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中学受験における「負け」とは2~誰が勝負を決めるのか?

前回の投稿「中学受験における「負け」とは1~どうなったら負けなのか?」の最後で、

>世の中に勝ちばかりな勝負なんてありゃしません。

と書きましたが、ではどうなったら「負け」なのかについて書きましょう。
これも前提の「受けさせたい教育を受けさせられない」になってしまう場合です。

たとえば志望校に合格したけれど、思っていたのと違う教育内容だった、ということもあるでしょう。
単なるリサーチ不足であったり、あるいは受け手側の勘違いの場合も。
自由と聞いてたのに規律ビシバシだった、規律をしっかり身につけさせようとしたけど結構自由だ(あるいは想像以上に厳しかった)などなど。

ただまあこういう「負け」は、別にどうでもいいと思います。
最初の定義では負けだけど、リターンの果実は小さくないでしょうから。

問題は特定の学校に深入りしてしまうケースです。
たとえば開成にぞっこんの場合(開成関係者には申し訳ないが、これも有名税ということで…)、開成に首尾よく合格したらもう開成に預けっぱなしになってしまう。
そこで仮に子供が苦しむような状況があっても、親の琴線には響かない。こうなるといったい何のための中等教育かわからない。
そもそも中等教育は親と学校の「共犯関係」が重要なのに、学校ばかりにすべてを放り投げれば、不利益は子供に向かうわけで。
これなどは「合格」=「勝ち」という価値観から抜け出せていない保護者のパターンです。

次に開成にぞっこんなのに開成に落ちて、いつまでも開成を引きずってしまうパターン。
こうなるとことあるごとに「開成は…」「開成なら…」というのが口をついてしまう。
聞いてる方は、特に当事者の子供は嫌でしょうね。まあ、教育の柱がうまくいかなる可能性は高い。

他にも、逆に開成に対して攻撃的になるパターン。
これなどは某教育系掲示板でよくみられる現象ですな。
いずれも親が「負け」を引き寄せてしまう。

どこにも楽園なんてないんですよ。それなのにまるで合格したら人生バラ色、なんて考えるから様々な「負け」のパターンが生まれるわけです。
中学受験は全敗しても、勉強という掛け金は還ってくるわけです(現実のお金は還ってきませんが)。

ここでこの稿の趣旨「負け方指南」ですが、受験においてその結果が「勝ち」なのか「負け」なのかは、その後の3年、4年、6年をどう過ごすかによって変わるんじゃないか。
志望校に落ちたからと言ってダラダラしていたら、そこで「負け」が確定するわけだし、その学校で楽しめるなら「勝ち」が濃厚となるでしょう。

他人がどうこう言うわけじゃなく、自分自身で勝負の基準を決められるぐらいになると、人間としての器がすこうし大きくなる。
12歳には難しいかもしれないが、なあにちょっと難しいぐらいの経験を積むのが、中等教育の肝のひとつでね。

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コメント

元気づける予習

志望校が残念だった時に、「高校受験で(大学受験で)リベンジすればいいんだよ」という言葉が嫌いです。
まあ悪気があって言ってるわけじゃないんでしょうが、入口と出口だけ目を向けて、肝心の中身がほったらかしなイメージが強くて。
「いい学校だから楽しみなよ」あたりが気が利いていると思いますが、こうなるとどう「いい学校」なのか、具体的な情報が欲しいところですね。

ちょっと予習しておく必要がありそうです。

No title

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どこにも楽園なんてないんですよ。それなのにまるで合格したら人生バラ色、なんて考えるから様々な「負け」のパターンが生まれるわけです。
中学受験は全敗しても、勉強という掛け金は還ってくるわけです(現実のお金は還ってきませんが)。
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ありがとうございます。

 

常識

>中学受験は全敗しても、勉強という掛け金は還ってくるわけです(現実のお金は還ってきませんが)。

中学受験の勉強なんて大人になったら常識の範疇のことばかりなのだから無駄にはならないですよね。
音楽やスポーツも10〜12歳はゴールデンエイジと言われ、その時の取り組みが将来を左右すると言われます。脳の活動の話なので勉強も同じことだと思います。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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