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浪人成功率の高さは何を物語っているのか?

今回は前回の「浪人成功率はどれくらいか?~都内某男子中高一貫校の場合」の続き。
前回書いたように、浪人成功率は思った以上に高い。
(以下、合格校のランクアップは〇、変わらずは△、ランクダウンは×で表記します)

<理系>
〇:53% △:47% ×:0%
<文系>
〇:54% △:45% ×:1%

ところで現役と浪人との合格校の比較というのは、やってみると結構難しい。
例えば、現役時に東大理1不合格だったのが、浪人して合格したというなら簡単だ。〇にすればいい。

ところが現実には、現役時に東大理1不合格だったのが、浪人して東大理2合格というケースがある。
心情的には〇にしたいところだが、現役時に東大理2合格の成績があったかどうかわからない。しょうがないのでこれは△。

現役時に首都大法不合格で、浪人時に一橋法合格なら当然〇だ。
しかし現役時に東大文1不合格で、浪人時に一橋法合格なら△だろう。

こういった場合は私立で比較できる対象があればいいんだけど、東大合格者率の高い中高一貫男子校の連中なんて、現役時に私立をなかなか受けてくれない。
受けていても勘違いが甚だしく、早稲田政経、早稲田法、慶應経済、慶應法だけ受けて全敗し、一浪時に慌てて中央法、上智法、明治法、法政法などを受けてくる。
(それでも全敗し成蹊法だけ合格という場合も)
このように現役と浪人の時とで同レベルの受験校がない場合は、多々ある。こうなると△が増える。

現役時に東大理2不合格で(私立は受験せず)、浪人時に慶應医合格だと〇をつけたくなるが、これも△。

こんな感じで星取表をつけていると△が多くなるものだが、それでも〇が過半数を占めたのだから、浪人成功率は数字以上に高いのかもしれない。
また、文系と理系の両方ともに数字の違いがなかったのも面白い。

さて以上は前回も断ったように、ある1校だけの統計なので、これで全体がどうとか言うためのものではない。
ただハルビンカフェさんの下記のつぶやきがやっぱり気になる。

 母集団が「公立」の場合はもっと多いんでしょうね。きっと。千葉高なんて教科書終わるのがギリギリだとサピの先生に聞いた。
 母集団を中高一貫私立にすれば・・・(浪人成功率が)2割・・・
 まあそんなもんかもしれません。

カッコ内は引用者(つまり俺)が付記

この中高一貫校で浪人成功率が5割超えということは、一体何が考えられるのか。

01.浪人成功率は全体でも50%程度ある
02.全体の浪人成功率はもっと低く、中堅校の浪人生が成功率を大きく下げている
03.サンプル校が異常に浪人成功率が高いだけ
04.教科書が終わろうと終わるまいと、予備校で勉強しているのだから関係ない
05.教科書が終わろうと終わるまいと、妥協する奴は妥協する

他にもいろいろ考えられるだろう。まだまだ多くのことが藪の中だ。

注意:大学受験生諸君に告ぐ。浪人成功率が思った以上に高いからと言って、安易な浪人は絶対に慎むべし。「なんか成績が上がらないから浪人でもいいや」などと考えていると、同じことを来年の今ごろにも言うようになるゾ

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コメント

理論値

浪人生は1日24時間自分でコントロールできる上にその分は現役受験時の学力に上乗せされる訳だから、忘却曲線を加味しても成功する確率は極めて高いのではないでしょうか? 理論的には!

Re: 理論値

だがしかし!
世の浪人生の中には、まるで未知なる生物「The thing」に身体を乗っ取られたがごとく、朝起きるや二度寝、起きたらスマホ、ダラダラしながら予備校に行くと友人と昼飯、ダベリ、ちょっとの授業、そして帰ってスマホ、という者が跡を絶たない!

ま、そうならなかったら、うまくいくのかな。

The thingの肩を持つ男

逆に、現役時代はダラダラしていた浪人生にThe thingが取り憑いて学力が向上するケースもあるという。

試験直前の真冬の追い込み時期に、吐く息が白くなかったり、メガネが曇っていない浪人生を見かけたら、その浪人生にはThe thingが取り憑いている。

Re: The thingの肩を持つ男

> 試験直前の真冬の追い込み時期に、吐く息が白くなかったり、メガネが曇っていない浪人生を見かけたら、その浪人生にはThe thingが取り憑いている。

お、なかなか面白いですな。

うだつの上がらない、やる気も上がらない浪人生5人組の中に、「The thing」の噂が流れる。
「The thing」に乗り移られた浪人生は、それまでの「マーチなんて3か月で合格できる(だから今はやらない)」「参考書選びで合格校は決まる(だからたくさん買うけど開かない)」「効率の高い勉強法の確立に余念がない(だから勉強する時間がない)」という日々から、「今でしょ」「参考書は使ってなんぼでしょ」「質より量でしょ」とバリバリ勉強するようになるらしい。
必死になって「The thing」に乗り移られようとする浪人生5人組だが…

友情や家族愛や学問に対する目覚めなど、一切関係ないホラー受験ムービー!

※受験生本人や家族にとっては、そんじょそこらの恐怖映画よりも恐怖な出来になっています。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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