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都内公立中高一貫校の東京一工率3年推移

今年、知り合いの娘さんがとある都内公立中高一貫校を受検した。
他はどこも受けないチャレンジ受検だったが、終わって家に帰るまでの間に「ムズい」を20回ぐらい言ったそうな。
結果は撃沈。今週から地元の中学に通うとのこと。

そんな縁があって、都内の公立一貫校の大学合格実績の推移を調べてみた。
ここのところ良い話しか聞こえてこないから、実績は上がっていると思っていたが、予想通りの結果だった。

<都内公立一貫校の東京一工合格率>
※データは「サンデー毎日」準拠。白鴎の2017のみwebより。

学校名称 Y2019 Y2018 Y2017
全体平均 07.9% 06.6% 06.5%
桜修館高 14.6% 06.6% 08.0%
大泉高校 04.1% 01.6% 07.8%
九段中等 04.1% 02.9% 05.6%
小石川高 24.4% 16.8% 20.1%
立川国際 04.2% 06.0% 02.8%
白鴎高校 03.1% 05.7% 02.2%
富士高校 02.2% 03.1% 03.1%
三鷹中等 06.3% 04.7% 02.6%
南多摩中 04.1% 05.9% 07.5%
武蔵高校 15.5% 10.9% 07.8%
両国高校 06.2% 09.0% 05.9%

11校の東京一工の合格者率の全体平均は、ここ3年07.9%←06.6%←06.5%とうなぎのぼりだ。
東京都の公立一貫政策は、大学合格実績を見る限り、まあ成功しているといっていいんじゃないだろうか。

ただ、それは全体を均してみた場合のことであって、1つ1つに関しては「順調」とは言い難い。
そして肝心の生徒は「公立中高一貫校」という学校に進学するのではなく、1つ1つ名前の入った学校に進学するわけだから、「どの学校はどうなのか」ということは重要だ。むしろ全体などどうでもいい。

で、各校の推移を見ると、順調に数字を伸ばしているのは2校しかないことに気がつく。三鷹中等と武蔵高校だ。
桜修館、大泉、九段、小石川はVの字隔年の可能性がある。逆Vの字隔年は立川国際、白鴎、両国。
富士、南多摩に至っては順調に数字を落としている。

というわけで、公立中高一貫と言っても、どこに行くかで実績が伸びているのかどうかは違うという、いたってまともなお話でした。
そして公立中高一貫の「最大の闇」とも言っていい、「入口と出口の相関」に関してはまた後日。

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コメント

No title

 いいこと思いついた。

 中高一貫をブロック分けして、学校群を作る。子供は、「東京都中高一貫 第一群」とかいう学校群を受けるのだ。 そして、 合格したら行く学校は 都が決めるのだ。  それで各校の合格実績は平均化し、全体で底上げになる・・・・かな?

 ほほほ。

※まあ 冗談は抜きにしても、小石川惜しくも落ちた層を拾いたい学校は 公立私立問わずたくさんあると思うニャ

学校群導入の少し前

正月に沢木耕太郎さんのエッセイ集「銀河を渡る 」を読みました。
その中にご自身の受験歴を書いている作品があり驚きました。
沢木さんは日比谷高校を受験して不合格。当時の都立は不合格でも入試の成績が良かった場合救済措置があり、別の都立に入学できたそうです。それで新設の都立南に入学された。また、大学受験では東大の経済(なぜか文Ⅱとは書いてなかった)を受験して失敗、後期で横国経済に進学されたそう。
日比谷、東大経済に進学していたなら今の自分はなかっただろう、あの進路でよかったのだ、と人生を振り返る内容のエッセイでした。
私がなぜ驚いたか?
沢木耕太郎ほどの人物ですら、「実は私は高校受験で日比谷、大学受験で東大を受けた」と言いたかったことがわかったから。

都立中高一貫の伸び頭

この推移を見れば見るほど、桜修館と都立武蔵の急激な上昇に驚く。
来年どうなるかで、公立中高一貫の数字が大きく変わる。それぐらいインパクト大だ。
ちなみに記事本文だけではわからないけど、小石川の男子が今年は素晴らしかった。東大現役12名は率にして海城、武蔵越え。3年ぐらい前の麻布なみ。
(ここのところの麻布は現役も頑張っているので、さすがにそこまでは届かない)

No title

 小石川人気はさらに拍車がかかるでしょう。
 
 優秀層が奪われるのはどこか?
 日比谷か?  筑付か? 御三家か? 海城か?
これ全部から少しずつなのか?

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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