FC2ブログ

記事一覧

大学受験に向けて、塾や予備校にはいつから通う?

大学受験に向けて、塾や予備校はどうしたらいいか、というのが今回のお話。
その中でも今回は、いつごろから始めた方がいいか、という点に絞ります。
大学受験の話だから、附属校に進学してそのまま大学に行く場合には触れない。
また当たり前だが、大学受験へのアプローチをどう考えるか・どう実践していくかは各ご家庭の専権事項なので、「絶対こうだ」という正解はない。
俺が書くのは「まあ合理的」「そこそこ合理的」な話なので、あえて不合理な道を選ぶのもアリと言えばアリだ。
「そもそも中等教育とは不合理を体験する場だ」という考えも否定しない。

<高入生の場合>
できるだけ早めに受験勉強をスタートした方がいい。
え?当然だって?
まあ、当然ですよ。でも中高一貫生と違ってこの層は、なにしろ大学入試の試験範囲が高3の冬になっても終わってない、という不条理を体験することになるので、学校の授業をペースメーカーに使えない。(開成や筑駒みたいな学校を除く。ああいう学校に通っている連中は何をいつ始めたっていい。むしろ始めなくてもいい)
学校の授業を理解するのはマストとして、さらにどんどん先取りしていかないといけない。
ライバルは自校の中というより、その外にいると思った方が無難です。日比谷で上位10%にいるなら話は別だが、それ以外は浦高でも県千葉でも翠嵐でも(あ、翠嵐は学校の中で「特訓」してるのか)、早めに外部の力を借り始めた方が、より強く結果に結びつくと思う。

<中高一貫生の場合>
問題はこの層だ。
高入生と違ってカリキュラムで不条理を味わうことはないだろう。一部趣味的な授業はあるだろうが、それで大学受験の勉強が疎かになった、などという言い訳をしたくないなら、その教科だけでも早めに何らかの手をうてばいい。
それより問題なのは、学校の授業についていけてないのにさっさと中1から塾や予備校に通って、二重学習で自らを苦しめている層だ。
多くの場合難関校によく見られる。桜蔭、開成、駒東……。
無論こうした学校に進学できたわけだから、それぞれの生徒の頭の出来が悪いわけではない。しかしそうした生徒が集まっているわけで、当たり前だがそこには「できる子」と「できない子」とにうっすらとだが別れていく。
学校の授業が理解できていないのに、さらに塾で新たな単元を勉強するというのは酷な話だ。塾での勉強ができるならそれはそれでいいのだが、多くの場合、塾でも「できない子」に入っていく。
それは普通に考えれば当然の話で、学校で「できない子」なら、やっぱり塾でも「できない子」になるのは自然だろう。フットサルの苦手な子がサッカーは得意というのは稀である。

じゃあ、中高一貫生はどうしたらいいのか?

まずは学校の授業理解ありきだろう。ここが崩れると、一気にいろいろなものが難しくなる。大学受験の勉強も学校生活の楽しさも。
もし学校だけで完結しないなら、補習塾を使うのが良いと思う。学校で補習をしてくれるところもあるが、ない場合も多い。
というか、その先生で分からなかったのに、同じ先生で分かるようになるということは、単なる時間不足・トレーニング不足の場合がほとんどだ。だったら自学自習で克服できるはずなんだが、最近の若い奴は(ブツブツ

中1の頭から塾に通わせる人も見かけるが、学校の授業にどう取り組めているか確認する前に通塾させるのは少し危険だと思うがどうか。
鉄緑会は指定校の場合、中1の頭からなら入塾試験が免除されるが、「入塾試験免除」だからといって入塾させるのは合理的な判断とは言えまい。
むしろ落とされる可能性のある入塾試験を受けてから入った方が、塾の指導を受ける場合は理に適っている。「落とされていない」ということは、塾のレベルゾーンにあるということだから。
これは「うちの子は優秀だから塾の授業についていけるはず」という判断がなせる業だが、言うまでもなくその程度の「優秀」さなど、掃いて捨てるほどとまでは言わないが、鉄緑会などにはうようよいる。
学校の授業についていけてるなら、高1や高2から始めてもまるで問題ない。不安な人だけ「お布施」感覚で早くから始めても良いと思う。

とは言え俺の場合、中1から塾に通う事に関する本音のところは「まず学校で学び、それを補うのが塾や予備校」という立派な考えではなく、「せっかく勉強して入った学校なんだから、まずは全部しゃぶり尽くそうぜ」という貧乏人根性のなせる業なのだが。
まずは学校の中を探検する。行っちゃイケナイ場所があるなら、そこが最優先だ。
次に先生や同級生を観察する。先生にいたずらを仕掛けるもいい。友達と一緒にやるなら最高だ。
学校の周りも探検だ。コンビニや公園や怪しい場所などは要チェック。懐と相談して買い食いも楽しもう。(尤も学校によっては買い食いは禁止なんだって。ちぇ)
これも友達と一緒ならいうことないが、探検は一人でも十分楽しい。

