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大学受験制度の変容とそれを踏まえた初等・中等教育期間の過ごし方

甘えん坊将軍さんからの3000コメント記念のお題について、今日は書いていきます。
お題というのは次の2点。

(1) 大学受験制度の変容とそれを踏まえた初等・中等教育期間の過ごし方
(2) 子の反抗期と親

で、まずは(1) から取り掛かりますが、(1) には2つの論点を頂いてます。

A今後の初等・中等教育はどうなってゆくか
Bまた子どもたちは初等・中等教育期間をどう過ごしたらよいか

というわけで、まずは論点Aから。
(断っておきますが、学習だけの話にしますよ。それ以外のことも入れるといろいろ長くなるし、何しろ甘えん坊将軍さんのところは娘さんですから、あまり今のうちから青春期のことを書くと泣き出すかもしれないし)

「大学受験制度の変容とそれを踏まえ」てということなのですが、確かに大学受験は変わるんですが、受験勉強する側からすると、大して変わらないんじゃないかな。
国語と数学は記述が入るといっても、二次のレベルからすれば1つ2つレベルは低い。
というよりむしろ、60万人分の記述をどうやって採点するのか、その裏側を考える方がずっと楽しい。(イヒヒヒヒ

違いがあるとすれば、英語の「聞く」「話す」を重視する外部試験の存在だろう。
ところが先日とある英語の外部試験をやっているところの人とお話させていたいただいたが(さすがに企業名・団体名を出すわけにはいかない)、日本の高校生は4技能のうち「読む」「聞く」が得意で、「話す」「書く」が不得意らしい。
※ちなみに対象となっているのは結構できる学校の生徒。トップ10%ぐらいをイメージしてみてください。

どちらかと言えば受動的な方は得手だが、能動的な方は不得手というのは、いかにも日本人らしい。
しかしそうなると、それまでの今の高校生が「話す」「聞く」というオーラルコミュニケーションができない、というイメージはちょっと違うぞ。東大にそこそこ進学するようなレベルだと、そうなのかな。
うーん、このレベルから「話す」「聞く」を今までよりも重点的に学ぶとどうなるのか。

簡単な理屈の問題だが、やがて日本の高校生のトップレベルは「聞く」のが一番得意になり、「読む」「話す」の順番。そして「書く」のが今よりさらに苦手になるだろう。
……しかし、それってどうなんだ? なんか、求めている将来像とはかなり違ってくるような気がするが……。

と、ここまでは、「A今後の初等・中等教育はどうなってゆくか」という俺の予言(戦績悪し)。
ここからが、「Bまた子どもたちは初等・中等教育期間をどう過ごしたらよいか」に対する俺の意見(偏見まみれ)。

日本の高校生が「聞く」のが一番得意になり、「読む」「話す」、そして「書く」のが今よりさらに苦手になる、ということは、「書く」ことを他人よりも重点的に鍛えれば、それがアドバンテージになる、ということだ。
初等教育・中等教育では、筆写筆写でゴリゴリ進めていくのもいい手かもしれない。
そしてどうしても「書く」のが不得意ならば、さっさとそんなもの諦めて、他の3つで人並みに点を取り、他教科で勝負すべきだろう。

大学受験制度の変容を踏まえた初等・中等教育期間の学習に関してまとめると、こうなる。
・大学入試の器は変わっても、準備することはたいして変わらない
・英語教育は大きく変わるが、4技能に踊らされる前に、自分の得意不得意を見極める
・結局、数学と英語を早く固めるという現在の戦略どおりでOK


うーん、なんか変わり映えしないなあ。
面白くないから、あとで違うことも書こうかな。

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コメント

ありがとうございます

JGさん、ありがとうございます。
私のお題が漠としすぎていましたね。失礼しました。

大学入学共通テスト(新テスト)の試行調査問題を少し見てみましたが、確かに国語と数学は、二次のレベルを踏まえれば、受験生としてはやるべきことはあまり変わらないような印象を受けました。
新テストは「思考力・判断力・表現力」を問うとのことですが、別記事の「小石川問題」はここに絡んでくるのかしら(適性検査もこれらの力を問うている?)。

