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当世うなぎ事情~すこうし多めに焦がしておくれ

以前、今ぐらいの時分に北関東のとある私立学校に仕事で行った。
電車を乗り換え乗り換え着いた最寄り駅は、無人駅みたいな趣の駅だった。
そこから歩くと20分ぐらいだったので、タクシーを使った。(駅前に1台だけあった)

なかなか面白い学校で、仕事の方も順調に済ませた帰り道、またタクシーを呼んで件の駅に戻り、帰る前に来た瞬間から気になっていた店に入った。

飲み屋じゃないよ。うなぎ屋だ。
この辺りはうなぎが有名らしい。その店に入って早速うな重を注文する。上で2400円。特上で3200円。
値段はうろ覚えだが、都内に比べると1000円以上安い。
本当ならかば焼きだけもらって、酒のあてにしたいところだが、まだ夕方前だ。そのうえ今日は帰ってからも仕事がある。やまのようにある。泣く泣くうな重にした。

しかし透明の冷蔵庫で、キンキンに冷えているビールが見えてしまう。
なぜキンキンに冷えているなどと断言できるかと言えば、その冷蔵庫は四方をガラスに囲まれた冷蔵庫で(ほら、蕎麦屋などにもあるやつですよ)、その表面に水滴がびっしりとついている。
ガツンと冷えている証拠だ。
さらに悪いことに、冷酒まで見えてしまう。(何しろ透明のガラスだから)

いやいや、いかんいかん。

うまいことにうな重がやってきた。腹がすいていたのでさっそく掻っ込むと、あ、うまい、俺好みだ。
何が俺好みかと言えば、すこうし多めに焦げているのが俺好みだ。身が柔らかいのは当たり前として、たれが濃厚なのも当然として、すこうし多めに焦げているのが嬉しい。

ところがここに強敵が現れる。
俺の隣に坐った3人組だ。歳は30代、40代、50代といったところ。3人とも作業着を着ているところを見ると、職人か。
この3人があろうことか、まだ夕方にもなっていないと言うのに、ビールを頼んだ!
アルバイトの女の子(結構かわいい)が、あの透明冷蔵庫からビールを取り出し(サッポロ黒ラベル)、3人のコップにビールを注ぐ。
さらに店に入る前に頼んでおいたらしく、つまみが次々と運ばれてくる。
肉眼で確認できたのだけで、鮎の塩焼き、大根の煮付け、どじょうのから揚げ、そしてうなぎのかば焼き。
で、カンパーイなんてやらかすから、俺の自制心は風前の灯火だった。

その消えかけていたアンダーコントロール魂を再点火させてくれたのが、うなぎだ。ああ、うまいなあ。飯との相性が抜群である。
このうまさには酒はいらない。

半ば無理やりな気持ちの整理の仕方で、俺は店を後にした。
ちなみに3人の職人は、冷酒も頼んでいた。さらにうな重も食べていた。タフな世界だ。
同じ学校に近々行く予定がある。今度こそは。

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コメント

松山にて

先日、松山の鰻屋に行きました。
某サイトで評判のお店でしたが、関東風を謳いながら、東京と名古屋の中間くらいな感じの鰻でした。
不思議なことに、浜松の鰻はしっかり蒸した関東風なのですが(箸で持ち上げると切れる)、そこから一旦県境を越えると、突然に名古屋風の厚みと歯応えと脂と身の旨みが特徴の鰻になります。
関西では鰻を食べた記憶が有りませんが、基本は名古屋風に近そうですね。

No title

 亡くなった 義母(鬼嫁の母)は 海女さんだったんですが、 現役の時は、それはそれは食卓は豪華だったそうです。
 で、鬼嫁の妹の旦那は、早く結婚したので義母が現役だった。 アワビ サザエ 伊勢海老をそれこそ一生分食べたそうです。 

 羨ましい。

(私が鬼嫁と結婚した時には、もう体を悪くされていて潜っていなかった)

 しかし魚介は、限りある資源でどんどん高騰して行きます。 
 私は 「マグロ」が食べられなくなったらかなり寂しいかなあ。
(ただ、マグロはまだ養殖の可能性があるかも。
 ウナギは 完全養殖はかなり難しいようです)

No title

 今日 午前中に近県のとある都市に行った。
仕事だ。
 打ち合わせは午前中に終わった。今日の仕事はこれだけだ。暑い。 JGさんならウナギなんぞ言うところだが、オラはそんな高級なもんでなくてなんでもいい。冷えたビールがあればいい。
 と言うわけで駅前の中華チェーン店に入った。
 昼過ぎである。店は混んでいた。
 ビールと餃子をたのんでしばし一休み。
 もしビールという恵がなかったら日本の夏の生産性はがた落ちになるんではないだろうか。うん?逆か?

 さて、ここの店員の女性が凄腕だった。
 満員の客をフロアで一人で切り盛りする。
 配膳、片付け、注文取り、会計・・・
 凄まじい速さでこなして行くのだ。しかもすごい暗記量だ。オーダーなんぞ3人、4人まとめて取っている。 普通はこのくらい忙しいと声も荒く、殺伐となりがちだが、合間に愛嬌も加え声も楽しげだ。
 この女性を見ているだけで肴になった。うまいビールだった。
 
 しかしすごい能力だ。「中学受験の偏差値は幾つですか?」と聞きたかったが、多分 受験なんぞしていないんだろう。
 
 もしオラが中小企業の社長だったらスカウトするところだが、残念ながらサラリーマンだ。
 また、この女性が広瀬すずだったらドラマになるところだが、どちらかといえばお笑い芸人だった。
 

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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