まあそれでも、毎年中1の頭から通う中高一貫生が、鉄緑会、駿台、河合に列をなしている。
みんな真面目だなあ。

にほんブログ村 受験ブログ 大学・大学院受験情報へ
にほんブログ村



スポンサーサイト



コメント

ありがたい回答

>学校の授業にどう取り組めているか確認する前に通塾させるのは少し危険だと思うがどうか。

おっしゃる通りだと思います。
中受直後は、塾をつい過信しがちですが、まずは学校の授業を大切にした方がよいと思います。

もし、いずれ通塾することを考えている場合は、学校の教科のカリキュラムや進度をよく調べることをおすすめします。
うちの子の学校は、カリキュラムが教育課程に忠実で、特に数学の進度が他校に比べてかなり遅かったため、高2の秋から通塾に踏み切りました。

それまではZ会の通信教材をやっていました。まあ自学自習中心でした。そんな頃に、某掲示板でJGさん(当時は別名)が開成生へ回答されていた自学自習の記事は大変参考になりました。ありがとうございました!

No title

>というか、その先生で分からなかったのに、同じ先生で分かるようになるということは、単なる時間不足・トレーニング不足の場合がほとんどだ。だったら自学自習で克服できるはずなんだが、

同感です。
高校生の我が子を見ていると、通常時の勉強量が足りないような気がしてます。

実は、英語は中1から塾に通わせてました。
この科目は時間をかけるほど意味がある科目と思ってたので、学校の授業以上に時間を割く意味があるだろう、と。
でも、数学は何というか、どうとでもなるだろうと思っていたので、通わせませんでした。

その結果、英語は得意意識あるみたいだけど、数学には苦手意識があるみたいです。
こうなってくると、ひょっとして数学も中1から塾に通わせてた方が良かったのかな、という気もしないでもないです。
でも、それはやっぱ不健全だよな~

息子の場合、学校では学科科目の勉強以外のことを学んでいるようなので、中1から鉄緑路線を選ばなかったのもありなのだろうと思ってます。

大学受験レベルの数学は、訓練次第でなんとでもなるはずだしなー。
高校4年生のときに修行かな~
ま、もう僕は面倒みないけどね。

Re: ありがたい回答

> それまではZ会の通信教材をやっていました。まあ自学自習中心でした。そんな頃に、某掲示板でJGさん(当時は別名)が開成生へ回答されていた自学自習の記事は大変参考になりました。ありがとうございました!

それは良かったです。白鳥座さんのお役に立てて嬉しいです。
(言えない……いったい何の書き込みかさっぱりわからないなんて、言えない……)

クロコマさんへ

> 息子の場合、学校では学科科目の勉強以外のことを学んでいるようなので、中1から鉄緑路線を選ばなかったのもありなのだろうと思ってます。

あの学校だと「学科科目の勉強以外のこと」を学べるというボーナスがありますな。人によっては「苦行」と表現される親御さんもいるようですが。

> 大学受験レベルの数学は、訓練次第でなんとでもなるはずだしなー。
> 高校4年生のときに修行かな~

君の子供ですから、数学は本当に「なんとでもなるはず」です。
新テストも数学はあまり関係ないでしょ。

> ま、もう僕は面倒みないけどね。

いやあ、これはどうでしょ。君の教育者としての魂がそれを許すでしょうか。(ウヒャヒャ

No title

>いやあ、これはどうでしょ。君の教育者としての魂がそれを許すでしょうか。

娘に質問されると、あま~い気持ちになって、いろいろ教えちゃいます(一昨日もチェバだかメネラウスだか聞かれたので、丁寧に教えちゃいました。っていうか、それ小6のとき教えなかったっけか?)。

でも、高校生の息子に頼られたら、「自分でしっかりやらんかい」と言ってしまいそうな気がします・・・
ま、向うも最近は頼ってきませんです。

No title

ところで、今年は夏休みをとって、息子とゆっくり旅を楽しもうと思ってる。
いろいろと話ができると思う。
今から楽しみだ。

祝!1000件目のコメントです!(つまりこれが1001件目)

> ところで、今年は夏休みをとって、息子とゆっくり旅を楽しもうと思ってる。
> いろいろと話ができると思う。
> 今から楽しみだ。

おめでとうございます、クロコマさん。
上記のコメントが、このブログのちょうど1000件目のコメントです。
つきましては賞品として、書いて欲しいの記事の内容がありましたら教えてください。
結構無茶な内容でも、頑張って書きますよ。

Re: No title

> ところで、今年は夏休みをとって、息子とゆっくり旅を楽しもうと思ってる。
> いろいろと話ができると思う。
> 今から楽しみだ。

どのあたり行くの?
俺、昔子供を誘ったんだけど、フラれちゃったんだよなあ。

No title

>上記のコメントが、このブログのちょうど1000件目のコメントです。
>つきましては賞品として、書いて欲しいの記事の内容がありましたら教えてください。

おお、それはどうも。
個人的には、中高一貫の学校に子供を通わせている家庭にとって面白そうな話題がいいなあ。
その点、塾や予備校にいつから通わせるか、というのは興味があります。