英語は4技能をバランス良く高度化させていくことが求められるのでしょうね。
娘の周辺を見ていても、英語の早期教育熱は高いと感じます。
「聞く」「読む」は慣れてくると一人でもスキルアップしていけそうな気がしますが、「話す」「書く」は相手(適切な英語対話者や英文添削者)がいないとスキルアップが難しいという面があるのかもしれません。
そもそも日本語であっても、ある程度まとまりのある文を話したり書いたりするには、高度な技が要求されますしね。

娘に関しては、英検やTOEFLなどの外部試験をペースメーカーにしながら、「話す」「書く」を意識しつつ先取りしていこうかな、などとボンヤリ考えました。

>何しろ甘えん坊将軍さんのところは娘さんですから、あまり今のうちから青春期のことを書くと泣き出すかもしれないし

ばれてる!
ドラマやCMで父親が娘の結婚式に出ているシーンを見ただけで、妄想が発動して涙がポロポロ…

そういえば、2022年入学の都立高入試から英語のスピーキングテストが導入されるとのニュースが先日出ていましたね。
採点にAIを活用することも検討するとか。
いっそのこともっと技術が発達して、一足飛びに同時通訳機が普及しないかなぁ…

No title

 昔 共通一次が導入された時、「漢字の候補を選ぶ」問題に意味があるのか? みたいな話もありましたが、程なくワープロが普及して「漢字は書くものではなく選ぶもの」になった。

 とするとAI翻訳機が普及したら「自分の日本語が正しく英語に翻訳されているかを判断する」能力が大事になるのかニャ?  

英語の今後

前に別の記事でも書きましたが、翻訳、通訳ソフトの急速な発達で、スキルとしての英語は不要になって来ていると思います。それなのに英語教育の早期化やスキルの向上を目指したカリキュラムを全体に課すのは、全く理解出来ません。雇用対策の一環でしょうか。

残って行くのは、エリート層に対する教養としての英語、語学愛好者に対する趣味としての英語、そして時間が何よりも貴重な政府要人や大企業幹部向けの高度な同時通訳くらいでしょうが、同時通訳さえも、いつかはAIにとって変わられるでしょうね。

そんな事をする時間が有るなら、理数系教育の充実に注力すべきだと思うのですが、そうならないのは、文科省に理数系オンチ、理数系嫌いが多いからですかね。

No title

陸宿借さん、

阿部公彦さんのツイートをちょくちょくチェックしているのですが、新大学入試に導入予定の英語四技能試験は政治家主導で利権が絡んだキナ臭い案件のようです。某四技能テストを実施している某B社には文科省から大勢天下っているのだとか。そのあたりは「史上最悪の英語政策」に詳しいようです。(私は未だ読んでいませんが)文科省内にもいちおう反対派はいたみたいですが、政治家には逆らえないのでしょうね。

ところで、陸宿借さんの会社で導入されたという翻訳ソフトはどのようなものか興味があります。というのも、最近のGoogle translateは欧州言語間(独語、仏語→英語)の翻訳レベルは驚くほど高いですが、日本語→英語はまだ実用レベルではないと感じているからです。私は現在Grammarlyの有料版を使っていて、これは自分の書いた英語の文法ミスを指摘してくれるそれなりに便利なツールですが、日本語の文書をダイレクトに正確な英文に直してくれるソフトを寡聞にして知りません。もし優れモノがあったらぜひ試してみたいです。

あくきんさん。

どうも。やはり英語の四技能には、そんな胡散臭い背景が有ったのですか。どうしようもないですね。

さて、私の会社で導入した翻訳ソフトですが、名前をダイレクトに書いて大丈夫か不明なのでヒントを書くと、シャンポリオンがヒエログリフを解読したきっかけになった、あの石の名前の前半部分です。ネット検索でその企業が出て来ます。和文英訳のクオリティは、スペシャリストによるレビューは必要ですが、とにかく速いしそんなに外さないので、十分実用に耐えると思っています。

