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下剋上はいつ起こるのか?

下剋上はいつ起こるのか。

中学入試の入学試験の結果通りの成績で(紆余曲折があったとしても)大学受験まで行くのなら、つまり下剋上が起きないというのなら、中学受験はもっと熾烈な戦いになるのかもしれない。
しかし実際には下剋上が至る所で起こっているのは間違いのないことだ。

たとえば開成から東大に現役合格する人間がすべて旧高生の場合、多く見積もって300人の半分が東大現役合格となる。
となると、中学受験時に開成合格の上半分に入れる生徒が、開成を外して麻布や駒東に30人~50人も進学していることになる。サピの偏差値で10も下の海城にもやはり30人以上進学していることになる。
絶対にないとは言い切れないが、やはりそれは考えづらいので下剋上は普通に起きていると考えた方が理にかなっている。

問題は、では下剋上はいつ起こるのか。
雪が野原に積もるように、雨だれが石をうがつように、入学時から少しずつ少しずつ起きているのか。
それともある瞬間爆発するように起きるのか。

俺は長い間、前者、すなわち入学時から少しずつ起きている、という考えだった。これは英語の存在が大きい。
英語という新教科の出現で、それまでのヒエラルキーが崩れていく。これが1つの契機となって下剋上の種がまかれていく。
そう考えていた。

ところが数年前にいくつかの中高一貫校の先生と仕事をしたとき、全く違う話を伺った。
彼らはことさらに「高校から下剋上は起こる」と言っていた。
「中1から少しずつではなくて?」
「中学の時は別段たいした違いはないですね。うちの場合、中学の3年間はほとんど勉強らしい勉強しないから(苦笑い)」
「高校になると何が違うんですかね」
「細かいことを言えば、それまで数学で点の取れていた生徒でも数1数2で躓いたりしますから。それと大きなことを言うと、大学入試が目に入り始めるとギアが変わりますね」
男子校限定の話だが、まあ参考程度に。

しかしこれは逆に考えれば、高校から成績順位は大きく変わるということであり、ある種の人には朗報だが、ある種の人には警戒すべき情報だ
中高一貫の高校生をお持ちの方は下剋上のきっかけに注意すべきであろう。特に数1、数2、らしい。

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コメント

No title

 下克上パターン?

1)鶏口牛後
  これは以前いっぱい議論した・・

2)余力
  中学受験ではまだ余力があった?

3)覚醒
  突然変異。 これもありうると思う
 
4)上が落ちる
  落ちるには才能は全く不要。ただサボるだけでいい

 他は・・

 トレンドは「数学重視」「英語4技能」だろう。
 数学力が評価されるのは個人的には嬉しいけど、あんまりそればっかりでも困る気もする。世の中には「どうにもならない」人はいる。

下克上からの連想

 学歴社会のところでも書きましたが、日本の学歴社会って「適度な下克上」なんだと思います。

 今以上に学歴社会がいいのか?
 今以上に学歴関係ない社会がいいのか?
 色々議論はあるでしょうけど。

 人生は長い。 先行逃げ切りも結構難しい。
 (医学部は 先行逃げ切り目指す人の目標か?)

 といって社会に出てからの下克上も不可能ではないが難しい・・・

 まあ、国の経済が成長軌道にあれば 下克上でなくとも下克中くらいで十分とも言えるのですが・・
(こればっかりはわからない)

下剋上と深海魚

> 4)上が落ちる
>   落ちるには才能は全く不要。ただサボるだけでいい

某教育系掲示板の「叫ばせて」スレッドを読む限り、実はこれが多いのでは……。
いや、待てよ。あれは深海魚が高度深海魚に成長する話だから、下剋上は関係ないのか…?

>「細かいことを言えば、それまで数学で点の取れていた生徒でも数1数2で躓いたりしますから。それと大きなことを言うと、大学入試が目に入り始めるとギアが変わりますね」

