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蕎麦屋で昼間呑むビール

最近仕事で不愉快なことが続いたので、先週、禁断の一手を打った。
それは、

昼飯にビールを飲むこと

若い頃、村上春樹がエッセイで「蕎麦屋で昼間呑むビールは旨い」と書いていて、大学時代に真似てみたが旨くなかった。
というか、普通だった。

それをこの歳になって再体験しようというのだ。

天ざるとビール


都内某所、最寄駅から5分ほど歩いた路地の蕎麦屋。
今まで一回も来たことのない店だ。こういうのは後腐れのないところでやるのがいい。

時間は午後1時半。時間のせいか、店内に客は俺以外に一組しかいない。
七十に手が届きそうな爺さんと、往年の浅香光代みたいな婆さんが奥に座っている。

俺は天ざるとビールを頼んだ。
「あ、すぐできる肴はある?」
「板わさと焼き海苔、それに山葵漬けなら」

というわけで、その3品でビールを呑む。

むむむ、旨い。
おかしいなあ、若い頃は旨くなかったのに、歳取ると旨くなるのかなあ。
それとも嫌なことがあると旨くなるのか。

ゆっくり吞んでいるうちに、天ざるが来る。
海老と烏賊と芋、それにシシトウの天麩羅だ。

まあ、天ざるというのはどこでも旨い。
不味い天ざるというのは食べたことがない。
それともこれは、俺の舌の許容範囲が広いせいかもしれない。

ちなみに俺は海老天よりも烏賊天、烏賊天よりも茄子天が好き。
でも一番好きなのは春菊の天麩羅。

そんなこんなで天ざるを食い終えたところで、ちょうどビールもなくなった。
会計をしようとしたら、ちょうど爺さんと浅香光代が帰るところで、店主と立ち話をしていた。

店主「オヤジさんも、娘さんと飯を食うのは楽しいだろうね」
爺さん「まあね。この歳になると一人で飯を食って、一人で死ぬだけだ」
浅香光代「いやねえ、一人で死ぬなんて、縁起でもない」


え?親子だったの?
じゃあ、あの浅香光代、ことによると俺より年下?


さて、午後の仕事に影響は出ませんでしたが、不愉快な仕事は今なお続いているのであった。
しくしく。




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コメント

No title

そう言えばオラは ビール飲みに蕎麦屋に入ったことないニャ。
正確にはもちろん蕎麦屋でビール飲んだことはあるだろう。記憶にはないが、数回はあるだろう。 ただ、それは「昼食に蕎麦を食べることがメインで、ついでにビールでも飲むか」という感じである。あくまで蕎麦が主役だ。

 ビールが主役、ビールを飲むために蕎麦屋に入ったことはない。多分。
 ビールが主役だと圧倒的に中華だ。町中華だ。あとはファミレスかな。
なんでだろう。 

 そうかあ、例えば 町中華で「餃子とビールとラーメンお願いします。ラーメンは、餃子を全部食べ終わってからでいいです」 というのはアリだ。普通だ。
  が、「天ぷらザル蕎麦とビールね。天ぷらとビール先にお願い。蕎麦は最後でいいや」ってのはナシな気がする。 もしかしたらお願いすれば通用するのかもしれないが、言いづらい。 