No title

>シャンポリオンがヒエログリフを解読したきっかけになった、あの石の名前の前半部分です。

陸宿借さん、情報どうもありがとうございます。
その石の名前の外国語学習教材(ソフト)もありましたね。
とりあえず無料トライアルを試してみようと思います。

No title

 オラも日ー英 翻訳は日常的に使用し、専門会社に結構なお金を払っている。
 難しいのは単純翻訳ではなく、文字数とか声に出して読む時間とか、そういうものを合わせる必要があるのだ。 
(だから英ー日は自動でもできる。オラが自分で日本語を調整すればいいからだ)

 言い換えれば、時間合わせとか文字数調整とか、そこにお金を払っているとも言える。
 なんか業務を工夫すれば劇的に収支を改善できそうな感じもする。

No title

 ところで、アプリのマニュアルとかって「英ー日  自動翻訳」ですよね。使い方がわからずに公式HPを開くとマニュアルが読める。

 しかしこのマニュアルがさっぱりわからない。
 日本語にはなっているし、文法的には正しいのだが、何が書いてあるのか理解できないのだ。 これはオラだけではないだろう。

 結局 公式マニュアルより、一般のHPの方が役に立つ。 自分が困っていることは大体誰かも困っていて、対処法などを解説してくれるページがたくさんある。ありがたい。
 やっぱりマニュアル等は「日本人が書いたもの」でないと日本人は理解できないということだ。

大学受験のその先

うーむ、確かに「大学受験をどう乗り切るか」の前に(その先のこととして)、「どうやって飯を食っていくか」を考えていかないといけないですね。
AIの急速な発展を考慮すると、陸宿借さんがおっしゃるように、ツール(翻訳道具)としての英語を英語圏外の人間が習得することの重要性は低下していき、人間だからこそ可能な発想・思考・判断力を研ぐ方向に時間と労力を割くべきなのでしょうね。

>そんな事をする時間が有るなら、理数系教育の充実に注力すべきだと思うのですが、そうならないのは、文科省に理数系オンチ、理数系嫌いが多いからですかね。

ブルーバックスの『大学生物学の教科書』のはしがきに、MITでは生物学を専攻しない学生も一般教養として分子生物学などを学ぶというようなことが書いてあった記憶がありますが、私はこういうの大事だと思うんですよね。アメリカなど海外のことはわかりませんが、日本は文系と理系を截然と分けすぎている気がするのですがどうでしょうか。

No title

ふと思って機械翻訳かけてみた

原文は 探偵フィリップ・マーロウの有名なセリフ
If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.

「もし私がかたくないならば、私は生きていないであろう。もしかつて私が優しいはずがなかったことがあるならば、私は、生きていることに値していないであろう。」(エキサイト翻訳)

「私が一生懸命でなければ、私は生きていないでしょう。 私が穏やかになれないなら、私は生きるに値しないでしょう。」(グーグル翻訳)

 村上春樹さんも訳していて、それは本屋で立ち読みしたが、忘れてしまった。それほど印象的な訳ではなかった。
 ちなみに一番有名なのは「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」(生島治郎訳)

 同じくフィリップ・マーロウ
To say Good bye is to die a little.

「さようならを言うことは、少し死ぬことである。」(エキサイト翻訳)
「さようならと言うことは少し死ぬことです。」(グーグル翻訳)

「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」(村上春樹訳)

続いて ジャンコクトー
Mon oreille est un coquillage
Qui aime le bruit de la mer.

