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既成概念を疑うのは悦楽である

夕刊フジに【有本香の以毒制毒】というコーナーがあるらしい。
「らしい」がつくのは、俺は今日はじめてwebでその存在を知ったからだ。
今日はこの記事をつまみにして、自由にまつわるお話。

【有本香の以毒制毒】の今回の記事はなかなか刺激的だ。

 その特異な「方式」とは、公立校の教師が、主に勉強のできる子の私立学校進学を断念させ、近所の公立学校への進学を強要する指導だ。高槻を含む大阪の一部地域と、和歌山で行われていたこの進路指導は、「地域の学校間の学力格差をなくす」ことを目的とされており、「地元集中」とも呼ばれていた。
 他県では、同じ目的で厳格な学区制が採られたりしたが、高槻方式はそれらとは異次元の醜悪なものだった。
 成績優秀な子の家に教師が出向き、「私立に行くな」と説得した。「どうしても私立に行くなら皆の前で『友達捨てる』って言いなさい」とか、「内申書を書かない」と迫る。まるでカルト宗教か、共産主義国家かという恐ろしさ。当時、この地域の特殊な教育を嫌って、他へ引っ越す人も少なくなかったという。

いやあ、愉快愉快。
こんな馬鹿教師がいるんだねえ。
さらに言えば、そうした馬鹿教師に従っちゃう子供や親もいたわけだ。
こういう人たちは「不自由」だ。

以前、「自由と学校教育に関する考察2~野球とサッカーってホント契約が違うよな」という投稿の中で、俺は「自由には『付与自由』と『獲得自由』がある」と書いた。
付与と獲得という対義語を使ったせいで分かりづらくなったが、社会的に認められている自由、許されている自由、まあ権利としても自由はすべて「付与自由」だ。
たとえどれほどの血を流して獲得しようと、それらは「付与自由」の一部になる。

それに対して「獲得自由」とは、心の中にある。
たとえば有本氏の例で言えば、そんな教師を相手取って裁判を起こし、私立へ進学する自由を手に入れたとしよう。それは「獲得」したものだが、社会の中で認められているものだから「付与自由」となる。
それに対して、そんな困った状況に陥ったときに「じゃあ裁判でも起こすか」と考えたなら、これは「獲得自由」だ。
「そんな教師の言うことなんて聞かなくていいじゃん」「訴えちゃえよ」なんていろいろな人が言ったところで、本人がその気にならなければそうした考えはすべて絵に描いた餅だ。
しかし一度「こいつらの言うことなんか聞かなくていいや」と思いついたら、それはもう「獲得自由」だ。

「獲得自由」と「付与自由」に上下優劣はない。
単に社会的に存在するか、自分の中だけで存在するか、その違いだけだ。


さて、こうした教師にどう対応すべきなのか。

<その1>
「君の言うことは憲法違反の恐れがある」と全面的に対決する。
これによって行きたい学校に行けなくなる可能性はあるが、行きたい学校に行きたいからと権力に媚びるのはそもそも家庭教育としてどうなんだ、というご家庭にお薦め。

<その2>
「はい、わかりました。友達捨てるっていいます」としておいて、裏で「僕が君たちを捨てるわけないじゃないか。あの馬鹿教師の手前、そう言っただけさ」とつるむ。
理念によって手段は正当化される、とお考えのご家庭にお薦め。

まあそれ以外にも、もっと過激な方法、もっと穏便な方法があるだろう。
それにしても教師になんてへつらう必要はないし、教育委員会を恐れる必要もない。
既成の制度、習慣、関係、そういったものを違う視点でとらえ直すことができた瞬間、その人は自由になれる。

そもそも前回の俺の記事にも書いてあって、今回の有本氏の記事にも出てきているのが、「みんなで手つなぎゴール」。
これだって、みんなで手つなぎしたところで、誰が一番かは明白なのだ。それを教師が「みんな頑張ったからみんな一番です」と言ったところで、本当に「そうかみんな足の速さは同じなんだ」なんて思っているようじゃピュアすぎるし、前途が多難だ。
ほとんどの子供は「やっぱり鈴木君が一番速いな」「秋山君と福本君のどっちが速いんだろう?」くらいの感想だ。
教師なんか小中高のどこかで「馬鹿だなあ」ぐらいに評価していかないと、教師の凄みをわからないまま大人になって、30歳過ぎても「教師は馬鹿ばっかり」なんていきがるようになっちまうぞ。


さて、【有本香の以毒制毒】の今回の記事で、俺が一番不自由な人だと思った人を発表しよう。
発表は24時間後あたりにでも。(約束できないなあ)

※ちなみに有本氏は「「皆平等」ということで運動会ではみんな一緒にゴールする」と書いているが、それがどこで行われてるかまでは書いていない。単なる伝聞なのか、あるいは実際に見聞したことなのか。興味があってツイッターをやられている方はご本人に訊いてみてください。まあたぶん、「みんなが言ってるから」程度の認識だと思うが、もしソースがあるなら面白い。

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コメント

No title

  これ、以前 エデュで「東大理系OB」という人が同じようなことを書いていて、「まさかそんなことが・・」と驚いたことを覚えています。
 ちょっとすぐには信じられなかった。

 高槻市って あのブロック塀の高槻市教育委員会ですよね・・

 

ジャナ天さんって自由に拘りがあるのですね。なんでですか?

私は今思えばずっと不自由が当然だと思っていて。いやそれすら考えが及ばないというか。
なので今子供に言っているんです。
「お母さんみたいになったらダメなんだよ!」って。そしたら

「うん。わかってる。」だって(笑

……わ、わかってるならよろしい。

俺が自由に拘る理由

> ジャナ天さんって自由に拘りがあるのですね。なんでですか?

フフフフ、そんなに知りたいのなら教えて進ぜよう。
でも、長くなるから、後でネ。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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