他はたとえば、中高生の親はどのような形でどの程度子供に関与するのが望ましいか、かな。
自分の親が私に過干渉だったので、私は中学入学以降かなり放任してきました。
それが良いのかどうか、あんまり自信はないですね。
もしも私の親の過干渉な方針が間違いだったとするなら、私は失敗作、ということになるけど、言うほど失敗作でもなさそうな気がする。
もしも私の親が過干渉でなかったら、私は今頃ノーベル賞でも獲っていたのだろうか?
あるいは、人の世に背を向けたダメ人間になっていたのだろうか?
分らんなあ。

いずれにせよ、当時の過干渉はホントに嫌だったという記憶があるので、私はそれとは違う方針で子供に接しています。
その結果、子供たちが博士か大臣になるのか、ダメ人間への道を突き進むのか、平凡ながらも幸せな人生を歩むのか、よくわかりません。

夏休みは九州方面に行きます。
先祖の墓参りなので、私が子供のころから続いている毎年の恒例行事です。
魚釣りが今から楽しみ。

クロコマさんおめでとうございます!

クロコマさん、どうも。
息子さんとの旅、いいですね。素晴らしい旅をお祈りします。
クロコマさんは九州男児だったのですねー。

自分もたまには話し相手になっていただけると嬉しいです。もちろん畏れ多いこととはわかっているのですが、天王山の夏を迎えつつあり落ち着かない今日この頃。
いや、でももっと大変なのは年末かな。
その頃になったら、お力をお借りするかもしれません。‥図々しいぞ、自分。

No title

白鳥座さん

ご無沙汰です。
恐れ多いとかとんでもないです。
私はただの中年のおっさんです。

>が、天王山の夏を迎えつつあり落ち着かない今日この頃。

そうでしょうねえ。
高校3年生の夏ともなれば、大学別の模試があるころでしたっけ?
東大実戦とか京大オープンとか?
ご子息のご健闘をお祈りいたします。
私は、東大実戦1回目の物理の点数が一桁だったことを今でも記憶してます。
7点か8点(60点満点)。
得意なはずだったのですけどね~

我が子の場合は、高校4か年計画のつもりでいるような気配です。
高2の夏に留学したいとか言い始めたので、そうなると、学科のお勉強は少しお留守になるかな、と。
でも、それもありかな~
よくわからんです。

ありがとうございます

クロコマさん

ありがとうございます!
子どもの前では平静を装っているので、ホッとします。

そうですね、この夏は冠模試があります。猛暑予想なのに涼しくならないように頑張ってほしいです。
でも、超優秀なクロコマさんの物理の結果を伺って、うちの子なんてどうなっちゃうんだろ〜と、今からかなり涼しくなりました。

>ご健闘をお祈りいたします。

ありがとうございます。
実はうちは娘なのですが(曖昧にしていてすみません)、やはり女子だからなのでしょうか、物理に苦戦しています。なんで生物にしなかったのかな〜?

まあ、こんな話で申し訳ありませんが、お相手してくださってありがとうございました。

No title

>クロコマさんの物理の結果を伺って、うちの子なんてどうなっちゃうんだろ〜と、今からかなり涼しくなりました。

超優秀かどうかは別として・・・
制限時間内に正解を出すことが求められる試験で点数を取ることと、何かを理解する、ということは別ですよね。
現役高校生だと、理解するところまでは到達していても、時間内に正解を出す訓練を積む時間は足りていないことが多いので、点数が取れないことは十分あり得ると思います。
高校3年夏の模試の結果は、悪くても気にする必要がないだろうなと思います。
もしも良い成績なら相当な自信になるでしょうね。

お嬢さんのご健闘をお祈りいたします。

>現役高校生だと、理解するところまでは到達していても、時間内に正解を出す訓練を積む時間は足りていないことが多いので、点数が取れないことは十分あり得ると思います。

まさにその通りです。娘も自分で気づいたようで、ふだん家や塾ではできるのに時間制限のある模試ではできないため、時間内に正解を出す訓練はこの夏の課題の一つです。
どうすればいいか考え中です。よいヒントも募集中です。

クロコマさん、あたたかいアドバイスとお言葉、ありがとうございました!

No title

>娘も自分で気づいたようで、ふだん家や塾ではできるのに時間制限のある模試ではできないため、時間内に正解を出す訓練はこの夏の課題の一つです。

それに気づけば、自ら演習問題を地道に解いていくだろうから、いずれは点数に結びつきますよね。
演習問題を解くことは、理解を深めることにもつながりますしね。

受験を経験した親はそういうの分ってるけど、それがなかなか子供には伝えられなくて歯がゆいです。
高校数学なども、演習問題を解くことの繰り返しで大抵の問題は解けるはずなのになあ。

クロコマさん

>受験を経験した親はそういうの分かってるけど、それがなかなか子供に伝えられなくて歯がゆいです。

やっぱりクロコマさんは教育者だなあ笑
おっしゃる通り、地道にコツコツやる力に勝るものはないように感じます。
ただ、うちの子の場合は、なんとかコツコツとはやるのですが、それが試験の時になかなかパッと閃きません。
難題だけどそれも課題だな〜

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

最新コメント

最新コメント