「私の耳は殻です
海の音が好きな人」(グーグル翻訳)

一番有名な訳は堀口大学 訳

私の耳は貝のから
海の響をなつかしむ

こうして見るとグーグルはなかなか文学的センスがある。

No title

ハルビンさんにならって私も試してみました。

映画「カサブランカ」の名セリフ。
Here's looing at you, kid

字幕
君の瞳に乾杯

グーグル訳
ここであなたを見て、子供です w

Ueber den Bergen Carl Busse
Ueber den Bergen, weit zu wandern
Sagen die Leute, wohnt das Glueck.

Ach, und ich ging im Schwarme der andern,
kam mit verweinten Augen zurueck.

Ueber den Bergen, weit weit drueben
Sagen die Leute, wohnt das Glueck.

上田敏訳
山のあなたの空遠く
「幸い」住むと人のいう。
ああ、われひとと尋(ト)めゆきて
涙さしぐみかえりきぬ。
山のあなたになお遠く
「幸い」住むと人のいう。

グーグル訳
山を越えて
さまよう
人々は言う
運を生きます。
ああ、そして私は行きました、
他の人たちの群れの中で
涙で染まった目で戻ってきた。
山を越えて
はるかに、はるかに
人々は言う
運を生きます。

やっぱり詩は難しいみたいですね。

竹内まりや 駅
見覚えのある レインコート
黄昏の駅で 胸が震えた
はやい足どり まぎれもなく
昔愛してた あの人なのね
懐かしさの一歩手前で
こみあげる 苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ
あなたがいなくても こうして
元気で暮していることを
さり気なく 告げたかったのに……
二年の時が 変えたものは
彼のまなざしと 私のこの髪
それぞれに待つ人のもとへ
戻ってゆくのね 気づきもせずに
ひとつ隣の車両に乗り
うつむく横顔 見ていたら
思わず涙 あふれてきそう
今になってあなたの気持ち
初めてわかるの 痛いほど
私だけ 愛してたことも
ラッシュの人波にのまれて
消えてゆく 後ろ姿が
やけに哀しく 心に残る
改札口を出る頃には
雨もやみかけた この街に
ありふれた夜がやって来る

グーグル訳
Familiar raincoat
My chest trembled at the twilight station
Fast Foot Riding
He is the one I loved a long time ago
Before one step in nostalgia
Bittering and biting memories
I can not find the words very much.
Even if you do not like this
Living in good health
I wanted to tell you casually ... ...
What changed in the time of two years is
His gaze and my hair of mine
To those who wait for each
I will go back, without noticing
Take the next car
If you are looking down on your profile
Tears seem to overwhelm
Now your feelings
I understand for the first time it hurts so much
Something I only loved
Being caught in a rush human wave
The disappearing back appearance
It is sad and burningly remembered
By the time we leave the ticket gate
In this town where the rain stopped,
A common night comes

よく議論になる「私だけ 愛してたことも」の部分が変ですね。
これからの機械翻訳の進化に注目です。現時点で大多数の高校生のレベルを超えているのは間違いありません。
東大入試に昨年から和文英訳が復活した(この10年くらいずっと自由英作文だけだった)のは、機械翻訳に頼った最近の学生の英作文力の低下に危惧を抱いたためではないか、と誰かがツイートしていましたw

No title

最低限、主語述語が揃っている文章なら何とかなるけれど、詩とかカジュアルな会話文だと難しい、ということなのでしょうか。
単語も普通は複数意味が有るから難しいですね。kidは下手したら「仔ヤギ」になりますし、babyは、普通は「赤ちゃん」になりそう。

JGさんが記事本文で「60万人分の記述をどうやって採点するのか、その裏側を考える方がずっと楽しい。(イヒヒヒヒ」とお書きになったけれど、
文科省が大学入学共通テストの記述問題の採点者として大学生バイトも認める方針であると報じられ、各方面で疑問や反対の声が出ているようですね。

新井紀子さんの『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読んで、中高生の読解力の危うさを痛感してしまったから、どうも学生バイトによる採点には不安があるなぁ。採点を任されるバイト学生も不安を抱くんじゃなかろうか。
まずバイトの採点力をテストする、なんてことになったりして…(イヒヒヒヒ

