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前川喜平@麻布学園~歌うまいンだわ

5月18日(土)、麻布学園に前川喜平氏の講演を聴きに行った。
想像以上の集客力で、開演30分程度前に着いたのだが、すでに何百人もの長蛇の列。結果的に麻布講堂に立ち見がズラッと出る始末。

前川氏は講演冒頭で「こんなに入れて大丈夫ですか?消防法にひっかかるのでは……ええっと、悪い冗談でした」。
先月のボヤ騒ぎの記憶生々しい保護者からいきなりの爆笑である。

もちろん遵法精神あふるる麻布学園はそんなことしません。立ち見なんてジョークです。俺の幻想です。

気を取り直しまして。
前川氏はまず自分の麻布時代の話をしてくれた。ラグビー部の選手だったとのこと。
「何でもありの学生時代でした。みんなにプールサイドまで連れていかれて水に落とされたり、中庭の樹に縛り付けられたり」
それ、イジメです。

ちょうど麻布紛争の時代だったせいか、様々なことが反面教師になったと振り返っていた。
「偉い人が言ったからそうなのではなく、自分で考えて、それはどうなのかと」

また、さすが元文部科学省事務次官だけあって、教育がらみの話も多く、特に道徳教育に関しては舌鋒鋭かった。
「どうしても戦前の教育、教育勅語に戻したい人たち、まあ日本会議の人たちだけど、そういう人はいるんです。挨拶の仕方に正解不正解をつけてくる。もはや挨拶の意味なんてどこにもない」
「自由の価値を考えることが大切なのに、できるだけ考えずに、上の人に従うような道徳ばかりが出てくる」


この自由や従順をめぐっては、昨年このブログでも取り上げた「星野君の二塁打」も、今回の講演に登場しました。
『道徳『星野君の二塁打』はこう教えようか1~サイン無視の代償』(2018/05/01)
『道徳『星野君の二塁打』はこう教えようか2~誰のための話だと思ってた?』(2018/05/02)

最後は歌謡ショーで終わりになりました。
え?なんで歌謡ショー?

いろいろ理由はあるのでしょうが、どうも歌うのが好きなようですな、前川氏は。
ちなみに楽曲は『学生節』(クレイジーキャッツ)。歌詞をググってみれば、前川氏が歌った理由の一つが垣間見れるかもしれません。

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コメント

エンターテイナー

なかなかのエンターテイナーですので、政治的信条を理由にこういう機会を逃すのはもったいないね。

学生節

あの講堂は3学年+αのキャパがあるはずだから1000人くらいは集まっていたのではないでしょうか。
”学生節”が週末からずっと頭から離れません。柳は緑、花くれないってのも、禅語
なんですねぇ。知らなかった。
当たり前の事実を、当たり前に受け取ることができているか。(自分本位に歪めて理
解してはいないか。)そんな意味かな。(解釈間違ってたらどなたか教えてください)学生節がなにやら有難い法話に聞こえてきた。

白金之独学

>あの講堂は3学年+αのキャパがあるはずだから1000人くらいは集まっていたのではないでしょうか。

Radio-Radioさんも知ってますねえ。

>当たり前の事実を、当たり前に受け取ることができているか。

ここまでの考えはありませんでした。
ちなみに「当たり前の事実を、当たり前に受け取る」で白秋の詩を思い出しましたよ。

薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド。

No title

前川さんは、「ぼく愛校心ないんです」と言っていたみたいですけど、講演会に来てくれるくらいだから、麻布のことすきなんでしょうね。

No title

ジャナ天さーん

週刊女性プライムに掲載された前川さんの記事読みました?

ネットに見出しが出ていて、なんとなく読んでみたのですが、とても面白かったのでオススメです。

えーっ、前川さん面白ーい。

佐川宣寿さんは何してんのかな?

>えーっ、前川さん面白ーい。

そうなんです、なかなか面白いおっさんなのです。
記事でも書きましたが、「佐川さん」と間違えられるといった持ちネタが幾つもあるようです。

前川さんとは関係ないけれど…

金融庁の金融審議会報告書の件で、私は憤っている。
憤っているのは、報告書の内容についてではない。政府が報告書の受理を拒否したことについてだ。

事実が国民にとって(政権与党にとって)不都合だからといって、事実から目をそらすのはもうやめにしないか。野党も枝葉末節を叩くのはやめたほうがよい。

情報収集・分析を怠り、不都合な事実から目をそらしたのでは、のちに大惨劇を招くことになると、ノモンハンや一連の戦争で学んだのではなかったか。

これは大きな意味では、「日本人とはいったいどのようなものであるか」という問題なのでしょうね。独り言です。すみません。

No title

将来的には年金だけでは暮らしていけなくなるというのは一般常識だと思っていたのですが、政治の世界ではタブーなんですね。

想定以上に平均寿命が延びて、想定以上に少子化が進んで、年金財政は想定外の悪化を続けているのに、「100年安心です」と言い続けるのは、戦時中の大本営発表と何ら変わりがありませんね。

理由なき抵抗

実は近ごろときどき尾崎豊(特に「卒業」)を聴いている。
(ネットで聴ける。いや便利な世の中だ。)

同年代だが10代の頃は嫌いだった。というより理解できなかった。
バイク盗んだりガラス割ったり、何て迷惑な奴らなんだと、どちらかといえば優等生だった自分は思っていた。

しかし、大人になって突然あの歌声が聴きたくなったのは、尾崎氏本人がすでに世を去ってしばらくたってからだった。
理解できなかったその歌に初めて心を揺さぶられたのは、きっと自分自身が壁にぶつかって挫折を味わったからだと思う。