  かくして 取材先で取材が終わると駅前の町中華に駆け込むのである。

お疲れさまです。
私が飼っている予言鳥によれば、
今週を乗り切れば、来週にはJGさんの不愉快は解消されますよ。きっと。

+++++
私は逆に、蕎麦屋でビールを頼まないほうが少ないです。
平日の昼に蕎麦屋に行くことがほとんどないので、休日か夜ですが。

学生の頃は、大人のふりをしようとして、サークルの後やデートで恵比寿の蕎麦屋によく行きました。
大人のふりを重ねても、大人にはなれませんでしたが。

逝きし世の面影

 少し前、ビールならぬ日本酒で蕎麦を楽しみました。といっても、残念ながら夜。注文したのは「葱せいろ」。といっても、
葱が主役ではなく、ゲソ天がいい具合に暖かいつゆに使っています。
  まず、板ワサ(鈴廣製と献立表に明記)で熱燗をちょびちょびでした。揚げの醤油にとどちらにしようか迷ったのですが、結局は白い蒲鉾でした。
  この店は、以前に投稿したかもしれませんが、半世紀前、父に連れられて初めて訪れた店です。上野の叔母を
訪ねるのに、お昼時を避けるために入店したのでした。
  10歳?前後の私は、「当店では蕎麦の風味を損なうお茶はお出ししません。」との言葉がきが唐辛子の瓶と並んで鎮座していたのが、今も強く印象に残っています。
  蕎麦屋の献立もそうですが、佇まいも半世紀前と変わっています。他の環境は全てと言っていいほど変わったのにです。
  今の上野から御徒町にかけてはジュエリーショップが立ち並んでいます。貴金属の売買も盛んです。
  半世紀前、もっと前、うろ覚えの昭和30年代はいわゆる「真鍮問屋」が所狭しと立ち並んでいました。
  映画でいえば、「三丁目の夕日」や「コクリコ坂から」の
時代が続いていた頃です。朝鮮戦争がはじまり、日本は
特需に沸き、その後の経済成長期に真鍮(いわゆる銅線や針金)の需要はうなぎ上りでした。つい最近までの中国と同じです。
  叔母の家も真鍮問屋で店に入ると、天井からいろいろなサイズの銅線や鉄線(針金類)がぎっしり吊り下がっていました。高度成長が終わり、日本が豊かになると、真鍮問屋は宝飾店に鞍替えしました。叔母の家もいまは、
宝飾専門です。この宝飾品、(ご存知ない方も多いと思いますが)はじめはハワイに輸出していたんです。
 昭和50年代ぐらい。(それ以降もかです。)
 ハワイ旅行が身近になりつつあり、おみやげにマカデニアナッツだけでなく、ネックレスやブレスレットを買い求めた方も多かったと想像します。これ、ほとんど日本製でした。(残念な話かもしれませんが、ご容赦。)
 そんな時代を経た、上野御徒町ですが、その蕎麦屋は
半世紀も前の昭和の記憶を呼びさましてくれます。
  いまでも微かに残る、店兼住居のビル街wからの線香のにおいは、春日通りも夜はまばらだった頃、昭和の、東京オリンピック前の東京、都電やトロリーバスが走っていた面影が、ふと呼び覚まされる、葱せいろではありました。
 ただ、交通費を考えるとコスパが悪いので、もっと近場の衣サクサク、中身ホクホクの穴子天せいろ出してくれる
蕎麦屋で、昼にビールを試すつもりです。
  いつもは自動車で行くので、その時はバスで頑張ります。
  タイトルはある書物からそのまま頂戴いたしました。

No title

佇まいも半世紀前と変わっています。→半世紀前と変わっていません。の誤りでした。これはひどい。要旨がそこなわれていました。

No title

『逝きし世の面影』Phesperides様の情緒あふれる文章にぴったりのタイトルだと思いました。
 朝、ハルビン・カフェ様の書き込みを見て、ついつい“つけ麺”を食べに行ってしまったのですが、明日はお蕎麦を食べに行きたくなりました。
 ちなみにお蕎麦屋さんでは、たくさん蕎麦湯を飲むのでお酒は飲みません。

>不愉快な仕事は今なお続いているのであった。しくしく。
→お疲れ様です。ストレスを感じる相手が客だったらその場限りの付き合いですから、しばし耐え忍んで下さいませませ(;´д`)

>じゃあ、あの浅香光代、ことによると俺より年下?
→きっと奥様と周囲の女性が若くて綺麗な方ばかりなのだと思います。
 余裕の無い生活をしていると、浅香光代さんどころかおじさんかおばさんかも分からない容貌になってしまったりという事がありますからね(;゚∇゚)

みなさま、ありがとうございます

>が、「天ぷらザル蕎麦とビールね。天ぷらとビール先にお願い。蕎麦は最後でいいや」ってのはナシな気がする。 もしかしたらお願いすれば通用するのかもしれないが、言いづらい。