記述の採点稼業

記述の採点って、頭の良し悪しだけでなく、それ以上に経験による勘所が大切なんですよ。
バイトにやらせるなんて、採点稼業の難しさを知らない、青ビョウタンの考えそうなことです。
まあ、思いっきり簡素化するしかないでしょうね。

となると、記述の意味も思いっきり薄れるが、まあ、「記述を導入した」というアリバイ作りが必要なだけだから、そんなことどうでもいいのか。

No title

「50万人が受ける記述式試験の採点なんか不可能だ」と、4,5年前に共通テストの構想が発表された段階で散々批判されていたのに、実施1年5ヶ月前になっても細部を詰められずにいるというのがありえない対応ですね。
4,5年たてばAIによる自動採点も可能になるだろう、ぐらいの甘い見通しだったのでしょうか?
まぁ、利権と面子がかかっていますから、どんな形に矮小化しても意地でも新テストは実施されることでしょう。

甘えん坊的未来予想図

東大入試では、センター試験の点数は圧縮されるとはいえ、合格最低点が小数第四位まで公表されていますから、合否のボーダー付近は相当の僅差であると思われます。

共通テストの記述式問題の採点いかんにより合否が左右されるケースもありえ、採点ミスを根拠とする訴訟(入学資格があることの確認を求める訴訟など)が提起されることもあるかも。

No title

>共通テストの記述式問題の採点いかんにより合否が左右されるケースもありえ、採点ミスを根拠とする訴訟(入学資格があることの確認を求める訴訟など)が提起されることもあるかも。

おはようございます。新大学入試共通テストの問題と仕組み(採点等)に異を唱える予備校の先生(ロースクール修了)が、これ(訴訟)を目的に共通テストを受験する予定だとツイートしていましたね。

おはようございます。
なるほど、同じようなことを考えている人は既にいるわけですね。
ただ、提訴目的で共通テストを受けるのは至難の業のように思います(その予備校の先生のツイートを読んでいないので、どのような訴えを想定しているのかわかりませんが)。

民事訴訟を提起するには「訴えの利益」が認められる必要があります。
民事訴訟には、以下の三つの類型があります。
①給付の訴え(金銭の支払等の義務履行を求める訴訟。例:損害賠償請求訴訟)
②確認の訴え(法律関係の確認を求める訴訟。例:解雇が無効であるとして雇用関係の存在の確認を求める訴訟)
③形成の訴え(法律関係の新たな形成を求める訴訟。例:株主総会決議取消訴訟)

本件では、①の損害賠償請求訴訟(受験料相当額や慰謝料の請求訴訟)か、②の確認訴訟(採点ミスがなければ合格していたはずであるとして、入学資格があることの確認を求める訴訟)のいずれかの形態になるのではないかと思います。

①の給付の訴えの利益は、金銭的な請求をしさえすれば認められますから、訴え自体は可能だと思います。ただ、単に「共通テストの制度設計のまずさ」を主張しても、これと損害(受験料相当額や慰謝料)との相当因果関係を基礎付けることができず、訴えは棄却されるのではないかと思われます。

②の確認の訴えの利益は、「共通テストの制度設計のまずさ」のような抽象的制度論を展開しても認められず、具体的な法律上の争訟性が必要になります。つまり、「採点ミスがあったために私は不合格になったが、採点ミスがなければ私は合格していた」という状況が必要になると思われます。狙ってこのような状況を作り出すのは至難の業ではないでしょうか。

個人的には、共通テストの制度論は、司法が解決する問題でなく、行政が解決すべき問題だと思います。

No title

>ただ、提訴目的で共通テストを受けるのは至難の業のように思います(その予備校の先生のツイートを読んでいないので、どのような訴えを想定しているのかわかりませんが)。

私がその先生のツイートを曲解していて迷惑になるかもしれないので、どなたかは伏せさせてください。
新大学入試共通テストについての異論をツイートしている方をフォローしていると割とすぐに見つけられると思います。

「共通テスト利用入試(共通テストの結果のみで合否が決まる)を受験して、マーク式部分の得点と合格最低点から推測して、不合格になったのは記述式答案の採点ミスが考えらるので記述問題の採点結果の開示を請求する」という訴えは認められる可能性がありますか?

