FC2ブログ

記事一覧

サイン盗みとキャッチャーミットの位置

高校野球でのサイン盗みの話が一部で盛り上がっていますが、サイン盗みをしてはいけないというのも変なルールだ。
盗まれたくないのなら、盗まれないような出し方や、盗まれても解読されないようなサインにすればいいだけだ。
それを「盗んではいけない」というルールで縛るのは難しい。
何故か?

だって盗む対象は「サイン」だぜ?「盗んだ証拠」なんか出しようがないでしょ。
たとえばサインを盗んで球種が「カーブ」と分かった場合、「次はカーブだぞ」と声に出して教えるわけじゃない。
それこそ「サイン」を出して味方打者に「次はカーブだぞ」と教えるわけだ。

それがバレバレのサインならば、それこそ「盗んだ証拠」なのだが、ちょっと待ってほしい。
もしバレバレのサインで相手がカーブを待っているのが分かっているなら、別の球を投げればいいのだ。

バッテリー間には「取り消し」のサインは必ずあるので、それを出して、すぐにストレートのサインを出して投げればいい。
バッテリー間のサインの方が、サイン盗みのサインよりも早く伝えられるので、バッターは必ず混乱する。

つまり、バッテリーサインに関してまとめるとこうなる。
1.バッテリーサインは盗まれないような出し方、解読されないようなサインを出すべき
2.盗む側は盗んだことを相手に知られないような伝達をすべき
3.もし盗まれたと感じたなら、それを逆手に取るべき

星稜-習志野戦で、星稜の林監督は「習志野はサインを盗んだ、証拠もある」と憤慨したらしいが、間抜けな話だ。
証拠があるぐらいはっきりとサイン盗みを確信したなら、偽サインで攪乱すれば一気に優位に立てるのに、馬鹿正直に「サイン盗みをやめろ」などと言うなんてね。
高校野球の監督というのは、43歳ぐらいじゃ「勝負の勘所」がまだわからないのかな?

但しこれがサインでなく、キャッチャーミットの位置、つまりコースを教えていたらどうなのか。
実はこっちの方がシンプルな分、対策は難しい。

かつて2009年の第2回WBCの2次ラウンド・キューバ戦では、松坂-城島のバッテリーがキューバのコース伝達を逆手にとって、適当に逆球を投げることでキューバの情報力を無力化した。
しかしこれは相当に高いレベルだからできたことで、高校生にそこまで望むのは難しい。

またキャッチャーミットの位置を教えるのは、サインの解読の必要がないので、ずっと易しい。
伝達の方法としては右手や左手を握る、手をたたく、太腿をたたく、こうした自然な動作の連続が考えられる。
所詮内角だ外角だ、低めだ高めだぐらいしか教えないだろうから、相手にわからずにやるのは簡単だ。

まあ、ここまで書けば、勘のいい読者諸君ならわかると思うが、つまりだね、ランナーが2塁にいるとき、キャッチャーミットの位置なんてバッターに筒抜けなんですよ。
でもだからって、そのシチュエーションの打率が高くなるかと言えば、そういうわけでもない。
不思議でしょ?

つまりね、高校生でキャッチャーの構えたところに投げられるピッチャーは、全国大会だってそうたくさんはいないのさ。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント

漫画の影響?

 人気漫画『メジャー2』の主人公が、相手チームのサインの秘密に気付くって話が放送されたばかりだし「オレだって気付いたゼ!どうだ、凄いだろー(フンガー)」とか言ってみたくなっちゃったのかなww

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

最新コメント

最新コメント