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偏差値前夜のころ

今日は偏差値の話。
偏差値に関しては、平均が50になるように設定されている、ということは知っていても、細かいところはよく知らないという人が多い。
受験に熱心な人でそうなのだから、大して興味のない人からすると、開成中学がサピの偏差値で66だと聞くと、「あら、高校で入るより中学から入った方が楽ね」。

偏差値がこれだけ「のさばる」前から、受験というものはあった。
中学受験に絞って見ても、1950年代には武蔵、灘、麻布は最難関とまでいかないまでも、十分難関だった(武蔵は最難関だったかな?)。
当時の中学受験した連中の話を聞くと、偏差値というものさしではなくて、塾や家庭教師の先生の「たぶん受かるだろう」「ちょっと厳しいな」という言葉だけが羅針盤だったというから、凄いね。
塾や家庭教師と縁のない受験生は、「行きたいから受ける」という受験原理主義。これはこれで凄い。

で、ここからが本題。偏差値と蛮勇というお話。
偏差値の凄いところは、だいたい偏差値どおりの結果が出る、というところ。
そりゃあ、中には「大逆転合格」やら「まさかの不合格」というのもあるよ。さらに言えば、武蔵や麻布みたいに、特化した対策をしないと厳しい学校もある。(両校とも入試問題が楽しい!)
でも、おおよそ偏差値どおりの結果が出る。「まさか」や「奇跡」はなかなか起こらない。特に自分のところには起こってくれない。(不思議と「まさかの不合格」は起こりそうな気がする)
だけどね、50年前、60年前の連中は、上に書いたように偏差値なんかもたずにどんどん受けていったんだよね。
だからさ、時には蛮勇を奮い起こして、「行きたいから受ける」という原点に立ってもいいんじゃないかな。
塾の偏差値を信用する信用しないではなく、もし行きたい学校があって、偏差値的には無理っぽくても「行ぐ!」。

偏差値とのギャップは蛮勇の燃料にちょうどいい。

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コメント

No title

やっぱり一番の戦犯?は共通一次(センター試験)でしょうね。あれだけ大規模なテストで入試が行われると偏差値ってのが重要な意味をもつ。
偏差値輪切りという概念が定着した。

 そもそも共通一次前は、パソコンだって普及していないし 個々の塾や学校で偏差値を計算するのは困難だった。
(と言いつつ私の中学では定期試験で偏差値が出ていた。
 誰がどうやって計算したんだろう?
 まだ「マイコン」の頃です。電卓で計算したのかなあ?誰か達者な人がいてマイコンで計算したのかも)

 今だったら (データさえあれば)エクセルで瞬時に計算できます。

No title

まさかの不合格…反応してしまうではないですか…

受験が終わった後もずっと見ていた某サイト。
閉めたほうがいいとか言われてもいましたが、良いこともありました。

それは、あれはまさかの不合格なんかじゃなかったんだって。
3年経って今はっきりそう言えます。

あとはもう夫の言うことは聞かない。信じたためにあんなことになったと半分は思ってるから。
子供にも、そう言ってある。勉強進学に関してはもうお父さんより学校の先生や友達、何より自分を信じろと。

私の周りにはいわゆる優秀な人はいないので、某サイトを見ていたわけなのですが、今はこちらなのでよろしくです。

No title

鶏口牛後のところでも書きましたが、今の各塾の偏差値って「開成に合格できるか」や「渋幕に合格できるか」を正確に表していると思うんですよね。
(模試の問題が、開成 渋幕 駒東の傾向に近い)

 だから、極端な話 県立千葉中の入試にサピの偏差値はあまり意味をなさない。
(千葉中はサピの偏差値で 40台から60台まで幅広い合格者がいると思われる。また不合格者も同様に幅広い)

 ま、千葉中を持ち出すのは極端すぎますが、同じような意味で 武蔵 麻布は「まさかの合格」
「まさかの不合格」がありそうです。
それが本当に「まさか」なのか 偏差値があてにならないのか、両方のパターンがありそうな気がします。

※あ、このコメントは 雨後さんのコメントに返信したものではありません。一般論として、今の塾の偏差値に対する感想です。

※※そういえば最近、偏差値と併記して「上位●●%」と記されているHPもある。
これは親切。
偏差値幾つ、って言われるより、例えば上位10%と言われれば、「うちの学校は300人いるから上位30位が目安なのね」とわかる。
最初からこう書けば みんなわかりやすいのに。

※ただ、この上位パーセント表示は、自分がいる学校と、偏差値対象の母集団がほぼ同じ学力分布でないとわかりやすくない。サピなんかは教室によってかなり差があるのかもしれないですね。
 するとやっぱり偏差値の方がわかりやすいか・・・

No title

>※あ、このコメントは 雨後さんのコメントに返信したものではありません。


わざわざ言うなーっつ。

ふふふ。

No title

なんつって偏差値を諸悪の根源みたいに言うのは簡単ですが、なかった時はどんな感じだったんでしょうね。
四谷とかの統一模試はあったんでしょうね、きっと。
そこで「何番以内なら受かる」とか、 「この塾で何番以内に入れば堅い」とかそう言う感じでしょうか。

 偏差値という羅針盤があるのを知っているから「ないと不安」になりますが、ない時代は「塾内」とかの順位が全てで、別に普通だったんでしょうね。
 でも、「地方から御三家受けに来るバケモノがいるらしい」とか 模試を受けていないけどあそこの塾には妖怪がいるらしいとか・・・ ありそう。
 
 きっと結論は わからないならわからないで、わからないものは怖くない、のかも。

No title

はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いております
田舎出身者から言わせてもらえれば、自信満々怖いもの知らずで、
都会のバケモノに興味深々というのが正直な気持ちでした。(過去形)
バケモノがそんなに大勢いるとはつゆ知らず、特攻あるのみでした。
名もなき天才たちが有象無象にいるとは、遅まきながら入ってから
知りました。いい時代でした。
中学生や小学生に対して身の程をわきまえろ(=偏差値)とは、
世知辛い世の中になったものです。

フリーライダーさんへ

書きこみありがとうございます。
ゆっくり遊んでいってください。
俺のような都鳥からすると、地方の受験事情なんて全く疎いので、いろいろ教えてくださいね。

偏差値というのは何とも便利なものですが、これができてから、受験する側が不精になった面はあるでしょうね。
入ってから「こんな学校とは思っていなかった!」

「どこも大して違いはない」という発想が、そうした発言につながると考えれば、言われた学校は私立としては本望という事でしょうが。

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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