その先生のツイートを引用せずに私が憶測であれこれここに書いても意味はないのですが、記述式の採点にブレが生じることをあばきたいのかな、と思いました。


訴訟は別にして、記述式問題が組み込まれて以降の共通テストの得点は二次試験出願前に生徒に開示されるべきだと思いますけどね。現在はマーク式なので自己採点で済ましていますけれど。










>どなたかは伏せさせてください。

はい、私もそのツイート主のことを暴いたり責めたりしたいわけではないので問題ないです。
かえって脛に傷さんの心を煩わせてしまい失礼しました。

>「共通テスト利用入試(共通テストの結果のみで合否が決まる)を受験して、マーク式部分の得点と合格最低点から推測して、不合格になったのは記述式答案の採点ミスが考えらるので記述問題の採点結果の開示を請求する」という訴えは認められる可能性がありますか?

「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律」という法律があります。
大学入試センターは独立行政法人であり、マークシート答案用紙や試験成績は、独立行政法人である大学入試センターが「職務上作成し、又は取得した個人情報」(同法2条5項の「保有個人情報」)に該当するので、同法12条に基づき、受験者本人は自己のマークシート答案用紙や試験成績の開示請求が可能なはずであり、ネット上の情報によると、現にマークシート答案用紙とその読み取り結果の成績データの開示請求が認められた例があるようです。

したがいまして、新共通テスト下での運用がどうなるかわかりませんが、裁判所へ訴えを提起するまでもなく、同法上は大学入試センターに対する情報開示請求が認められてしかるべきではないかと思います。

>記述式問題が組み込まれて以降の共通テストの得点は二次試験出願前に生徒に開示されるべきだと思いますけどね。

この問題意識はずいぶん昔からあったようです。
国立大学協会「国立大学の入試情報開示に関する基本的な考え方」(平成11年6月16日制定、平成17年6月15日改正)を見つけました。この最後に「Ⅳ 大学入試センター試験成績の個別学力試験出願前の本人開示」という項があり、二次試験出願前のセンター試験成績開示は「至極当然な、理由のある要望」であり、「国立大学協会は…実現の方途を至急検討することとする」とありますが、未実現ですね。

No title

甘えん坊将軍さん、いろいろ教えてくださり、どうもありがとうございます。

>ネット上の情報によると、現にマークシート答案用紙とその読み取り結果の成績データの開示請求が認められた例があるようです。

記述の答案用紙と成績データの開示を全国の受験生が請求して、一斉に「俺の(私の)この解答は○○点だった!」とツイートしたなら、簡単に採点のミス、食い違いが見つかりそうですけどね。。。
ですから、私は簡単には記述答案の開示に応じてくれない気がしております。(東大二次も点数の開示のみ)

初年度はほとんど解が一意に決まって、容易に採点できるような問題を出題するのでは?と予想しております。
JGさんのいうように、まずはアリバイ、既成事実作りでしょうね。既に書店には共通テスト対策用の参考書、問題集がボツボツ並び始めています。いかように形骸化しても何がなんでも決行されることでしょう。

*関係ありませんが、学生時代、某予備校の模試の採点バイトをやっていたことがあります。単価は安かったけど、ほとんど白紙ばかりなので×をつけるだけのかなりお気楽なバイトでした。
それに比べて某添削バイトは、皆、気合の入った答案を作って応募してくるので膨大な時間がかかり、割に合わないと思ってすぐにやめました(笑)。

甘えん坊さん、司法試験模試の採点はいかがでしたか?

