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1月に休む子は受かるのか? 落ちるのか?

そろそろそういう時期なので、この話題のことを書きます。
1月に休む子は受かるのか? 落ちるのか?

結論から言えば、「そんなこと知らん」。
なにしろそういった研究結果はないし、そもそもこの「1月に休む子は受かるのか? 落ちるのか?」というのは、実証的な事実が必要なのではなく、「私はこう考える」という品評会のようなものだから、どっちを選んだっていいと思う。

「私の知り合いのAちゃんは落ちた」「うちのお隣のBちゃんは受かった」などというご近所合戦の証言などいくら集めたって意味はない。
むしろよくそこまで他人の家庭状況をご存知ですな、としかいいようのない内部情報ばかり集まって、とても論拠のロの字にすらならない。

それでもこの話題が毎年繰り返されるのは、「休ませたい人」と「それを批判したい人」とが存在しているからに他ならない。
それにしても、と俺は思う。
何で批判したいのかねえ?

批判したい人の論点はおおよそ次のようなものだ。
1.無理やり休まされて子供が可哀そう
2.ルール違反だから
3.ズルい

「1」に関して言えば、「じゃあ、子供が行きたくないと言ったらいいのか」「むしろ子供が行きたくないと言っても行かせるのは可哀そうではないのか」という話になる。
こうした情緒論は出口がないので、いくら言っても平行線をたどるばかりである。

「2」に関しては、ルールとは一体何か?という話になる。中には「教育の義務」を怠る保護者の憲法違反だ、なんていう威勢のいい人も現れる。
しかし小学6年生の1月を休んだところで(全休したってたかが3週間だ)、「教育の義務」を怠っているとはいえないだろうし、そもそもその間勉強しているのだから、いよいよ「教育の義務」を怠っているとはいえない。
憲法における「教育の義務」が「学校に行くこと」だけだと思っていると、こういう凄いことを言ってしまったりする。

問題は「3」に関してである。
これこそ一蹴できそうな理由なのだが、実はこれが一番重い。

長くなりそうなので、続きにします。

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コメント

2のルール違反の点について気になったので憲法・法令を見てみました。

【憲法】
第26条(第1項は略)
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

↓上記の「法律の定めるところにより」について。

【学校教育法】
第17条 保護者は、子の満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満12歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校…に就学させる義務を負う。(ただし書は略)
2 保護者は、子が小学校の課程…を修了した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満15歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを中学校…に就学させる義務を負う。
3 前二項の義務の履行の督促その他これらの義務の履行に関し必要な事項は、政令で定める。

↓上記学校教育法17条3項の「政令」について。

【学校教育法施行令】
第20条 小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校及び特別支援学校の校長は、当該学校に在学する学齢児童又は学齢生徒が、休業日を除き引き続き7日間出席せず、その他その出席状況が良好でない場合において、その出席させないことについて保護者に正当な事由がないと認められるときは、速やかに、その旨を当該学齢児童又は学齢生徒の住所の存する市町村の教育委員会に通知しなければならない。

第21条 市町村の教育委員会は、前条の通知を受けたときその他当該市町村に住所を有する学齢児童又は学齢生徒の保護者が法(=学校教育法)第17条第1項又は第2項に規定する義務を怠つていると認められるときは、その保護者に対して、当該学齢児童又は学齢生徒の出席を督促しなければならない。

・・・ということで、7日間以上の連続欠席があり、その欠席に正当事由がないと認められるときには、小学校校長は教育委員会に通知するものとされ、その通知を受けた教育委員会は、子を就学させる義務を保護者が怠っていると認められるときには、保護者に対して子の出席を督促するものとされています。
(なお、学教教育法144条は、保護者がこの督促を受けてもなお子を就学させないときは、10万円以下の罰金に処すると規定しています)

こう見ていくと、受験のために1月まるまる欠席しても教育委員会への通知や教育委員会からの督促がされていない(のかな?)実態に鑑みると、一応「連続欠席に正当な事由あり」ないし「保護者が子を就学させる義務を怠っているとは認められない」という判断がされているという整理になるのかなと思われます。

長文失礼しました。

No title

中学受験が気に入らない人は、何かにつけてあら探しをしたいのです。
言わせておきましょう。

No title

 受験初心者のオラは当然「休むもの」と思っていた。なんかそういう話をどっかで聞いたんだと思う。 「直前期は朝から塾に行って自習」みたいな話を。

 で、昨年、サピの先生に聞いた。「休むのが普通ですか?」 
 そしたら「いえ、休んでもあまりいいことはないと思います。普通通り行ってください。ただしインフルエンザが蔓延したら休んだほうがいいでしょう」とのこと。 ちょっと意外な答えだった。

 で、その通り実行した。1月16日にクラスでインフルエンザが二人出たので1月17日から休みにした。そしたらすぐ学級閉鎖になった。(千葉3連戦は1月20日〜)

 今年もそうする。1月21日の明徳はまあ、いいとして1月23日まで学校行って、1月24日から2月4日まで休むつもりだ。ただしインフルエンザが蔓延しだしたら、もっと早く休む。

甘えん坊将軍さんへ

いやあ、詳細な裏付けありがとうございます。
実は俺はそこまで考えていなくて、「こんな家庭の小さなことが憲法違反になるわけねえだろ」的な、べらんめえな行き当りばったり感で断じていました。