この先生のおっしゃることは、肌感覚として理解できるところがあります。
岡田康志さんのような一部の天才を除き、おおかたの高校生は大学入試に向けて大なり小なりギアを入れ替えないといけないと思います。私は高校受験組でしたので、中3でいったんギアを入れ、そのときにギアの入れ方を覚えていたので、大学受験前のギアチェンジも比較的スムーズだったような気がします(昔のことなので細かいことは忘れましたが)。中学受験組の中には、ひょっとするとギアの入れ方を忘れてしまった人もいるかもしれません。また、高校受験や大学受験は、勉強そのものはほぼ個人戦だと思う(ギアの上げ下げも含めて自分のさじ加減一つ)のですが、それとの比較で言うと、中学受験は団体戦(家族戦)の様相が濃い部分もあるかもしれず、そうだとするとギアの入れ方がよくわからぬまま大学入試に突入する人も一定程度存在するかもしれません(間違っていたらごめんなさい)。

また、数1数2での躓きという点も影響があるかもしれません。
最近の大学入試のことはわかりませんが、私が高校生だった頃の(男子の)東大合格の一つのセオリーは、数学+もう1科目程度で得点を稼ぎ、残りの科目は平均点そこそこでよい、というものでした(私の周辺のごく一部でそう言われていただけかもしれませんが)。国語や社会は点差がつきにくいので(少なくとも私にとっては。いまだに国語や社会の勉強法の王道がよくわかりません。。。)、数学+(英語or理科)を得点源にすることとなり、数1数2で躓くとマズいことになります。
この点、これは私の個人的感触になってしまうのですが、難関校の中学受験算数の問題は、小学生の普通の学校生活の延長で解けるようになるとは思えず、塾に通わないと受験者平均点すら覚束ないように思います。他方で大学入試数学の問題は、教科書をきちんと押さえることがベースとなり、その上で、難問を解く訓練についても、チャート式や大学への数学等の市販の参考書・問題集が結構充実しているように思われ、これらで対応可能なようにも感じます(本当に対応可能かどうかについては、個人戦を戦う覚悟やギアの入れ方にもよりますが)。
私立中高一貫校ですと、高2までに数1数2、一部の学校はさらに数3まで終わらせ、高3時は問題演習が中心だと思いますから(違うかしら)、高3に上がる時までに教科書レベルをキチンと押さえられていれば、あとはどの学校でも上層部はギアを入れ替えて力任せに第4コーナーから一気にまくっていくのではないかと。

長々と駄文を書いてしまってごめんなさい。
自分の過去の記憶を重ねて男子目線で書いてしまったけれど、女子はどうなのか。皆目見当がつかない。
わが子は娘なので気になるといえば気になる(まだ未就学児ですし、なりたい職に就ければよいと思うので、大学に行くも行かないも本人が望む道に進めさえすればそれでよいとはいえ)。
娘を見ていても、ギアが入って、まくる姿が想像できない(当たり前か。未就学児なのだから)。
大学受験では塾通いはマストでないと思っているけれど、娘がもし仮にコツコツ型女子だとしたら、塾通いしたほうがペースメーカーになったり刺激を受けたりしてよいのかなあ。。。

No title

>某教育系掲示板の「叫ばせて」スレッドを読む限り、実はこれが多いのでは……。

 初めて覗いてみました。(中高一貫の生活を気にするほどまだ余裕がない)

 「やるやる詐欺」「やったやった詐欺」 
面白いですね〜  

 中学受験2月の「連続落ち」や「繰り上げ待ち」スレと違って どこかのどかで微笑ましい。

No title

ハルビンカフェさんのあげた4つの要素に関連し、その原因(きっかけ)を妄想してみました。

1)鶏口牛後  2)余力  3)覚醒 (突然変異) 4)上が落ちる (下があがるも含めて)

この4つが起こる原因を、環境変化とDNA発現に分けて考えてみます(私は、何でもこうやって分類するクセがある・・・)

〇環境変化によるもの
おもに1と4に関連しますが、「新中学入学前後」というタイミングが、すべての学生共通で、最も大きな環境変化があると思います。すなわち「第一期下克上」はこの時期なのではないでしょうか。
受験に合格した直後から「これは通過点に過ぎない」といって学習を緩めない人と、「めでたくゴールイン!!やっと我慢していたゲームが毎日できるぞ」という人がでてきそう。そして、そのまま、中学入学後の成績変化に直結しそうです。もちろん、どちらが悪いということではありませんが、受験前と中入以降で学力差が縮まる(広がる)きっかけにはなりそう。
また、これまでは、それぞれの各校でトップ(ビリでもいい)だった人が、同じ中学になって、それでもトップ(ビリ?)の人からビリ(トップ?)の人まで差がつくのも環境の変化ですね。鶏口牛後の効果がどれだけ強いかはさておき、下克上の原因となる可能性があると思います。
おっしゃるように、英語の導入も大きな変化ですね。
⇒「第一期下克上は、新中学入学前後」に起こる!?