脛に傷さん、こんばんは。
学生バイトとしては悪くなかったです。
1通当たり約10分、週に50〜100通程度の添削をしてました。
好きな時間に好きな場所で添削できるのが、私には向いていました。鉄の授業の前に代々木のカフェで添削したりしてました。

No title

>1通当たり約10分

うーん、これはとても真似できないですね。科目にもよるのでしょうけど、私は1通1時間以上かかってコンビニバイト未満の時給になってしまうこともあり、さりとていい加減に採点するわけにもいかず、つらくなって撤退しました。

>鉄の授業の前に代々木のカフェで添削したりしてました。

陸宿借さんもハルビンさんも塾講バイトをされていたとおっしゃっていましたが、甘えん坊さんもでしたか、、、
ここの方々、お子さんの受験を通して少しだけ詳しくなったパパさんなどでは全くないですよね(笑) 
おそらくGeminさんも。。。

>うーん、これはとても真似できないですね。・・・

私が不真面目で、脛に傷さんが誠実だということです。脛に傷さんも私と同類のお仕事なのだとしたら嬉しいことです。

No title

>脛に傷さんも私と同類のお仕事なのだとしたら嬉しいことです。

いえ、私の学生時代にしていたバイトは大学“受験”の模試の採点や通信の添削で、現在の職業は大学受験とも法律とも無関係です。
訴訟を起こすとツイートしていた予備校の先生も、もちろん私ではありません。
誤解させる書き方をしていたらすみません。
八丁堀のTAPには2度行ったことがあります(笑)

>いえ、私の学生時代にしていたバイトは大学“受験”の模試の採点や通信の添削で、現在の職業は大学受験とも法律とも無関係です。

そうでしたか。ついつい「添削」と「科目」の語を法律職に結びつけてしましました。失礼しました。

司法試験の論文模試と大学受験の通信添削でしたら、圧倒的に後者が大変だと思います。前者は書き方のお作法や論点、流れが決まっています(→よって、添削で筆を入れるポイントや型がだいたい決まっている)。後者は、私が想像するに、添削の型を見いだしにくいのではないでしょうか。

また前者は答案作成に制限時間がありますが、後者は制限時間がなく、そのために推敲を重ねた気合の入った答案も多いのでしょう。
JGさんが「プロは予算と納期」と仰いましたが、「制限時間内(納期)に答案を仕上げる」のは大事な修練だと思っております。

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 オラ 一時期 進研ゼミの「SOSカード」に返信を書くバイトをしたことがある。
 会員からの「質問」に答えるのだ。

 で、教科を「数学」と「理科」としたのだが、すぐに後悔することになる。「理科」の方が圧倒的に面倒なのだ。 「数学」は数式だけ書けばよく、図を書くとしてもせいぜい円か三角形だ。

 理科は、ほとんどが図やグラフを書かなくてはならない。天体とか地形とか浮力とか面倒な図だ。
 (そもそも「理科」で質問してくる内容ってのは図が理解できない場合が多いのだ)

 今だったら、パワポのコピペかなんかで対応できそうだが、当時は全部手書きだった。 大変だった。  1時間に3つ以上書かないと割りが合わないのだが、数学だと平均10分で終わるところ、理科だと40分くらいかかることも。そんで「理科」ができるバイトが少ないのか理科ばかり来やがる。

 半年くらいでやめた。

※授業中でもバイトできるし、いいバイトだよ、と友人に誘われてやったのだが、オラの場合、そもそも授業に出ないのでいいバイトではなかった。

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全然関係ないけど ふと思い出した。

オラ、教育実習に母校の高校に行った。教員になる気はさらさらなく、遊びに行ったのだ。

 で、物理で実習に行ったのだが、数学は大変だったらしい。 何が大変か? 来る日も来る日も 4ステップ(数学の問題集)の 難しい問題を解かせられたのだ。
 「大学受験の時より勉強したよ」と数学で実習行った奴は言っていた。ほほほ。 物理は楽勝だった。実験の手伝いが数回、授業が一回だけだった。