支配とは外的なものと以前は思っていた。
しかし、ありのままの現実から目をそらし、何か変だと思っても何となく呑み込んでやがて慣れてしまう内的な鈍化もまた卒業するべき支配なのだろう。

令和になり、この時世に中年が聴く尾崎豊。
なかなかですよ 笑
(脈絡なくてすみません)

No title

>情報収集・分析を怠り、不都合な事実から目をそらしたのでは、のちに大惨劇を招くことになる

福島第一原子力発電所の事故が思い浮かびました。
たしか専門家の方々から、津波の危険性、非常用電源の喪失、構造上の不備などが指摘されていたけれど、”検討する”などと対策を先送りにしていたのでしたよね。


>将来的には年金だけでは暮らしていけなくなるというのは一般常識だと思っていたのですが

夫も、そう言っていました。それで何やらゴソゴソ対策をしているみたいです。
でも、みんなが将来を考えて作戦を立てられるわけではないと思うんですよね。例えば私とか(笑
だから、麻生さんも報告書を”受け取らない”じゃなくて、みんなの議題に上げるように持っていくほうがいいと思う(あ、私、政治素人なのですが…)


>実は近ごろときどき尾崎豊(特に「卒業」)を聴いている。

尾崎-っつ。




まったくもって雨後さんのおっしゃるとおり。

私も日本人なのでこれは私自身の問題でもあるけれど、不都合な情報に目を瞑る傾向は日本人にとって根が深い問題だと思っています。歴史は不勉強なので的外れなことを言っているかもしれませんが、古く白村江の戦いに敗れたのもここに根本原因があったのではないかと思っています。

私は大まかに次のように自分の頭を整理しています。
①日本は周りを海に囲まれ、外敵からの攻撃に常に脅かされるということがなかった一方で、古来より先進国であった中国と遠すぎることもないという地理的状況に恵まれた。
②日本においては唯一絶体神がなく、一神教が根付かなかった。

上記①の地理的要因により、中国を通じて一定の文化・文明の利を享受し生活水準を高めながら人口を漸増させつつも、日本は国としての一体感を持つ必要に迫られず、戦争を合理的思考に基づいて行うという発想も持たなかった。近代まで藩などの地方集団に一定の権力が分属していたし、また戦国時代の戦には色々な作法があったようだが、美や礼節の面はさておき、勝負という面では必ずしも合理的とは思えない作法(名乗りを上げてから刀を交えるとか)が見られる。

上記②については、モーゼが神と契約(十戒)を結んだのをはじめとして、一神教圏の人は神との関係で自我を確立してきた一方で、日本人には唯一絶体神はおらず、自らが属する共同体の人たちとの関係で自我を構築してきた。
一神教圏の人は契約や理念を尊重するが(このことが一神教圏における神学、哲学ひいては自然科学の発展をもたらしたと考える)、日本人は共同体との和を尊重する。

自分が属する共同体の利益が重視され、共同体の和を乱すものは「村八分」にされ、また自分が属しない共同体(自分の自我の存立に影響を与えない存在)に対しては「旅の恥は掻き捨て」と言わんばかりの冷たい態度をとることがある(諸外国におけるいじめは肉体的攻撃が多いのに対し、日本人のいじめは精神的攻撃が多いと聞いたことがあるが、もしそうだとすればそれは上記のような日本人の自我構造に起因するものであろうと私は考えている)。
会社においても、いわゆるプロ経営者は少なく、プロパーの社員が少しずつ出世して社長に至るというルートが念頭に置かれていて、社内も社長をトップとする疑似家族構造がとられ(家族は共同体の最たるもの)、終身雇用制や年功序列制もそのような疑似家族構造の表れである。
会社も役所もその他の共同体においても、その構成員にとっては自らが属する共同体の利益が最優先され(自分が属する共同体の他の成員からの信認により自我が支えられているので)、外部の者のことは度外視されて不祥事は隠蔽され、官僚は省益を優先する。

かくして日本人は、自分が属する共同体から信認を得ることには細心の注意を払うが、その範囲を超えた外部を軽視し、共同体の利益のために不都合な事実を隠蔽したり、共同体の範囲を超えた大局的・合理的思考がうまくできなかったりする。

私は上記の①や②が間違いだったとか悪いと言っているのではありません。
他の文化圏との距離が今よりも遠かった近代以前においてはうまくワークしていたのだと思います。
ただ交通や通信の発達により他の文化圏との垣根がなくなった現代においては、日本人の自我のありようについて見つめ直す必要があるのではないかと思うのです。

No title

  年金問題って・・

だから若者は投票せねばならないのだ。
白票でもいい。漫画を描いてもいい。とにかく投票する。
 若者が投票すれば、政治家は若者を意識する。
若者が自分に入れてくれるような政策になるのだ。 

 今は、若者は無視して年金世代に厚くアピールすれば票になる。かくして若者の給与はむしりとられていく。
 今でも十分すぎるほど年金世代に厚いとオラは思うが、不満続出である。ま、そりゃそうだろう。誰だって一円でも多くもらいたい。

 世代間闘争になるので、これは見ないふりして闇に葬り去るのが賢い道なのだ。さもなくば 別学軍 対 共学軍のように「若者」対「年金世代」で内戦が勃発するだろう。ほほほ

若者よ、できることをするだけさ

「投票したって何も変わらない」かもしれないが、投票しなければ何も変わらない。

勉強したって合格できないかもしれないが、勉強しなければ合格できない。

同じことだ。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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