次は、高校入学時、とか、大学受験前などが考えられます。いままでサボってた人が、受験を意識して本気をだしてくる時期。これがいつなのかは分かりませんが、高校のどこかで「第二期下克上」が始まりそうです。

〇DNA発現によるもの
2や3に関連して。環境による第一期、第二期下克上と並行して、各人の脳の中にあるツボミが、それぞれのタイミングで開花していく、なんてこともありそうです。小学校ですでに咲いちゃった人もいれば、中・高校から遅咲きする人もいるのかも・・・ちょうど第二次性徴みたいなイメージです。ちなみに、私はすべてが遅い方だったので、中学時代、「えっ、お前、まだそんなこともやってないの?まだはえてないの?」とイジられてました・・・


すなわち、共通の環境変化に起因する第一期、第二期下克上が爆発的にあり、それと並列して、DNAや個別の事情により起因する下克上が、雪が野原に積もる感じで起こっている、というのが私のイメージです。なんの根拠もないですけどね。

成績を「中学受験の時vs第一回目の定期考査vs高校卒業時」で比べることぐらい、学校の先生なら簡単にできるのでしょうが、そのデータは定性的にしか聞いたことないです。

ギアの入れ方?最近はATだからな(違う)

> 私は高校受験組でしたので、中3でいったんギアを入れ、そのときにギアの入れ方を覚えていたので、大学受験前のギアチェンジも比較的スムーズだったような気がします(昔のことなので細かいことは忘れましたが)。

なるほど。「ギアの入れ方を覚えていた」というのはなかなか絶妙です。
これが甘えん坊将軍さんだけの「特技」ではなく、ある一定の高校受験者に当てはまるのであれば、かなり重要な情報です。
高校受験組諸君、ギアの入れ方を思い出したまえ!
そして高校受験をこれからする諸君、ギアの入れ方を忘れるな!

>中学受験組の中には、ひょっとするとギアの入れ方を忘れてしまった人もいるかもしれません。

おお、もう……

だってアタシ未就学児だし

> 娘を見ていても、ギアが入って、まくる姿が想像できない(当たり前か。未就学児なのだから)。

うはははは!
甘えん坊将軍さんの子煩悩ぶりが目に浮かびますな。

叫びたいことばかり

>  「やるやる詐欺」「やったやった詐欺」 
> 面白いですね〜  

「被害者の会」も発足しています。
ちなみに初版は2006年4月ごろ。1年半で容量をオーバーしたため(!)、運営会社が「その2」を作成したといういわくつき。

平成最後のタブー(大げさ)

> 成績を「中学受験の時vs第一回目の定期考査vs高校卒業時」で比べることぐらい、学校の先生なら簡単にできるのでしょうが、そのデータは定性的にしか聞いたことないです。

そうなの!俺も昔ある中高一貫校で、そういう情報見せてって頼んだら「ダメ」。
「いや、個人名とか要らないから見せて」
「ダメ」

どーしても見せてくれなかった。

No title

甘えん坊将軍さんのお子さん、未就学児ですか!
可愛い~。たまらないですね。

今後中学受験させたいなと思いますか。それとも、ご自身が両方経験されているので高校から私立が良いですか。

あら、またスレッド跨いでしまった…
「どうして中学受験しようと思ったのか」スレありましたね…。

ま、いっか(笑  ってごまかそっ

はい。子煩悩です。娘が可愛くてたまらないです。娘から嫌われるまで、このまま突っ走ります。

>今後中学受験させたいなと思いますか。それとも、ご自身が両方経験されているので高校から私立が良いですか。

私自身は(私が小学生だったら)中学受験してみたいですが、娘についてはどちらでもよいです。娘が中学受験を望むなら全力でサポートするし、高校受験でよいというならそれも応援します。
ただ、小学生に情報収集を任せるのは酷なので、娘の判断の前提になる情報は親が集めて提供する必要があるでしょうけれど。

ちょっと怖いのは、私が集めて提供する情報に、私の希望・先入観・偏見が入ってしまうおそれが高いことです。

娘には健全な猜疑心を持ってもらいたいので(親や大人が言うことも間違っていることがあるし、正解が一つでないこともある)、トレーニングの一環として、娘との会話にはちょくちょく嘘を混ぜてます。。。

