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実は偏差値や合格実績や家からの距離と同じくらい、学校選びに重要なもの

「校則」を天賦の大典のように考えている人はいる。こういう人は昨今の校則見直し運動が気にくわないらしい。

ただどう考えてもルールというのは、その都度その都度のチェックが必要であって、それは憲法であろうと変わりはない。(こんなこと書くと左寄りの人に攻撃されちゃう!)

ましてや校則という非常にダイレクトなルールは、社会情勢に合わせて変えたり変えなかったりを常に考えていくべきものだろう。
ただ中学受験を考えるうえで、校則はブラックボックスになっている。HPに明文化されているわけではないし、体系立てて誰かが調べているわけでもない。
そのくせ入ってからギョッとすることが少なくない。
それだけにこのブログでちょいちょい書いていこうと思っています。

このブログに何回か登場してもらっている埼玉の苦労人が、最近のブログで校則のことに触れている。
但し、「「下着は白」はブラック校則っていうのはちょっと笑えますね。どう考えてもホワイト」なんて書いた前科のある人だから、内容は推して知るべし。
で、こんなこと書いている。

 しかし、校則というのは、いわばローカルルールで、会社ごとに独自の決まりがあったり、各家庭に「わが家のしきたり」あったりするのと同じことだ。
 他者から見たら、「なんで?」と思われるものであっても、定めに至るには経緯(いきさつ)もあり理由もあるのだ。


成る程、そういうこともあるでしょう。しかし「定めに至るには経緯(いきさつ)もあり理由もある」からといって、「だから許されるべし」「だから批判してはいけない」というわけにはいかない。
しかしいうなればこれはジャブで、ここからメインディッシュが現れる。

 日本には約2万の小学校と、約1万の中学校と、約5千の高校がある。これだけあれば、いろんな校則があるでしょうよ。
 で、それらの学校が、いろんな経緯、いろんな理由でローカルルールを定めている。それを「うちの学校とは違う」とか、「われわれの時代とは違う」とか、「わが家の考えと違う」などと言い出したら切りがない。


ほら、すぐこういう論点ずらしをやってくる。
誰も「うちの学校とは違う」「われわれの時代とは違う」「わが家の考えと違う」なんて言ってない。
言ってるのは「社会的にそれはおかしい」ということだ。
何かと比べて「違う」ではなくて、社会的に常識的に「おかしい」と言ってるのだ。

大体、下着の色を白で統一する理由なんて、一体何だ? どういう経緯でそんなことになったんだ? ……何だか興味が湧いてきたゾ。

で、誰も言ってない「言いがかり」に反論して、こんなことを書いてくる。

 全国一律の校則でいいんですか?
 誰かが、これが正しい校則だと決めたほうがいいんですか?
 地域ごと、校種ごと、学校ごとでいいじゃないですか。


なぜ架空の発言を捏造してしまうのかと言えば、そうしないと自分の言い分の正当性が生まれてこないからだ。

こういうことを言っておきながら、こういう人は

 当事者(学校と生徒と保護者)が、やっぱりこれは変えようよとなったら、自由に変えられる。それが校則というものだ。

なんて書いてくるが、こんなもの説得力ゼロだ。

ちなみにこの人のその時の記事タイトルは「校則の自由を奪うな」
なかなか洒落ている。
校則で自由を奪うことはOKだが、校則の持つ自由は奪うな、ということか。

さすが、かつて現場の教育権に文科省がちょっかいを出してきたときに、「前川じゃなくて後川、な、俺って面白いだろ」と書いてきた御仁だけのことはある。

自分の自由には敏感だが、誰かの自由はどうでもいいんだろ?
だって他人がどんな目に遭っても、キミはちっとも痛くないからな。

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コメント

丸坊主

私は幸いなことに校則をほとんど意識せずに過ごすことができました。

唯一意識したのが田舎の公立中の坊主頭の校則。高校で東京に出てきたものだから、高一の一学期は恥ずかしかったなぁ。

日本酒をしこたま呑んで語る校則の法的性質論

校則が生徒に対して有する法的拘束力の根拠として、私の考えは(特に任意に入学する私学及び高校においては)契約論(wikiで「校則」を調べると出てくる在学契約論。ざっくり言えば、校則を知りながら入学するのならばその校則に縛られても致し方ない、とする考え方)に傾いていたのですが、いくつかの学校のホームページを見ましても、校則を明記しているところは見当たらないですね。

もし入試前や後の説明会等で校則の説明がなされていないとすれば、契約論は妥当せず、wikiでいう部分社会論が妥当すると考えることにならざるを得ないのでしょうね。

いずれの説を採るにせよ、一般的には法は「必要性」と「相当性」の世界ですので、校則を設ける必要性があり、その必要性(目的)との関係で相当な範囲の内容の校則でなければ、不当(民事的には民法90条の公序良俗違反)とのそしりを受ける可能性もあるのかもしれません。極論すれば。

Re: 日本酒をしこたま呑んで語る校則の法的性質論

>いくつかの学校のホームページを見ましても、校則を明記しているところは見当たらないですね。

これがそもそも問題でね。
「うちの学校、授業のスピードが速いから、宿題大変だよ」ぐらいなら書かなくてもいいと思うけど、生徒を縛るわけだから、やはりそこはしっかりと学校としての姿勢・意見を発信しないとね。
それを明確にしないで、「決まりだから」なんてくるから問題になる。

でもね、学校が校則をHPに明記しない理由は、なんとなくわかる。
明らかにしたらまずいな、という自己保身があるんだと思うよ。
さすがに彼らだって、自分のやってることの是非ぐらいはわかってるはずさ。……わかってる…よな…?

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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