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麹町中学の挑戦はどういう結果になるのか?

前回「麹町中学の挑戦と、坂本の内角打ち」(2019/06/16)で、麹町中学の「宿題廃止」「定期試験廃止」のことを書いた。
そしてこの裏側にあるのは生徒自身の「自律を養う」とのこと、とも書いた。

一律に同じことをやらせるのではなく、出来ないところを抽出する。
それでその出来ないところのチェックを、単元テストで行う。

1学期間に2回ではなく、単元ごとにテストを実施するので、自宅での学習から「お祭り感」が奪われ日常の中に埋没することになる。
この日々の学習という習慣が自律の要である、と工藤校長は考えているようだ。

ここまでは合理的な考えだ。しかし「合理的」ということは、考えとして「新しくない」とも言える。
ということは問題点も顕在している、と言える。

その問題点だが、まあ、ちょっと考えただけでも次のようなものが考え付く。
1.強制力がないとやらない生徒はどうする?
2.個々の生徒に対応するのが大変
3.定期テストがないことに対する保護者対応
4.通知表はどうやってつける?

「1」は残念ながら部外者の俺にはとんとわからない。興味のある人は麹町中学に訊いてみることをお薦めする。無論「ああだ」「いやこうだ」と議論するのも面白い。

「2」はとにかくマンパワーの問題だ。意地の悪い言い方をすれば、そもそもそれぐらい個々の生徒のことが把握できていれば、定期テストを廃止して単元テストをしようとしまいと、結果は大して変わらないんじゃないのか。

「3」に関して言えば、結局保護者というのは「結果」を欲しがる。それも頭の中には5科500点満点のテンプレートがある。だから定期テストの代わりに別の何かを作るのが、保護者対応としては一番簡単だ。
そこで麹町中学は「実力テスト」を年に3回から5回に増やした。これで保護者の潜在的な不満をチャラに、ということだろう。

「4」については、単元テストを元につけるらしい。結果的に5が山ほどついても(全員5をとっても)、それはそれでいいと工藤校長は豪語している。


前回の記事で、

>こうした「個々への取り組み」は本来、学力中位層の生徒がターゲットとなる私立学校が率先して範を示すべきだと思うのだが。

と書いたが、実はやろうとしている(あるいは実質的に過去に実施していた)私立中学はある。
しかしそれがどうも、結果に結びつかなかった。

定期テストの回数を減らし、単元テストを充実させ、生徒一人ひとりに課題を見つけさせる。
これをやっても出口はさほど変わらなかった。
何年もたいして変わらなかったので、結局元に戻したと聞く。

出口は塾次第か、と、その時思った。あるいは入口次第。
それだけに今回の麹町中学の挑戦には興味がある。うまい具合に麹町中学は進学実績をホームページに載せているので、それで検証はできると思う。

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コメント

日々是前夜祭

工藤校長のインタビュー記事をいくつか読んでみましたが、色んな事柄をその「目的」に立ち返って見直しておられるようで、興味深いですね。
成果が形となって現れるにはある程度の年月を要するでしょうから、ぜひ気長に取り組んでいただきたいですし、私もそういう試行錯誤は応援します。

>自宅での学習から「お祭り感」が奪われ日常の中に埋没することになる。

確かに日々の学習習慣は自律の要だと思いますが、それと同時に
「男には『お祭り感』が必要だ」
とも思います(←偏見と先入観に満ち溢れた根拠なき断固たる私の主張)。

そうだろう? 運動会や文化祭を終えたばかりの高三開成生、麻布生諸君よ。次は大学受験というお祭りが待っている。

No title

 オラは麹町中学の取り組みには懐疑的である。 反対、ではない。「お手並み拝見」である。

 なぜ「試験」(定期試験でも模試でも)があるか?
 それは「弱点を洗い出すため」「自分の位置確認」のためだ。もちろん「試験があるから勉強する」のが最大の効果だが。
 
 試験で弱点を洗い出す。自分の位置を確認する。
 そして目標に向けて努力する。

 本人は弱点をわかっていることが多い。自分で何が苦手か、何がわかっていないか、なんて中学生でもわかる。 試験はそれを数値化するのだ。数値化することで「どのくらい足りないか」がわかる。

 さて、ゴルフである。
 子供が中学に入り、まあ 奴らも一人で飯も食える、生きていける。ようやくゴルフに集中できる。

 試合は「模試」である。

 試合に出る、ということは弱点が如実に出る。 
 遊びのゴルフではテキトーにごまかしている自分の弱点が出るのだ。 そこから目を背けてはいけない。  ドライバー アイアン アプローチ パット その他 コースマネージメント とにかく弱い所はスコアに現れる。それは徹底的に補強しないといけないのだ。 ほほほ

No title

なんか昨日、酔っ払って意味不明の投稿をしたようだ。恥ずかしいけど、まあいいや。

No title

さて、「模試」の試合に出た。ゴルフの話だ。

 オラは「まあ本番に強いオラだから 集中力が増してベストスコアに近い数字が出るだろう」と思っていた。

 ら、 暴風雨吹き荒れる 千葉 Tゴルフクラブ。
 1番で5パット! して あとはボロボロに崩れた  自分史上 ワーストスコアが出たのである。

 何が言いたいか?
 
 秋のサピ偏差値で 50ー57 という子がいるとしよう。 つい「実力は57 本番はもっと上かも」と思う人は少なくない。 オラもそういうタイプだ。
 でも実際は、本番で49になるかもしれないのだ。 というか そっちの方が現実的だ。
 
 だから「奇跡」をあてにせず、コツコツ弱点を潰さなければ行けないのだ。 
 わかったか? ハルビンカフェ!

No title

こんばんは。ネットサーフィンをしていたら、たけし軍団のダンカンさのブログに行き当たり、彼が亡き奥さんに代わって毎日息子さんの弁当を作っていることを知りました。
写真を見ると、うちの奥さんの弁当よりよっぽど力が入っているように思えます(笑)
ハルビンさんもお弁当を作られているなら、彼に共感できると思いますよ。
私はと言えば、集中して子供に何かしてやった経験というのは勉強を教えたことぐらいかな?本当は野球が好きな子ならば手ほどきしてやりたかったのですけどね。
義父はゴルフ狂で、今でもラウンドに出ているくらいなので、結婚した際、私がゴルフをしないのをすごく残念がっていましたね。教えてあげられたのに、と言っていました。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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