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中井英夫『虚無への供物』~普通の推理小説に見えて…

三大奇書のうち二つを紹介しましたので、残るは最後、『虚無への供物』(中井英夫 1964年)。
氷沼家をめぐる不安な出来事、「死神がさまよいだす」という手紙、そしてやがて本当の事件が起きる。
事件を皮切りに、氷沼家の生き残りや探偵見習いや探偵本人が、ああだこうだと推理合戦を繰り広げるものの、更なる事件が氷沼家を襲う。
ああ、こう書くと、いかにも普通の推理小説みたいじゃないか!
でも安心してください。まったく普通の推理小説じゃありません。何故かは読んでのお楽しみ。
話の行きがかり上、三大奇書を紹介する羽目になりましたが、このうち一つとして、ミステリ初心者に薦められるものはありません。
『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』そして『虚無への供物』、すべて「すれっからしのミステリ好き」ではないと楽しめないと思います。
……とは言え、初心者でこれらの作品を読んで、ニヤリとできる人がいたら、それは生まれながらのミステリ中毒者です。ミステリ界のギフテッドです、もう諦めましょう。
ようこそミステリの世界へ。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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