甘えん坊将軍さま、どうも、はじめまして。
自分も女子の保護者ですが、すでに娘は高校生にして受験生です。あ〜この夏の天王山は暑いw

こちらには、自分のような高校生親から小中学生保護者の方、さらに受験にとても詳しい先生のような方もいらっしゃいます。
いろいろな情報やヒントを教えていただけるのはありがたいですね。

「やるやる詐欺」

 理科大の留年ジョークの一つに「4月病」というのがある。  「5月病の間違いじゃないの?」とよく言われるが 5月病とは全く異なる病だ。
 「4月病」である。

 4月は履修表を提出するシーズンだ。
 何曜日の何コマ目に何を履修するか、を学校に提出するのである。

 で、今年は真人間(真っ当な人間の意味だ)になる。心を入れ替えて勉学に励む。などと決意して よせばいいのに1限目に語学などの重要な科目を入れてしまうことがある。

 要するに無謀な履修計画を立ててしまうのだ。
 これを4月病という。
 
 無謀だからすぐ挫折する。そして・・・

※「やるやる詐欺」だって本人は 本当にやる気なこともあるだろう。しかし現実は厳しい・・・

私のギアの入れどころ

受験科目の中では、私は数学が好きでした。その延長で物理も好きでした。数学・物理の勉強は苦でないので、ギアを入れる必要はありませんでした(この点はラッキー)。

問題は国語・英語・社会でした。特に社会。
社会は、(個人的には)大量の時間をかけて情報を頭に詰め込み、さらに、そうして詰め込んだ情報を、問いに対応する形で縦横にアウトプットする修練(これまた知識を熟成させる時間が必要)をせねばならず、私にとっては苦行でしかない。

私が信じる大学受験セオリーは、「得意でない科目でも、必ず平均点そこそこは取る」というものだったので、大学への数学に伸ばしたくなる手を押しとどめ、自分の心を奮い立たせて、山川出版社の教科書と副読本を手に取りました。

白鳥座さま、はじめまして。
よろしくお願いいたします。

白鳥座さんを含め皆さん博識で、いろんなバックグラウンドをお持ちなので、いつも勉強させていただいております。
(別記事「死刑制度と冤罪」のAIと司法の絡みも機会を見つけて勉強してみたいと思います)

お嬢さまが望む道に進まれるよう祈っております。

No title

>大学への数学に伸ばしたくなる手を押しとどめ

 あ、やっぱり皆さんそうなんですね。
 大学への数学は面白いですよね。ただ 学力コンテストやるのが本当に得点上昇につながるのか?というと・・・  やっぱり自己満足と趣味の要素が大きいでしょうか・・・
(学力コンテストのたちの悪いところは膨大な時間を費やして、「勉強した気分にだけはなれる」ことだ)

>やっぱり自己満足と趣味の要素が大きいでしょうか・・・

学コンは完全に自己満足と趣味でした。。。

ただ受験という観点では、学コンのように時間無制限にうんうんと考えているわけにもいかないので、大数の中の他の演習問題は時間を測って取り組んでいました。

趣味(息抜き)も受験勉強も大数。
大数、ありがとう!

No title

 しかしよくよく考えたら 9月から1月の受験生の伸び、って凄まじいですね。
 もちろんそれまでの基礎の積み重ねが凝縮するんでしょうけど。

 だいたい9月から過去問を始める。
 最初は合格点に全然届かなかったりする。それが 1月末には届いてしまうわけです。
(大学受験でも「秋の現役パワー」ってのはおそるべきものだった。)

 500点満点で50点伸びる、なんてざらにあるって事ですよね。100点伸びる人もいるかもしれない。

(あ、失礼 中学受験は 500点満点って変か。
 ま いいや)

うちこの子、男子だから、秋以降に伸びるわ!(現実逃避)

>  しかしよくよく考えたら 9月から1月の受験生の伸び、って凄まじいですね。

中には試験前日どころか、試験を解いている間に伸びている奴もいるぐらい。

>  もちろんそれまでの基礎の積み重ねが凝縮するんでしょうけど。

という点が見落とされがちですが、ハルビンカフェさんの書くように、それまでの蓄積がなければ伸びません。
何もしないのに「男子だから伸びる!」と楽観しているママンは、いますぐ考え直すように。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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