、そして政策や政治への関心や審査なのではないだろうか。

No title

 あくまで私見ですが、これほど「日本の財政赤字は心配ない」という意見が 国の内外からあるということは、 実際 それほど心配することはないのかもしれません。

 もちろん赤字はないに越したことはないので、無意味に増やすのは良くないですが、それよりも増税 緊縮財政で 弱者が困窮したり、景気が悪くなって就職氷河期が来る方がずっと悪い。

 と最近は思っています。

※民主党政権ができる頃は オラは財政赤字を減らさないと国が滅びる、と思っていた。増税 緊縮に賛成していた。 今は180度 変わりました。

 減税、財政出動です。 また10年後に変わるかもしれんけど・・・

MMTについて、頭の中を整理しつつ概略を理解したいと思い、中野剛志『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』(KKベストセラーズ、2019)を読了しました。かなり読みやすい本です。

ハルビンさん、白鳥座さんも、ご興味があればどうぞ。われらがこの一両日に書き込んだような諸論点について、わかりやすく解説されています(個人的には、これから社会人になる白鳥座さんの娘さんにご一読をお薦めしたい)。

「貨幣は負債の一種」とか、「銀行は預金を元手に貸出をするのではない。貸出によって預金という貨幣が創造されるのだ」とか、「財政赤字の制約となるのは民間部門の貯蓄ではない。財政赤字が民間貯蓄を創出するのだ」とか、「税金は財源確保の手段ではない。物価調整の手段である」とか…、「貨幣」や「税金」等の基礎的な概念について、私のこれまでの理解をことごとく裏返す考え方に触れることができ、大いに知的な刺激を受けました。

読後なもので(人の意見に流されやすいもので)、ハルビンさんと同様、デフレ脱却までは財政支出拡大、減税(加えて、保護主義・グローバル化抑制、規制強化)な気分になってきました…

>個人的には、これから社会人になる白鳥座さんの娘さんにご一読をお薦めしたい

甘えん坊将軍さん、ありがとうございます。とても面白そうな本ですね。娘にも教えます。

今回もいつも通り投票には行くつもりでしたが、自分としては今ひとつ盛り上がっていませんでした。

しかし、JGさんが場を提供してくださり、ハルビンカフェさんと甘えん坊将軍さんのおかげで、いろいろ勉強できました。

その結果、がぜん面白くなり今までとは異なる切り口で政策や候補者を評定することができました。

娘とも珍しく政治や経済の話ができてたいへん有意義な政治の季節となりました。
ありがとうございました!

‥で、いよいよビールがうまい季節になってきた?

白鳥座さん、どうもです。

この中野氏の本は、第一部は経済理論の話ですが、第二部は主流派経済学者をこき下ろしています。
私は第二部も楽しく読みましたが、娘さんには刺激が強いかもしれないので(白鳥座さんの血が入っているからそんなタマじゃないとは思いますが)、その点だけ申し添えておきます。

それにしても、私は経済学の門外漢ですので、「一定の仮定を置いた上でひたすら数学を駆使して経済モデルを立てる」くらいにしか考えておりませんでしたが(そしてそういう部分も多分にあるのだと思いますが)、経済学にはまだまだ研究余地が大きく広がっているように感じました。

私はこれまで、経済学を学ぶなら理系(数学)から入った方がいい(基本的にこれで足りる)と単純に考えていましたが、社会や人の実相や本質を見抜く目も必要と感じ(例えば、これまで「Aが原因でBが結果」だと当たり前のように信じられてきた事象について、「本当はBが原因でAが結果なのではないか」などと疑う目)、社会心理学や文化人類学のような社会学系もきちんと学ばないと、経済現象の本質にたどりつけないなと変説しました。

なんにせよ、ビールが美味くなってきました。
いつかどこかでハルビンさんと白鳥座さんとでMMTの居酒屋談義をしたいものです。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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