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イジメを滅ぼした男の話

本日はイジメに関してのお話です。

古来より我が国においては、スポーツの部活とイジメは切っても切れない関係にある。
野球部もサッカー部もラグビー部も水泳部も、イジメがユニフォームを着ているような学校がある。
PL学園なんて、結局イジメが引き金になってあの強豪野球部が消滅したからな。

最近驚いたのは、陸上部にもイジメがあると聞いたこと。体罰はまああるよなと思っていたのだが、あんなほとんどが個人競技の部活でどんなイジメがあるのか。
日本人はチャンスがあればとにかくイジメをしたがる民族なのかもしれない。
(日本人には限らないだろうが)

中学や高校では1年生が奴隷、2年生が人間、3年生が神様となるらしい。
大学では2年生が人間の場合もあれば、3年生が人間ということもあるらしい。
じゃあ、2年生が人間の場合、3年生はどうなるのか。3年生が人間の場合、2年生はどうなるのか。
これに関してはよく知らない。妖怪人間なのかもしれない。
「早く人間になりたーい」

強い部活ほどイジメは多いと思っていたが、よくよく聞くとそうとも言えない。弱いところでもしっかり盛んに行われているとのことだ。
「強さ弱さではなく、真面目にやってるところにはイジメが起きるね」とは、こうしたことに詳しいインストラクター氏の言。
真面目にやるとイジメになるという、ナチュラルボーンな特性なのか。人間の業の深さよ。

さて、とある名門大学野球部に新しく着任したキャプテンは、このイジメを一切禁止した。
文字で書くと簡単だが、実際には想像を絶する難しさがあったに違いない。
まずは在校生の反発。キャプテンと同じ4年生は、いままで3年間イジメに耐えてきたわけだ。
4年生になったら思う存分イジメてやるぞ、 イヒヒヒなどと思っていたら、いきなりの禁止令。
まあ納得しないよね。

でも新キャプテンは絶対許さなかった。
結局そのキャプテンが就任していた1年間、野球部ではイジメは1件も起きなかったらしい。
まあ厳密に調べたわけじゃないから、1件や2件はあったかもしれないが、とにかく激減したのは確かだ。
そして野球部は5年ぶりのリーグ戦優勝も果たす。

さて、一体どこの国のおとぎ話だとお思いの方へ。
1997年の慶應義塾大学である。キャプテンの名前は高橋由伸。
イジメに苦しんでいる組織のトップは、高橋氏に教えを乞うたらどうだろう。
ジャイアンツの監督を辞めた今なら、話のもっていきようでチャンスはあるゾ。

そして、イジメがあるのが自然だとうそぶくリーダー諸氏は、もう一度妖怪人間あたりからやり直したらどうかな。

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コメント

残念ながら、イジメとスポーツには根深い関わりがありますよね。

上級生と下級生、あるいは同級生同士のイジメというのもありますが、指導者や先生による行き過ぎた指導(パワハラ、イジメと言ってもいい)が明るみに出るたびに暗澹たる気持ちになります。
そういう状況では立場の弱い者に対するイジメの連鎖は無くならないでしょう。
しかも、金メダリストにまでパワハラがなされるに至っては、もはや指導というより怨恨というしかありません。

まさかとは思うけど、指導者やコーチの中には、勝たせてなんぼ、というプレッシャーを生徒や選手にぶつけてしまう輩がいるということなのか‥?

No title

中学受験する動機の一つに「いじめ回避」がある家庭も少なくないと思います。

 全国で報道される「いじめ自 - さつ」でも首都圏の私立は少ない。(母集団の人数比をきちんと計算したわけではないので、本当に少ないかどうかはわかりません)

 また、体感として「偏差値が高いほど暴 - 力 的ないじめは減る」とオラは感じる。  「いじめ件数」は変わらないかもしれませんが、少なくとも「暴 - 力」「恐 - 喝」「レ イ ○」など刑法犯事例は減ると思う。

 その感覚が一般にあるのか、「いじめ回避で中学受験」という人がいる。 オラも、2割〜3割くらい、いじめ回避の動機が入っている。

 ちなみに逆だ、という意見もあります。 私立は教育委員会等の公的機関の関与が薄い。だからいじめがあっても公的機関に対処を求められない。学校に言っても隠蔽されるだけだ、という意見。

 実際、進学校や高偏差値校でもないわけではなく、近年 青学附属や学大附属でいじめが報道され、志願者数まで影響したらしい。(青学は報道されたかどうかは知りませんが、 「中学受験」の本に記載されていたので一般的な話なんでしょう)

 「私立ならどこでもいいわけではない」ということの理由の一つが、いじめ問題。学校の対処は、保護者はシビアに見ていると思います。

※不自然な スペースや ー は ブログの投稿禁止への対処です。

前川喜平講演会

すごい集客力だ。

>前川 喜平氏講演会

う、羨ましい〜

一般向けの講演会があれば、ぜひ行きたいと思っています。
(以前あったが用事があり行けなかった)

前川喜平講演会2

クロコマさんにそそのかされて、前川喜平氏の講演会に出掛けたが、列がすごかった。
講堂から校庭へのびて、校庭から折り返して講堂を過ぎ、校門の外へとのびてた。
おおたとしまさ氏も来られてたね。

僕は行きませんでしたが、妻が行ってきたようです。面白かったと言ってました。

ところで今日子どもは、サークルの見学を兼ねて友人と五月祭に行ってます。
こちらもすごい集客力らしいけど、楽しくやってきておくれ‥

サークル選び

最近の大学生は、どんな気持ちでサークル選びをするんでしょうね。
もちろん「やりたいこと」が最重要だろうけど、「異性との出会い」「うまい単位の取り方」なんていうファクターもあるだろうし。
俺の時は考えもしなかったけど、「プライド」を満たすためのサークル選びという側面もあるようだ。
(このサークルに入れるのは一部の人だけ、みたいな)

No title

 この記事を読んで高橋由伸に好感を持ったのであるが、監督としての才能は、ないか未開らしい。

 善人では監督は務まらないのか?

 それとも原監督がなんのかんの言っていい監督なのか?

(原さんは世界一にもなったし、まあ名監督の一人なんだろうニャ。きっと)

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ジャーナル・ギャップ

Author:ジャーナル・ギャップ
酒と野球とミステリーをこよなく愛するが、なんの因果か中学受験についていろいろ書いていくことに。

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