それにしても、甘えん坊将軍さんは思考の手続きが法科的ですな。
俺はいちおう法学部出ですが、ちょっとレベルが違います(タジタジ

大人然

> 中学受験が気に入らない人は、何かにつけてあら探しをしたいのです。
> 言わせておきましょう。

俺もいつかはひのき坂さんみたいに大人然となりたいのですが、相変わらずあっちこっちに喧嘩を吹っかけています。
酒の銘柄に関しては大人然としていると思うのですが(ナンジャソリャ

父親はイジメられる

インフルエンザばかりは、よくわからんからねえ。
知り合いの子は、誰一人としてインフルエンザの出ていない学級の、第1号になっちゃった。
発症が試験より1週間も前だったから関係なかったけれど。

どうやら親父が外から運んできたらしいということで、父親が苛められたそうな。

No title

 全然関係ないですが、一昨年 将棋の藤井さんは中学生(義務教育)だった。
 で、対局があるわけです。 平日に。
 当然学校を休む。

 将棋の世界は「勝てば勝つほど対局が増える」仕組みになっている。今までの最高記録は2000年の羽生さんの年間89局。藤井さんも中学在学中に40局くらい指したでしょうか。
 見ていて「学校は大丈夫?」と思った。
 
 で、調べて見たら、不登校も含め休んだくらいで中学を卒業できないことはほとんどないらしい。

いやいや、ジャーナルさんのお考えはごもっともで、この程度のことが憲法問題になるはずがないです。
某掲示板の「1月休む」系のスレはあまり目を通してきませんでしたが、検索してみたらすでに法令上の根拠を記した投稿があったり、過去には教育委員会への報告をとりあげたスレ(【3958650】)もあるのですね。

個人的には、休むも休まないも、休むとしてどの程度休むかも、各受験生・各家庭がメリット・デメリット/リスク・リターンを総合考慮してご自由に決めればよろしいと思っています。

一度や二度の敬遠(数日程度の休み)であれば、「相手は強打者だし、安全策も理解できる」(インフルエンザや風邪対策も理解できる)とか、「せっかく甲子園に来たのだから勝利に徹する気持ちもわかる」(この日のために何年も受験勉強をしてきたのだから合格に徹する気持ちもわかる)となるが、これが5打席連続敬遠(1月全休)となると、何やら得体のしれない空気が漂ってきて、「監督の指示で敬遠させられ真っ向勝負を避けられ、投手も打者もかわいそう」(本記事の論点1)とか「ズルい」(論点3)という意見が出たりする。
結局は各人の高校野球観(受験観)の違いですかね。

No title

義務教育では、皆同じ教育を受ける、落ちこぼれを作ってはいけない、というフィクションが、様々な歪みを生んでいると思います。
小学校を休んではいけない理由が、子供が教育を受ける権利を奪わないことであるのなら、算数オリンピックでファイナルに出場する以上のレベルの子に小学校の算数の授業を受けされるのは、正しい教育機会を与えていないとも言えます。そんな子に、義務教育だから授業に出るのが義務だという人達は、ルールの意味も考えずに、ルールだから従えと言っているか、もっと意地悪な見方をすると、自分が気に入らないものを攻撃するためにルールを利用しているように思います。
全員平等というフィクションを捨てて、子どもはそれぞれ違って当たり前という認識を持つべきと思います。

なんにせよ大都市部の中学受験生はすごいですね。頭が下がります。

私が小学6年生の1月のときは、今週の週刊少年ジャンプのことと放課後の野球のことしか考えていなかったような気がします…

No title

次男に聞いたら、「塾にはもう学校休んでいる子がいるよ。1日10時間勉強しているんだって」 だそうな。

 本当に自宅で一人で?親子で?10時間勉強できるなら、それだけで大変な能力だ。(おそらく 家庭教師がついて指導しているんだと想像する。一人で10時間勉強するのはそんなに簡単なことではない)

 別にズルイとは思わないが、「凄い」とは思う。

※あ、芦田愛菜ちゃんがそんな感じでしたっけ?

まったく、恐ろしい試合だったよ

> 結局は各人の高校野球観(受験観)の違いですかね。

もっと言えば、勝負観の違いかもしれません。
馬淵監督率いる明徳義塾は星稜を倒したのち、広島工に大敗を喫します。5敬遠の軋みは簡単にひかなかったようです。

弁慶高校も明訓を倒した次の試合で、坂田の通天閣に惨敗してますからね。

ちなみにあの5敬遠の試合で松井の次を打った月岩氏は、「松井を助けられなかった男」と言われ、野球を辞め、しばらく動静が分からなかったのですが、無事生き延びていて安心しました。

馬淵、山下、河野、松井、月岩。……
全くあの試合は、恐ろしい試合でしたよ。

ラディカル坂

> 全員平等というフィクションを捨てて、子どもはそれぞれ違って当たり前という認識を持つべきと思います。

さまざまなプロセス、さまざまなゴールがあっても良いと思うのですが、なかなかそういう「他の人と違う」というスタンスを取ることが許されない事情があるようで。

どうでもいい話ですが、先日、山脇から乃木坂に向かって歩いていたら「檜坂」を発見しました。
ひのき坂さんのようなラディカルな坂ではございませんでした。

遊び方指南

> 次男に聞いたら、「塾にはもう学校休んでいる子がいるよ。1日10時間勉強しているんだって」 だそうな。

そういう人は、受験が終わったら1年や2年遊んだほうが良いね。

No title

エデュを見ていると意外に「休むのはダメ!」という意見が多いことに驚きます。
 中学受験の板でこれなら、一般の感覚は「もっとダメ」なんでしょうね。

 オラは昨年、何にも感じなかったけどなあ。(そもそも いい 悪い なんて視点で考えなかった。)

 鈍感だから周囲の視線を感じなかっただけかもしれない。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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