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日本はいつからサッカー強豪国になったんだ?!

幾つかの論評を目にした時の俺の素直な感想は
「日本はいつからサッカー強豪国になったんだ?!」

何の話かと言えば、対ポーランド戦のボール回しのことである。
予選リーグ勝ち抜けを狙ったボール回し作戦が一部で批判されているが、FIFAランク61位の弱小国(今回のW杯出場国ワースト3)が決勝トーナメントに進むのに、「美しいサッカー」(笑)をしなかったからという批判が妥当かどうか、よく考えて欲しいな。

さて今回の件で言うと、俺は西野監督が指示を明確にして、長谷部がそれを徹底させたことに瞠目した。
えてしてこうしたときのトップの指示は「微温的」になりやすい。それを強権的な指示を出し、現場監督がそれを守らせたというのは、チームスポーツにおいて一つの「教科書」ともいうべきシーンだった。

西野のうった博打を批判する向きもある。「もしセネガルが同点に追いついたらどうしたんだ」ということだが、この疑問に対する回答は西野じゃなくて俺にだってできる。
「セネガルが同点に追いついたら、がむしゃらに点を取りに行くに決まってるだろ?」

相手あってのものだから、作戦というのは博打になることが多い。
「セネガルが同点に追いついたらどうしたんだ」といってその可能性に沿った作戦を遂行することは、「セネガルが同点に追いつかなかったどうするんだ」という批判の的となる。
簡単に言えば、点を取りに行って警告や2点目を取られたら、暫定とは言え手中に収めたキップを棄てることになる。

俺の想像だが、西野も選手も1日でも長くW杯でサッカーを続けられるようにプレーしているのだと思う。「美しいサッカー」(笑)は2の次、3の次だろう。
だからもしセネガルが同点に追いついてグループ敗退となった日には、生卵の一つや二つぶつけられる覚悟はあるはずだ。
それだけ「熱い」競技のナショナルチームにいるということが考えれば、この生卵は勲章だろう。

さて、何度か美しいサッカーを「」でくくったり、挙句後ろに(笑)をつけたりしているが、俺は美しいサッカーが嫌いというわけじゃない。(嫌いなサッカーファンなんているのかな)
美しいサッカーを押し付ける態度が好きじゃないんだ。勝負だから押し付けるのは勝ち負けだけでいい。勝つために生じる美しいサッカーなら見たいが、美しいサッカーのためのサッカーは、俺にはどうでもいいのさ。

しかし人によってはあの10分間のボール回しだって、美しいサッカーに映ったかもしれない。
スタジアムを揺るがす大ブーイング、セネガルサッカーファンの声にならない叫び、ポーランドの諦念、そうした中で1秒1秒砂を落とすようにボールを回す。
時の流れをかくも残酷に彩ることができる時間制スポーツの宿命を「美しい」と評せるのは、俺の勝った側という「立場」がモノを言ってるのかもしれない。
(「立場と主張」についてはまたどこかの記事で書こうと思います)

ちなみに「美しいサッカー」というからには「醜いサッカー」もあるわけで、対ポーランド戦を批判する人の多くにとってはあのボール回しが「醜いサッカー」なのだろう。
俺にとって「醜いサッカー」とは、ビデオも騙せないような下手な演技でペナルティを貰おうとするサッカーだ。騙すなら機械ぐらい騙しな。


ちなみにFIFAランキングは下記の通り(2018.06.07発表)。ところどころ番狂わせはあったものの、ランキングは概ね正直だったのかもしれない。
4位が勝ち抜けたのはロシアと日本のみ。1位が勝ち抜けられなかったのは、日本のいるグループHだけだった。(ポーランドさん……)

▼グループA……1位と4位が勝ち抜け
ウルグアイ(14位)
エジプト(45位)
サウジアラビア(67位)
ロシア(70位)※開催国

▼グループB……1位と2位が勝ち抜け
ポルトガル(4位)
スペイン(10位)
イラン(37位)
モロッコ(41位)

▼グループC……1位と3位が勝ち抜け
フランス(7位)
ペルー(11位)
デンマーク(12位)
オーストラリア(36位)


▼グループD……1位と2位が勝ち抜け
アルゼンチン(5位)
クロアチア(20位)
アイスランド(22位)
ナイジェリア(48位)

▼グループE……1位と2位が勝ち抜け
ブラジル(2位)
スイス(6位)
コスタリカ(23位)
セルビア(34位)

▼グループF……1位と2位が勝ち抜け
ドイツ(1位)
メキシコ(15位)
スウェーデン(24位)
韓国(57位)

▼グループG……1位と2位が勝ち抜け
ベルギー(3位)
イングランド(12位)
チュニジア(21位)
パナマ(55位)

▼グループH……2位と4位が勝ち抜け
ポーランド(8位)
コロンビア(16位)
セネガル(27位)
日本(61位)

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コメント

No title

 う〜ん  
これは私も「ルールだから問題ない」とは思いますが、 「世界中を敵に回した」ことは確かです。(この風、というか空気って結構侮れない)
 次のベルギー戦は四面楚歌でしょう。
 (もしそこで勝ったら 180度 世論は反転するかもしれませんが)

 西野監督は考えていたんでしょうね。

 もし日本が0−1で負けていた場合
 セネガルがリードしたなら攻める。
 コロンビアがリードして、残り10分になったらもう攻めない。

 これを「残り20分」「残り15分」・・
得点も 0−1 1−2 ・・・相手の得点も・・
 何パターンも前日にシミュレーションして「こうなったらこうする」と厳密に決めていた。
 まあ、たいしたもんです。

 よく「臭いところを投げてボール3になったら歩かせろ」ってのはよくない、と言いますが・・・

No title

私は、西野監督の判断は正しかったと思います。たとえあれで結果的に決勝Tに進めなかったとしても、次に進む上で最も確率の高い手を選んだという意味で。
ポーランド戦の後半、日本は完全に攻め手を失っていました。中途半端な陣形、各FWの出来も今ひとつ、セットプレーでは高さで圧倒される。前掛かりに行っても、点が取れる感じが全く有りませんでした。あの状態でコロンビアがリードとなれば、とにかく失点のリスクを冒さないという選択が正しかったと思います。
世界中を敵に回した、とは思いません。サッカーとはそういうゲームだと思います。ラフプレーは論外ですが、相手を如何に欺いてゴールを決めるか、がベースなのですから。

No title

出張先のホテルで サッカーを見ている。

なんか日本代表すごくないですか?

見ていて面白い。
(相手のレベルはわかりませんが)

コスタリカFIFAランキング20位~30位安定

> なんか日本代表すごくないですか?

「圧倒的じゃないか、我が軍は」と呟いたら、会社の若い連中が「だってコスタリカ相手ですもん」とのたまうた。
ホント、いつから日本はサッカー強豪国になったんだ?

No title

 サッカーを見ている。

なんか 勝つのが当たり前になってきた。
こんなんでいいのだろうか

※と 書いたら PKで追いつかれた

ペナルティエリア内なんだからさ

酒井もあんなプレーをしたら、そりゃPKになるよ…

No title

強いなあ。

No title

いえ~い。

No title

おお 久保が出て来た

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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