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『クリスマスに少女は還る』(キャロル・オコンネル)~星一つしかつかない傑作

さて、今夜はこのブログでは最もコメントのつかない話題(泣)、ミステリーの話を。
それも皆さんがもっとも嫌うであろう(泣)、感動するミステリーの話です。

でも、感動するミステリって、ちょっと食指が動きませんよね。「お涙頂戴」みたいで。
それでもあえてお薦めするのは『クリスマスに少女は還る』(キャロル・オコンネル 1991年)。

閑話休題。
なんか2時間ミステリドラマって、動機が鼻につきませんか。復讐とか。
あれは加害者に少しでも感情移入させたくて、やってるんでしょうか。
挙句に探偵役から「そんなことをして、死んだ○○さんが喜ぶとでも思ってるのか!」って叱られたりしてね。
「こちとら人殺しをしようって言うんだ、そんなの百も承知じゃ」って逆に言ってやればいいんですよ。
それなのに、いきなり嗚咽が始まって、凶器のナイフ落としちゃったりして。

話を戻します。『クリスマスに少女は還る』(キャロル・オコンネル 1991年)。
15年前に悲惨な事件のあった場所で、今度は少女が2人誘拐される。
15年前の事件を引きずる刑事と、脱出のために死力を尽くす少女たち。

長い話です。人によっては退屈かもしれません。
しかしラストは不意打ちです。よほど程手練れな読者でも、心の一番弱いところを撃ち抜かれてしまうでしょう。

ちなみにamazonのレビューに、「rob-rou」という方が「認めたくない」というタイトルで、星1つをつけています。
もしレビューの内容に興味ある人は、「必ず小説を読んでから」レビューを読んでください。
ネタバレというわけではありませんが、その方が「rob-rou」さんにも、作者キャロル・オコンネルにも、そして何より読者にも良いと思います。
それにしても異国の地でこんな高い評価を受けるなんて(星1つがなぜ高い評価かは、レビューを読んでのお楽しみ)、キャロル・オコンネル、何を思うか。

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コメント

No title

>今夜はこのブログでは最もコメントのつかない話題 

いやいや ちゃんと読んでますよ
私は 翻訳ミステリは(国内に比べれば)弱く、
早川書房さんと仕事していた時も「暇になったら読もう」と思っていました。

 JGさんもブログを閉鎖する時は事前に教えてください。書評はコピーしておこうと思います。

コメント欄の機能は残るだろうから

>  JGさんもブログを閉鎖する時は事前に教えてください。書評はコピーしておこうと思います。

その時はこっそり教えます。
でも急逝による場合はさにあらず。
1カ月ぐらい記事の更新がない時は、コメント欄を使って皆さんで楽しんでください。
FC2さんもしばらくはわからないでしょうから。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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