>陸宿借さんもハルビンさんも塾講バイトをされていたとおっしゃっていましたが、甘えん坊さんもでしたか、、、

私が講師をしていた頃の鉄はまだ牧歌的?なところがあり、今の鉄とは全然違うかもしれません。
「英語のテキストやテストを作るときは、英字のフォントはPalatinoに統一しようね〜」「は〜い」っていう時代で、まだ手作り感満載でした。

(今の鉄は知りません。今でも学部生が学年主任を務めて、保護者会で「え〜、今年の中二の特徴は〜」とか緊張した面持ちで語っているのかしら。昔の私のように)

No title

そういえば、以前働いていた大学では、「答案用紙の開示請求があるかもしれないので、採点の際答案用紙の欄内にはあまり書き込みしないように」という指示があったようななかったような・・・
でも、実際に開示請求がされたことがあったのかは知りません。
大学がどのように対応するのかも知らないです・・・

まあ、でも、学生バイトが共通テストの記述試験の採点をするとなると、「一体大丈夫なのか?」という気分にはなりますね。

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クロコマさん、お久しぶりです。

>でも、学生バイトが共通テストの記述試験の採点をするとなると、「一体大丈夫なのか?」という気分にはなりますね。

学生バイトをかりださねばならなくなった時点で、このテストの制度設計は破綻していると思います。

そもそも記述式60万人分の採点者を確保するなんて最初から無理だと批判されていたのですけどね。
どうなるんでしょうか?

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甘えん坊将軍さん…

鉄の先生のアルバイトしてたの?
ってことは出身大学は東大ですよね。やっぱり。

えーーっつ!!この裏切り者~。
15の夜~♪で、バイク盗んでかっ飛ばしてたんじゃなかったのーっつ。

ちぇーっ。

それはそうと。

うちの子の幻の好成績…
たんに採点者とフィーリングが合っただけのような気がしてきた…。
子には伏せておきまする。少しやる気になってきたような気もしないでもないよーな気もするので(はっきりせいっ 笑

No title

>私が講師をしていた頃の鉄はまだ牧歌的?なところがあり、今の鉄とは全然違うかもしれません。

ここで何度か鉄緑について批判めいたことを書きました。
すみませんっ(汗)
お詫びに30年本を買ったので勘弁してください(うー高かった。。。)

>えーーっつ!!この裏切り者~。

ガハハハハ。そうなのです。(って何の信憑性もないけれど)
15, 16で新幹線通学したり家を出て下宿したりはしましたが、盗んだバイクで走り出したり夜の校舎の窓ガラスを壊してまわったりはしてませぬっつ。

それはそうと、採点者とのフィーリングで得点が左右されることはないと思いますよ。
やる気のろうそくに火がともったなら、吹き消すわけにはいかんですね。

>ここで何度か鉄緑について批判めいたことを書きました。
>すみませんっ(汗)

そんなことお書きになっていましたっけ。
私は、私の言動、私の経歴・出身校・所属などについて、どなたに何を言われても全く気にしません。ばんばん批判してください。
私は、鉄は別に特殊な塾でも何でもなく、ただの塾だと思っています。

30年本なるものは初めて知りました。毎度ありがとうございます(笑)。

大学入学共通テストの記述式問題と正答例が事前に民間業者に知らされるとの報道が出ました。
これはいずれ絶対に漏洩問題が起きるとみた。

2015年の司法試験で起きた問題漏洩事件は、当該受験生の答案の出来が良すぎたためにバレたけれど、共通テストレベルだと、明るみにならない漏洩も生じかねないのではなかろうか。

民間業者に記述式問題と正答例を知らせてから採点が完了するまでの間、採点関係者を、スマホなどの外部との通信手段を奪ったうえでどこかにまとめて軟禁するしかないな。

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 しかし共通一次からセンター試験まで「漏洩」という話は聞いたことがないですね。 これはこれですごいニャ

 昔 共通一次は「刑務所で作成している」という嘘か本当かわからない噂があった・・・

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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