全然大丈夫ですよ。逆に店の方が「蕎麦は後にお持ちしましょうか」と訊いてくるかもしれません。
一回やってみてください。


>私が飼っている予言鳥によれば、
今週を乗り切れば、来週にはJGさんの不愉快は解消されますよ。きっと。

おお、そうですか!信じてますよ。


>ただ、交通費を考えるとコスパが悪いので、もっと近場の衣サクサク、中身ホクホクの穴子天せいろ出してくれる
>蕎麦屋で、昼にビールを試すつもりです。

ぜひ。
それにしてもPhesperidesさんの回顧談は面白いです。というか、一幅の絵を見ているかのような豊饒な気持ちになります。


>きっと奥様と周囲の女性が若くて綺麗な方ばかりなのだと思います。

ダハハハハ、そういうことにしておきましょう。

No title

おお奇遇です。蕎麦屋でビール、私もやったばかりです。だって立ち食い蕎麦が、いずれ1000円になるかも、もうそばは食えないかもって。くいおさめしておかねばと・・・ちょっび豪華な蕎麦屋へGO。

みんな仲良くしてほしいっす。戦争って嫌ですね。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00451/050600001/
しゃちほこ

今日は電車で小旅行。普通列車のグリーン車でかぼすハイボールを飲んでおります。

昔は休日はほば昼から飲んでおりましたが、最近は控え目にしております。たまにこうして明るい景色を眺めながらの昼酒は最高ですね。

屋外で外の空気に触れながら飲む酒は明るくても暗くても旨い。あれは何故なのでしょうか。

No title

 本年の『梅仕事』が終了しました。今年の梅酒はブランデーベースです。秋まで飲めないんだケドね(^^;
 ついでに、らっきょう甘酢とらっきょうキムチと山椒塩漬けと生姜シロップの仕込みも完了(*^ー^)ノ♪
 3連休だったからね、見切り品の生キハダマグロでシーチキンと煮付けも作っちゃいました。(姑が肉を食べないヒトなので週2で魚系惣菜の差し入れをしています)
 目下、キンキンに冷えたデュワーズの炭酸割りに生ライムを絞って飲みながら、明日の夕食用のローストポークを冷ましているところです。

No title

梅仕事はこれからです。今年は梅干 頑張ります。

外で飲む酒

>屋外で外の空気に触れながら飲む酒は明るくても暗くても旨い。あれは何故なのでしょうか。

そういやそうですね。
少し風があるとさらに良いですね。

安い酒でも旨い。むしろそんな時は、安い酒の方が旨かったりする。

椛蓮さんへ

>本年の『梅仕事』が終了しました。今年の梅酒はブランデーベースです。秋まで飲めないんだケドね(^^;

お、旨そうですね。
ブランデーベースだとやっぱり違いますか。

それにしてもいつもながら、食い物も旨そうで、参っちゃうなあ。

チーバくんさんへ

>梅仕事はこれからです。今年は梅干 頑張ります。

梅干しも作る人によって味が様々ですよね。
知り合いは「コリコリ派」と「ふにゃふにゃ派」とに分かれています。
俺はコリコリ派、かつ、薄味派かな。

No title

>俺はコリコリ派、かつ、薄味派かな。
→カリカリ梅は固い青梅と卵の殻(カルシウム)を使って作ります。薄味は塩出ししてから味付けしますが、家庭で作って美味しく食べられるのは2週間程度かなぁと思います。

チーバ君様:
 これからという事は、おそらく熟した梅と赤紫蘇でふっくら梅干を作られるのではないかなぁと思っています。あとはお子様用の梅シロップもですよね。
 私は月末から仕事が忙しくなるので、手間のかかる梅干は断念しました(^^;

No title

 夜、酒飲んだ後、会社のメールを見ることがある。

で、自分で書いたメールを全部忘れていることがある。
「あれ? こんなこと書いたっけ?」と翌朝全部忘れているのだ。
 
 流石に酔っ払っていても相手に失礼なことは書かない。今までは。これからは危ないかもしれない。

 最近は、朝、メールを開いて、前日の夕方以降のメールの流れをチェックするようにしている。 酔っ払って「会議OK」なんて返事していたりするのだ。危険危険。

  夜にはメールを見なければいいのだが、そうもいかない

No title

関東で梅雨明け? だと?

マジか?   びっくりだ。 こういう異常気象は気象予報士試験には出ないだろうニャ

※そういえば今年から「線状降水帯」の予報が可能になったと聞いた。
  どんな風に予報が出て、どのくらい的中するのか、とても興味がある。

電力不足に水不足

6月で梅雨明けかあ。
渇水の予感……

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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