騒げ、もっと騒げ、たかが野球じゃないか。今週末から日本シリーズが始まる。
ホークスとカープというのは初めての組み合わせというのが面白い。
さて、俺の記憶の中で最初の日本シリーズは、1976年の巨人対阪急である。
シリーズは4勝3敗で阪急が日本一になるのだが、この時の巨人は長嶋監督初優勝ということで、大フィーバーしていた。
そのフィーバーを打ち破っての日本一、そして阪急としては何度優勝しても巨人に跳ね返され続けた日本シリーズで、その巨人を破っての日本一、さぞや万感胸に迫るものがあったと思う。
などと、とってつけたようなことを書くのは、俺が大して何の感慨もなく見ていたということに起因する。
だから後楽園の観客のほとんどを敵に回して、雌雄を決する第7戦のマウンドに登った足立光宏の心情も、10年以上後のインタビューで知ることになる。
その時の足立の胸の内が、冒頭に記した「騒げ、もっと騒げ、たかが野球じゃないか。」である。
この怜悧な勝負師の独り言は、俺という人間の何パーセントかを形作っている(気がする)。
ちなみに今年の日本シリーズは、4勝2敗で広島とみたが、さてどうか。
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